人口と権利数から見る店舗予選(全国大会2018)

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メルキスです。
今年の権利戦の集計について報告します。

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■全体の権利数

各県の権利数の前半、後半の合計を去年のものと比較します。
権利戦の申請は公認大会と同じフローであるため、権利戦の数からその地域の公認大会が盛況であるか(≒プレイヤー人口が多いか)を知る指針にもなります。
※GP上位者、DMPポイントランキング上位者枠は除外

都道府県 2018合計 2017合計 前年比
北海道 80 83 -3
青森県 50 59 -9
岩手県 49 55 -6
宮城県 62 62 0
秋田県 30 36 -6
山形県 33 34 -1
福島県 50 56 -6
茨城県 75 76 -1
栃木県 22 29 -7
群馬県 41 46 -5
埼玉県 121 108 13
千葉県 135 132 3
東京都 207 244 -37
神奈川県 97 121 -24
新潟県 49 63 -14
富山県 29 25 4
石川県 35 32 3
福井県 30 33 -3
山梨県 22 24 -2
長野県 59 54 5
岐阜県 60 62 -2
静岡県 59 67 -8
愛知県 232 234 -2
三重県 44 48 -4
滋賀県 27 24 3
京都府 72 88 -16
大阪府 211 262 -51
兵庫県 122 169 -47
奈良県 21 29 -8
和歌山県 20 27 -7
鳥取県 15 16 -1
島根県 24 19 5
岡山県  72 71 1
広島県 75 75 0
山口県 46 50 -4
徳島県 36 41 -5
香川県 25 28 -3
愛媛県 39 41 -2
高知県 8 9 -1
福岡県 91 91 0
佐賀県 6 10 -4
長崎県 21 20 1
熊本県 12 21 -9
大分県 27 29 -2
宮崎県 31 28 3
鹿児島県 17 13 4
沖縄県     13 17 -4
合計 2,702 2961 -259

権利数は去年に比べ259席と全体の約1割の減少です。
年間の推移を見てみましょう。

Rev期からの権利数の増加が止まりました。
前年度における売り上げの不調や、業界全体の縮小によるカードショップの減少が反映されているものと思われます。
特に大阪・兵庫といった関西や、東京・神奈川といった関東の都市圏が著しく減少していることがわかります。
しかし、大阪と同規模(GDPだと大阪を抜いて2位)の地方都市である名古屋を擁する愛知県は去年と同水準を保っており、権利数は東京・大阪を抜いて1位です。

■各県の権利比

次に(県の人口÷その県で開催される店舗予選の数)で、店舗予選の競争率を求めてみます。
老若男女全ての県民が予選に参加するという前提に基づくため、競争率の数字自体には意味を持ちませんが、これを他の県と比較することでどの県の競争率が一番低いのかを求めることが出来ます。
倍率は予選の日程や時間の被りなど様々な要素で変化しますが、ある程度権利の取りやすさの参考にすることができます。

また、今回から各県ごとの年齢ピラミッドから10~24歳の割合の係数を人口に乗算しているので、都市部のような低年齢層(≒プレイヤー人口)が多い地域ほど競争率が上がり、より実際に近い競争率を算出できるようになりました。

順位 都道府県 権利数 人口 10~24歳の割合[%] 人口(10~24歳) 競争率 1位の競争率との倍率
1 徳島県 36 743,356 13.685 101731 2825.87 1.00
2 岩手県 49 1,254,807 13.782 172941 3529.42 1.25
3 青森県 50 1,278,450 14.176 181231 3624.62 1.28
4 福井県 30 778,329 14.837 115478 3849.28 1.36
5 島根県 24 684,668 13.640 93392 3891.31 1.38
6 岡山県  72 1,908,447 15.366 293247 4072.88 1.44
7 秋田県 30 995,380 12.381 123235 4107.82 1.45
8 山口県 46 1,381,584 14.199 196169 4264.55 1.51
9 山形県 33 1,101,452 13.752 151469 4589.96 1.62
10 愛媛県 39 1,363,907 14.010 191080 4899.48 1.73
11 長野県 59 2,076,017 13.990 290432 4922.58 1.74
12 岐阜県 60 2,010,698 14.966 300920 5015.33 1.77
13 宮崎県 31 1,088,136 14.326 155885 5028.56 1.78
14 愛知県 232 7,526,911 15.564 1171465 5049.42 1.79
15 富山県 29 1,055,893 13.968 147486 5085.72 1.80
16 石川県 35 1,147,447 15.682 179947 5141.34 1.82
17 福島県 50 1,882,666 14.161 266605 5332.10 1.89
18 鳥取県 15 565,233 14.355 81138 5409.23 1.91
19 香川県 25 967,640 14.111 136542 5461.67 1.93
20 広島県 75 2,830,069 14.913 422060 5627.47 1.99
21 茨城県 75 2,896,675 14.597 422836 5637.82 2.00
22 山梨県 22 823,580 15.240 125516 5705.26 2.02
23 宮城県 62 2,322,024 15.412 357859 5771.92 2.04
24 京都府 72 2,599,313 16.292 423469 5881.52 2.08
25 三重県 44 1,798,886 14.617 262940 5975.91 2.11
26 大分県 27 1,151,853 14.161 163115 6041.31 2.14
27 大阪府 211 8,831,642 15.350 1355687 6425.06 2.27
28 新潟県 49 2,266,121 13.940 315890 6446.73 2.28
29 和歌山県 20 944,320 14.216 134245 6712.24 2.38
30 兵庫県 122 5,502,987 14.962 823362 6748.87 2.39
31 千葉県 135 6,255,876 14.599 913284 6765.07 2.39
32 群馬県 41 1,958,409 14.716 288194 7029.13 2.49
33 滋賀県 27 1,412,956 16.337 230828 8549.18 3.03
34 静岡県 59 3,673,401 13.838 508335 8615.84 3.05
35 福岡県 91 5,110,338 15.586 796500 8752.75 3.10
36 埼玉県 121 7,307,579 14.998 1095963 9057.55 3.21
37 長崎県 21 1,353,550 14.417 195135 9292.16 3.29
38 北海道 80 5,320,523 13.987 744198 9302.47 3.29
39 東京都 207 13,742,906 14.170 1947427 9407.86 3.33
40 奈良県 21 1,348,257 15.556 209737 9987.49 3.53
41 高知県 8 713,465 13.732 97973 12246.65 4.33
42 栃木県 22 1,961,963 14.023 275122 12505.57 4.43
43 鹿児島県 17 1,624,801 13.963 226876 13345.63 4.72
44 神奈川県 97 9,161,139 15.004 1374507 14170.18 5.01
45 沖縄県     13 1,443,802 17.210 248484 19114.16 6.76
46 佐賀県 6 823,620 15.533 127933 21322.09 7.55
47 熊本県 12 1,765,518 14.751 260425 21702.06 7.68

上位の県は変化なし。
年齢比で補正をすると、実際には地域ごとの格差が広がっていることがわかります。

■エリア代表の競争率

最後にエリア代表決定戦の競争率を求めてみます。
果たしてどの地域が一番全国に進みやすいのでしょうか?
※GP優勝、準優勝及びDMPポイントランキング枠(おそらく1枠程度?)、ジャッジ大会は除外

ブロック 権利数 出場枠 競争率
北海道 80 1 80
北東北 129 1 129
南東北 145 1 145
関東 698 5 139.6
北陸 94 1 94
甲信越 130 1 130
東海 395 3 131.67
関西 473 4 118.25
中四国(1日目) 162 1 162
中四国(2日目) 178 1 178
九州 205 2 102.5

エリアごとの競争率は去年とほぼ同じです。
今年は沖縄県の代表が好きなエリアに出られますが、その際は競争率が低い北海道エリアがおすすめです。

■まとめ
都市圏(特に関西)を中心に権利数(≒プレイヤー人口・ショップ)は減少。
アクティブプレイヤーの数も頭打ちの感がありますが、来年はどうなっているのでしょうか
以上、よろしくお願いします。


カテゴリ:統計