これまで数多の強カードを輩出してきたカードゲーム、デュエルマスターズ。
今年もまた、3月と6月に殿堂入りカード・プレミアム殿堂入りカードが追加されることとなりました。《暴龍警報》の規制が話題を呼んだことは記憶に新しいかと思います。
コンビ殿堂を除くと、殿堂リストの枚数は実に80枚。印刷されたカード全体のおおよそ1.6%です。
さて、今年の殿堂入りリストの変更によって前回調べた項目はどのように変化したのでしょうか。
・前回:「殿堂入り」をよりよく知る -あのカードはいつまで使えたの?
○あのカードはいつまで使えたのだろう
今年の殿堂発表にてリストに追加されたカードの、発売してから殿堂入りするまでの日数を調べたのが下記の表です。
カード名 | パック | 発売日 | 殿堂日 | プレミアム | 発売から殿堂 | 殿堂からプレミアム |
---|---|---|---|---|---|---|
《超次元ホワイトグリーン・ホール》 | DMR-02 | 2011/9/23 | 2015/3/14 | 1268 | ||
《ミステリー・キューブ》 | DMR-09 | 2013/6/22 | 2015/3/14 | 630 | ||
《蒼狼の始祖アマテラス》 | DM-31 | 2009/3/20 | 2010/5/15 | 2015/3/14 | 421 | 1764 |
《魔天降臨》 | DM-10 | 2004/6/26 | 2015/6/15 | 4006 | ||
《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》 | DMR-03 | 2011/12/17 | 2015/6/15 | 1276 | ||
《ヒラメキ・プログラム》 | DMR-05 | 2012/6/23 | 2015/6/15 | 1087 | ||
《暴龍警報》 | DMR-14 | 2014/9/20 | 2015/6/15 | 268 |
ダントツで短いのが《暴龍警報》。268日という日数で殿堂入りしたこのカードは、史上最速だった《ボルバルザーク・エクス》の294日を抜いて堂々の1位です。3年弱振りの記録更新ですね。
また4006日の《魔天降臨》は、4237日の《デビル・ドレーン》に次いで史上2番目に遅く殿堂入りしたカードとなりました。
前回のリストと併せて見ると火文明の殿堂入りカードの多くにスピードアタッカーが絡んでおり、テキストの強力さを感じさせます。
・カード使用数ランキング(トータル)
歴代で多く使用されている火文明のカードも、やはりスピードアタッカーがほとんど。《百万超邪 クロスファイア》や《龍覇 グレンモルト》も規制される日が来てしまうのでしょうか。
○レギュラーパックにおけるパックごとの殿堂入りカード枚数
今年の発表を受けて、更新しなおしたリストが下記の物です。
殿堂カードの枚数 | パック名 |
---|---|
4 | DM-04、DM-10 |
3 | DM-01、DM-03、DM-08、DM-28、DM-29、DM-37 |
2 | DM-11、DM-12、DM-13、DM-15、DM-16、DM-25、DM-26、DM-27、DM-32、DM-36、DM-39、DMR-01、DMR-03、DMR-08 |
1 | DM-02、DM-06、DM-07、DM-09、DM-14、DM-17、DM-19、DM-20、DM-22、DM-24、DM-30、DM-31、DMR-02、DMR-05、DMR-06、DMR-07、DMR-09、DMR-14 |
0 | DM-05、DM-18、DM-21、DM-23、DM-33、DM-34、DM-35、DM-38、DMR-04、DMR-10、DMR-11、DMR-12、DMR-13、DMR-15、DMR-16 |
DM-10がついに殿堂・プレミアム殿堂カードを4枚排出するパックとなり、DM-04に並びました。
DM-10は《無双竜機ボルバルザーク》や《転生プログラム》、《母なる大地》を輩出し、初の多色カードを収録した節目のパックですが、今回ついに《魔天降臨》が殿堂入りしてしまったことでDM-04と並びました。
全ての殿堂カードの発売から殿堂入りまでにかかった日数の平均は、1173日(前回調査時:1153日)。殿堂入りからプレミアム殿堂入りまでの平均日数は、648日(前回調査時:425日)。
エピソード1以降の殿堂カードが発売から殿堂入りまでにかかった日数の平均は、649日(前回調査時:513日)。プレミアム殿堂入りはありません。
《暴龍警報》の衝撃的な殿堂入りはあったものの、全体としてカードの寿命は延びている傾向にあります。
○殿堂施行の間隔
これまでに新たな殿堂リストが発表されたのは23回。平均間隔は178日(前回調査時:186日)です。
1度の発表で殿堂入りする枚数の平均は、3.5枚(前回と同一)。ここ2回の発表では計6枚が新規に殿堂入りしたため、平均値にほぼ影響がありませんでした。
○まとめ
以上の結果より、カードが殿堂するまでには大体3.2年ほどかかるようです。DMR-01以降のカードに限定して言うと、1.8年。
前回調査時よりもやや長くなっていることから、カードの平均寿命は延びていると言えます。
例年通りであれば、次回の殿堂発表は3月でしょう。果たして、今度はどのようなカードが殿堂入りするのでしょうか?