【デッキ解説】光水t闇アルカディアスDヘブンズゲート【DS限定】

アルカD

12月21日に行われたデュエマ甲子園中国大会で優勝した「光水t闇アルカディアスDヘブンズゲート」について記述します。

 

『光水t闇アルカディアスDヘブンズゲート』
4 x 蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ
3 x 聖霊龍王 アルカディアスD
4 x 龍覇 エバーローズ
4 x 音感の精霊龍 エメラルーダ
4 x ヘブンズ・ゲート
1 x DNA・スパーク
4 x 終末の時計 ザ・クロック
4 x アクア・スーパーエメラル
4 x 龍脈術 水霊の計
4 x 龍素遊戯
4 x 地獄門デス・ゲート
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
2 x 浮遊する賛美歌 ゾディアック/賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア
2 x 百獣槍 ジャベレオン/百獣聖堂 レオサイユ/頂天聖 レオザワルド
1 x 不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト
2 x 龍波動空母 エビデゴラス/最終龍理 Q.E.D.+

■基本方針

中国エリア大会は最後から2番目の大会ということもあり、多くの入賞レシピが出回ったDS限定構築の集大成となる大会でした。
DSは強力なスーパーデッキのカードを擁する火文明が圧倒的に強い力を持っています。エリア毎に研究が進んだ結果、バトライや次元龍覇系のデッキが抜きんでてパワー高いとわかってきました。
安定してバトライに勝てるのはアナカラー超次元で、前週の東北エリアでも入賞レシピが出回り、対抗馬として数が多いことが予想されました。

大雑把な環境のイメージは、バトライ→アナカラー→イメンMAS→バトライという3すくみ。その中で最も安定しているのがバトライです。他エリアでの分布なども研究した結果、優勝するまでの8回戦中にバトライ2~3回、アナカラー2~3回、イメンMAS1回とその他程の対戦になると予想しました。
その中で自分が使うデッキを考えましたが、、いくらデッキパワーが高いとはいえバトライでアナカラーを何度も倒すのは辛く、またアナカラーも1度ブーストを引けないとそのまま何もできず負けるパターンがあり、8回勝ちきる自信はありませんでした。

僕自身全ての入賞デッキは頭に入っていて、調整段階でこちらのことが分かっている相手にはプレイで対策される(バトライなら《強襲する髑髏月》や《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》が苦手、アナカラーなら《最終龍理 Q.E.D.+》によるビートダウンが苦手など)ことが身に染みて分かっていたため、全て勝ちきるにはまだ入賞していないデッキタイプが良いという結論に至りました。
そしてDS限定構築ではデッキアウトなどの特殊勝利が少なく、最後はシールドをブレイクする必要があったため、受けが強いヘブンズゲートを選択しました。

 

■プレイングに関して

序盤はひたすら手札を増やし盾にヘブンズゲートを埋め、相手にブレイクされたところから一気に展開。《聖霊龍王 アルカディアスD》でS・トリガーを封殺し勝ちます。
エメラルーダを中心に手札補充し、ピンチを演出して逆転します。
マナは6あれば十分なので、5マナからチャージしないのはアリです。盾だけで返せるデッキなので、敗北を恐れずにドローゴーしましょう。
中国大会でも1試合を除き、盾を0~2枚くらいまで削られたところから勝利しています。

■採用カード
・《音感の精霊龍 エメラルーダ》
このデッキの核です。《アクア・スーパーエメラル》で《龍脈術 水霊の計》を埋めて発動したり、S・トリガー《ヘブンズ・ゲート》から《終末の時計 ザ・クロック》埋めまで八面六臂の働きをします。
バトライやモルトを相手にする際は盾を追加しますが、アナカラーなど積極的に殴らず場を整えるデッキ相手には盾回収して盾追加なしでハンドアドバンテージを稼ぎます。こうすることで相手の攻撃を誘い、場が整わないうちにアタックさせることでカウンターを決めやすくもなります。

・《龍素遊戯》
・《龍脈術 水霊の計》
ドローソース。どちらもS・トリガーであり、《音感の精霊龍 エメラルーダ》でそのまま打てます。《ヘブンズ・ゲート》を埋めておくと相手はそこを残してブレイクしてくれることが多いので、S・トリガードローからの《ヘブンズ・ゲート》カウンターも決まりやすく、4でつながるカードも無いため《エナジー・ライト》より《龍素遊戯》です。マナを伸ばす必要も薄いため《ブレイン・チャージャー》も必要ありません。

・《百獣槍 ジャベレオン》
盾が3枚以下の時に《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》と同時に出すと、《百獣聖堂 レオサイユ》がある限りは ドラゴンでブロック→《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》の効果で盾追加→追加した盾を回収、という動きで死なないブロッカー軍団が出来上がります。バトライ相手には破壊されやすく、水霊でも除去されるので過信は出来ませんが除去されにくいデッキに対しては積極的に龍解を狙います。《音感の精霊龍 エメラルーダ》で盾を減らす行動も正解になりえます。

・《聖霊龍王 アルカディアスD》
最近入賞したバトライとアナカラーでは、呪文トリガーによる防御が主です。そこに着目し、トリガー《ヘブンズ・ゲート》から《音感の精霊龍 エメラルーダ》+《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》or《龍覇 エバーローズ》+《聖歌の聖堂ゾディアック》、《音感の精霊龍 エメラルーダ》効果で《終末の時計 ザ・クロック》埋めによって確実に1ターンを得つつ、返しで《音感の精霊龍 エメラルーダ》を《聖霊龍王 アルカディアスD》に進化させて6打点作れます。《モエル 鬼スナイパー》には注意して下さい。
《ヘブンズ・ゲート》の弱点だった攻め手の重たさも軽減され、《百獣聖堂 レオサイユ》の場持ちが良くなります。
《聖霊龍王 ヴィブロス・ヘブン》や《聖霊王アルファディオス》ではカウンター性能が低く、バトライにも間に合う《聖霊龍王 アルカディアスD》は正解でした。実際決勝のアナカラー相手の試合では、このカードが逆転の一手となりました。

・《龍波動空母 エビデゴラス》
完全なブラフです。超次元ゾーンの6枚は使いましたが、それ以上は必要無かったので、除去を相手にキープさせるため《龍波動空母 エビデゴラス》を置いておきました。《龍覇 M・A・S》によるバウンスを警戒させられたりもします。

解説は以上になります。ぜひアルカディアスDのかっこよさを体感してみて下さい。


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