【認定ジャッジ志望者インタビュー】AKIさん(チーム平城/平安)

クリエイターズ・レターVol8にて発表された認定ジャッジシステム。今回インタビューさせていただいたのは、そこへ応募されたAKI(高樋晶弘/21歳)さんです。

古くからデュエルマスターズをプレイし、CSにも黎明期から参戦しているAKIさん。そして最近ジャッジとしての経験を積み始めた彼は、どのような人物なのでしょうか?
(※応募フォームにHNを書く欄がないことからジャッジは実名での活動が予測されるため、ジャッジ志望者インタビューでは本名を併記させていただいています)

 


■経歴
*入賞歴*
CS:プレイヤー個人戦績(AKI)

*運営歴*
第5回平城CS:フロアジャッジ
第1回平安CS:フロアジャッジ

 
■インタビュー
――本日はよろしくお願いいたします。まず、デュエルマスターズはいつごろからプレイされてるんですか?
「DM-1からです」

――小学2年生ぐらい?
「それぐらいかな?小学生の時からカードやってました。その時はカードの価値があまりわかってませんでしたけどね(笑)」

――TCGはほかにもWSなんかをプレイされているんでしたっけ。
「WSもやってますよ。最近はあまりTCGに触れられていないんですが、いろんなTCGを一通り触ってルールを把握してたり」

――詳しいんですね。
「どっちかと言うと飽き性だからです(笑)」

――と言いつつもDM歴は長い。
「周りの友達がやってるから続いてるのかもしれません。それに、なんやかんや言うてシンプルで面白いゲームデザインですしね」

――CS歴も長かったと思いますが、初めて出場したのはいつですか?
「中学生の時におやつCSへ出場したのが最初かな?」

――中学と言うと…7-8年前か、黎明期から出場されてるんですね。
「遠征するようになったのは早い時期からでしたね」

――誰かに誘われたりしたんですか?
「うーん…実をいうとあまり覚えてなくて(笑)
でも、CSへ行こうと思ったのは誘われたからじゃなかったと思います」

――あ、そうなんですね。
「Twitterでつながりのある方々が皆行くとおっしゃっていたからだったような気がしますね」

――あのころはちょうどTwitterが広まり始めた時期でしたっけ。
「そうです。まだDMコミュニティも小さくて、互いの影響がとても強くて」

――AKIさんが岐阜経由でおやつCSへ行ったときに会って、そのあと関西CSでも会いましたよね。
「関西でもお会いましたね。あの時一緒にいたゾルゲループ氷華さんはいまMtGプレイヤーになってます。GP名古屋へ行くって言ってましたよ」

――あれからもう5年近く経ってるんですよね…ところで、WSでも遠征されてるんですか?
「はい、WSも遠征してますよ。金沢や名古屋はよく行ってます。大阪で参加した時は入賞しました!」

――プレイヤーとして幅広く活動される中で、運営を務めるようになったのはどうしてですか?
「実は前々から運営をやってみたいという気持ちがありました。そう思っていた時に、Vol(平城CS主催者)さんに誘われたのが転機でしたね」

――平城CSの主催の方ですね。
「はい。自分の地元の奈良県の方なんです。昔から奈良のデュエルロードで一緒で、話したり対戦したりというつながりがあって」

――大阪じゃなくて、奈良の方なんですね。
「そうなんです。一時期デュエルマスターズをプレイしてない時期があって、会ってなかったんですけどね」

――なるほど。
「大阪の日本橋でSabaki(平安CS主催)さんと会ってからまたVolさんと会うようになりました」

――ちょっと話は変わりますが、CSのような自主大会ってWSではどうなんですか?
「WSは…最近CSを開催するという動きが出てきました」

――他のゲームでもそういう動きがあるんですね。
「店舗主催の大会が主ですけどね。大阪よりは東京の方が頻繁に開催されてますよ。他には名古屋とかも。関西はあまりないんです」

――意外、関西の方が中部より人は集まるのかと思ってました。
「WSに関しては、関東と中部が活発ですね」

――デュエルマスターズも中部でもっと盛り上がってほしいと思います。
「中部って活発な方じゃないです?関西の方がDMプレイヤーは少ないような」

――え、そうなんですか!?僕はてっきり関西の方がすごいのかと。
「俺があんまりプレイヤーに詳しくないってのはあるかもしれませんが…日本橋しか行きませんし」

――日本橋と言えば、カードショップの量が尋常じゃないと聞いてますが。
「滅茶苦茶ありますよ。勿論増えたり減ったりはあるんですけど、店舗から次の店舗まで1分かからないぐらい密集してます」

――コンビニよりすごい…よく儲かりますね。
「マジでコンビニより多いですわ。コンビニ3に対してカードショップが20ぐらい?しかもコンビニが最近1つ増えてこれですからね」

――ちなみに、デュエルマスターズを扱ってるお店はどれぐらい?
「デュエルマスターズを置いてる店は5ぐらいですね。少なめです」

――割合としては少ないんですね。
「しかもデュエルマスターズが活発になってきたのはつい最近で、カードボックスが出来てからなんです」

――カードボックスと言えばかみそーさんとですか、TCGプレイヤーを採用してると聞きます。
「そうですね。かみそーさんは日本橋のショップで以前店員を務めてらして、今は本部にいらっしゃると聞いてます」

――あばばばさん(日本一経験者)も確かカードボックスで働かれてますよね。
「あばばばさんは江坂店の店長を務めてらっしゃいますね。
カードボックスはよく行く店なんで、店員さんみんなと仲良くしてもろてます(笑)」

――なるほど…話は戻るんですけれど、運営をやってみてどうでしたか?
「滅茶苦茶楽しかったですよ!足痛かったけれど…でもプレイしてるより面白かったです」

――そして今回もジャッジを務めると。
「平城CSに関しては、今回は運営じゃないんですよ。会場のサイズ的にそんなに運営が必要じゃないんで」

――そうなんですね。
「その代わりってわけじゃないですけど、平安CSの運営に回りました。平城CSの開催日がジャッジ試験の前日っていうのもありましたしね」

――お、じゃあ平安CSは規模が大きいんですね!
「平安CSは大きめですよ。前日のアカレコCSから人流れてくる読みらしいです(笑)」

――3/19→3/20の連戦になりますしね。
「名古屋―大阪間は近いし行けるやろって感じです(笑)
実際、アカレコCS→平安CSの動きは好評みたいですよ」

――皆すごいなぁ…うまく行ったのならよかった。
「名古屋から近鉄に乗って2-3時間もすれば大阪ですからね。うまくいくかは当日次第と言えばそうですが、こうなるよう頑張ります!
しかしアカレコCSってめっちゃ規模大きいですよね」

――CSとしては史上最大の規模の開催を実現することが出来ました。
「GP手前の規模まであるのはすごいっすわ」

――JDC主催のふにふにさんにも色々教えていただいて、うまくいくよう頑張ってます!これを機に関東以外でも人が集まることを証明して、他の地域でもGPが開かれればいいなと。
「GPは確かに東京以外でもやってほしいんですよね。名古屋、大阪とかならうれしい。実際開催地がどこでも行きますけどね(笑)
また今度、運営のこと色々教えてください!」

――是非!しかし、AKIさんが運営に回るのは意外でした。今後も続けられるんですか?
「平城CSも平安CSも続けたいと思ってます。平安CSは短期間で複数回開催できればいいなと」

――プレイヤーとしては、やっぱりたくさんあると嬉しいですよね。
「また1つ、CSのブランドって言うのかな?にしていきたいって考えですね。プレイヤーとしてはCSが多いほどうれしいですし。デュエルマスターズをプレイする機会が増えるのはいいことです。
大阪は交通の便もいいですしね」

――同感です。次に、影響を受けた方について教えてください。
「正直に言うといてないですね」

――インタビュー企画、初の返答が!
「そうなんですか?プレイヤー名とか言われてもあんまりわからないので…」

――GP1stには選手参加されてましたが、ああいうときの調整は誰と行うんですか?
「よく調整するメンバーだと、Sabakiさんとかかずなり君とか。あとはごうちん君、ナポレオンさんやVolさんとかですね」

――かずなりさんってまさかあのインタビューの時の
「そうです。大阪の大学へ来てて今は大阪に住んでるので、一緒に遊んだりしますよ」

――WSではどんな方と?
「富山勢と結構遊びますね。いや、北陸勢か。後は名古屋と大阪もですけど」

――広い範囲で活動されてるんですね。
「そうでもないですよ(笑)
結構デュエルマスターズで知り合った人が多いんです」

――そうなんですね。そう考えるとデュエルマスターズってすごいゲームだ。
「北陸勢もがれさんやととろざっぱ達から繋がったりで」

――とあるSkypeグループの方々ですね。
「そうですね、ランド勢からのつながりが多いですね」

――世の中は狭いなぁ…ではそろそろ最後なので、平安CSの宣伝を是非!
「平安CSをこれから大きいCSにしていければいいなと思ってるんで、第1回、皆さんが楽しめるように頑張ります!ぜひご参加ください!」

――ありがとう!最後に、AKIさんから運営初心者の方へのアドバイスを。
「運営を経験する事でプレイヤー側からの視点だけじゃなくって、別の方向からのデュエルマスターズが見えてきて一層楽しくなると思うんで、機会があればドンドンチャレンジして欲しいと思います!」

――やってみると結構面白いですよね。
「そうなんですよね。運営側の苦労も知ることが出来ますし」

――具体的なことがわかりますよね。
「それに、人のプレイを見てるのも結構好きなんです。俺やったらあの場面はこっちやった!とか、同じこと考えてるな?とか」

――確かに確かに。
「それで勝負が決まるところを見たりすると、プレイの勉強になったなーとか思ったりもします。一番熱い盤面を間近で見られるのは運営特権ですよ!
と言うわけで、皆さんも是非チャレンジしてみてください!」

 

■インタビューを終えて
僕が彼と初めて会ったのは、彼が岐阜県の花火屋へ遊びに来たとき。2011年ごろだったと思います。
当時はようやくTwitterが使われ始めた時期で、CSコミュニティ自体もさほど大きくありませんでした。ブログの相互リンクという概念もまだ生き残っていた時代です。

あのころはイベントも少なかったのですが遠征していく人間も限られており、遠征先で知り合いに毎回遭遇していました。当時のトップイベントと言えば約200人規模の関東CSで、そのことを考えると定員450人のアカシックレコードCS開催へ漕ぎつけられたのは感慨深いものがあります。2/6の22時から登録ですから、是非是非。

今後、イベントの開催を受け継いでいかなければならない状況で、AKIさんのような挑戦者の存在はきっと重要になってくるでしょう。
認定試験に、AKIさんが合格されることを祈っています。


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