「殿堂入り」をよりよく知る -あのカードはいつまで使えたの?

殿堂入り。プレミアム殿堂入り。
様々なカードゲームで禁止・制限と呼ばれるものは、デュエルマスターズにも存在します。
スタン落ちのないこのカードゲームにおいて、カードが大会で本当に使えなくなってしまうのはこの殿堂入りのみ。

我々の手に入れたカードが使用できるのは、どれだけの期間なのでしょうか。

○あのカードはいつまで使えたのだろう

これまで殿堂入りしてきたカードたち。発売してから殿堂入りするまで何日間あったのか。それを調べたのが下記の表です。
なお今回の調査では、殿堂入りを経ずにいきなりプレミアム殿堂入りしたカードを「殿堂入りと同時にプレミアム殿堂入り」として扱っています。

※単位は日

カード名 発売日 殿堂日 プレ殿日 発売-殿堂 殿堂-プレ殿
《サイバー・ブレイン》 2002/5/30 2004/3/15 2011/1/15 655 2497
《ディープ・オペレーション》 2002/7/25 2004/3/15 599
《ストリーミング・シェイパー》 2002/10/17 2004/3/15 515
《エメラル》 2002/10/17 2004/3/15 515
《アストラル・リーフ》 2002/12/26 2004/3/15 445
《アクアン》 2002/12/26 2004/12/15 2011/1/15 720 2222
《スケルトン・バイス》 2003/12/25 2005/7/15 2008/10/15 568 1188
《無双竜機ボルバルザーク》 2004/6/26 2005/7/15 2006/3/15 384 243
《ヘル・スラッシュ》 2003/6/26 2005/7/15 2007/1/15 993 306
《ロスト・チャージャー》 2004/3/9 2005/7/15 2007/1/15 736 306
《炎槍と水剣の裁》 2005/3/26 2006/4/15 2007/11/15 385 579
《フューチャー・スラッシュ》 2005/2/1 2007/1/15 2007/1/15 713 0
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》 2006/2/11 2007/1/15 2007/1/15 338 0
《アクア・パトロール》 2005/9/17 2007/8/15 2007/8/15 697 0
《予言者マリエル》 2003/12/25 2007/11/15 1421
《クローン・バイス》 2004/12/25 2007/11/15 1055
《アクア・ハルカス》 2002/5/30 2008/4/15 2147
《呪紋の化身》 2003/9/25 2008/4/15 1664
《超竜バジュラ》 2003/12/25 2008/4/15 1573
《母なる大地》 2004/6/26 2008/4/15 2009/4/15 1389 365
《魂と記憶の盾》 2004/9/18 2008/4/15 1305
《パシフィック・チャンピオン》 2005/3/26 2008/4/15 1116
《インフェルノ・ゲート》 2006/6/24 2008/4/15 661
《インフィニティ・ドラゴン》 2006/12/27 2008/4/15 475
《凶星王ダーク・ヒドラ》 2004/5/31 2008/10/15 2009/4/15 1598 182
《バジュラズ・ソウル》 2005/9/17 2008/10/15 1124
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》 2002/12/26 2009/4/15 2302
《英知と追撃の宝剣》 2004/9/18 2009/4/15 1670
《母なる紋章》 2007/6/23 2009/4/15 2012/3/15 662 1065
《ソウル・アドバンテージ》 2008/6/21 2009/4/15 2009/12/19 298 249
《聖鎧亜キング・アルカディアス》 2007/12/22 2009/12/19 2010/5/15 728 147
《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》 2008/6/21 2009/12/19 546
《インフェルノ・サイン》 2008/7/19 2009/12/19 518
《スパイラル・ゲート》 2002/5/30 2010/5/15 2907
《パラダイス・アロマ》 2005/12/17 2010/5/15 1610
《龍仙ロマネスク》 2007/9/22 2010/5/15 966
《蒼狼の始祖アマテラス》 2009/3/20 2010/5/15 421
《エンペラー・キリコ》 2009/6/27 2010/5/15 2012/3/15 322 670
《ハイドロ・ハリケーン》 2002/12/26 2011/1/15 2942
《転生プログラム》 2004/6/26 2011/1/15 2394
《ラッキー・ダーツ》 2004/12/25 2011/1/15 2212
《龍神ヘヴィ》 2008/1/19 2011/1/15 1092
《光牙忍ハヤブサマル》 2008/9/6 2011/1/15 861
《威牙の幻ハンゾウ》 2008/9/6 2011/1/15 861
《魔光蟲ヴィルジニア卿》 2008/12/20 2011/1/15 756
《邪神M・ロマノフ》 2010/1/30 2011/1/15 2012/3/15 350 425
《ダンディ・ナスオ》 2006/3/17 2011/7/23 1954
《天雷の導士アヴァラルド公》 2008/6/21 2011/7/23 1127
《斬隠オロチ》 2008/9/6 2011/7/23 1050
《王機聖者ミル・アーマ》 2009/5/23 2011/7/23 791
《再誕の社》 2010/6/26 2011/7/23 392
《超次元ドラヴィタ・ホール》 2010/9/11 2011/7/23 315
《カラフル・ダンス》 2008/3/20 2012/3/15 1456
《ビックリ・イリュージョン》 2006/8/11 2012/8/11 2192
《次元流の豪力》 2011/6/25 2012/8/11 413
《ボルバルザーク・エクス》 2011/10/22 2012/8/11 294
《セブンス・タワー》 2005/6/25 2013/3/15 2820
《ミラクルとミステリーの扉》 2007/12/22 2013/3/15 2014/3/15 1910 365
《獰猛なる大地》 2008/3/20 2013/6/22 1920
《アクア・メルゲ》 2010/9/11 2013/6/22 1015
《ホーガン・ブラスター》 2011/3/19 2013/6/22 826
《カモン・ピッピー》 2011/12/17 2013/6/22 553
《盗掘人形モールス》 2005/12/17 2014/3/15 3010
《ポジトロン・サイン》 2009/6/27 2014/3/15 1722
《超次元バイス・ホール》 2010/9/11 2014/3/15 2014/3/15 1281 0
《パーロックのミラクルフィーバー》 2011/6/25 2014/3/15 994
《ガチンコ・ルーレット》 2012/12/15 2014/3/15 455
《希望の絆 鬼修羅》 2013/3/16 2014/3/15 364
《デビル・ドレーン》 2002/10/17 2014/5/24 4237
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》 2007/9/22 2014/5/24 2436
《予言者ローラン》 2010/6/26 2014/5/24 1428
《陰陽の舞》 2011/3/19 2014/5/24 1162
《勝利宣言 鬼丸「覇」》 2012/9/22 2014/5/24 609
《疾封怒闘 キューブリック》 2013/3/30 2014/5/24 420

長きにわたって愛されてきたデュエルマスターズの殿堂リストは、その販売期間に見合うサイズになっています。少々わかりづらいので、いくつかの項目の上位をピックアップしました。

・発売から殿堂までが短かったベスト5

カード名 発売から殿堂まで(日)
《ボルバルザーク・エクス》 294
《ソウル・アドバンテージ》 298
《超次元ドラヴィタ・ホール》 315
《エンペラー・キリコ》 322
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》 338

最速は、ドラゴンキリコ、Nエクスなどで使われた《ボルバルザーク・エクス》の294日(0.8年)。1年以内に殿堂入りしたカードは7枚しかありませんが、それら《ソウル・アドバンテージ》、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などを抜いて1位です。
その《ソウル・アドバンテージ》が4日遅れで2位。その後にはドロマーハンデスコントロールで一時代を築いた《超次元ドラヴィタ・ホール》、様々なカードとコンビを組んで猛威を振るった《エンペラー・キリコ》、デュエルマスターズで最も成功したキーワード能力と言われたシールド・トリガーを封じる《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がランクイン。
ちなみに6位は《邪神M・ロマノフ》でした。素早く規制されるクリーチャーはスピードアタッカー、または進化クリーチャーなのです。
出したターンからアタックできるという効果の恐ろしさが垣間見えます。

・発売から殿堂までが長かったベスト5

カード名 発売から殿堂(日)
《デビル・ドレーン》 4237
《盗掘人形モールス》 3010
《ハイドロ・ハリケーン》 2942
《スパイラル・ゲート》 2907
《セブンス・タワー》 2820

ヒラメキスネークで使われた《デビル・ドレーン》がダントツの1位。11.6年かかっています。
ゴエモンNエクスで使われた《セブンス・タワー》や青単速攻の《スパイラル・ゲート》と言った、後年のカードと組み合わされたために殿堂入りしたカードが多いですね。

○殿堂カードはどれほどの割合で印刷されるのだろう
・レギュラーパックにおけるパックごとの殿堂入りカード枚数

殿堂カードの枚数 パック名
4 DM-04
3 DM-01、DM-03、DM-08、DM-10、DM-28、DM-29、DM-37
2 DM-11、DM-12、DM-13、DM-15、DM-16、DM-25、DM-26、DM-27、DM-32、DM-36、DM-39、DMR-01
1 DM-02、DM-06、DM-07、DM-09、DM-14、DM-17、DM-19、DM-20、DM-22、DM-24、DM-30、DM-31、DMR-03、DMR-06、DMR-07、DMR-08
0 DM-05、DM-18、DM-21、DM-23、DM-33、DM-34、DM-35、DM-38、DMR-02、DMR-04、DMR-05、DMR-09、DMR-10、DMR-11、DMR-12、DMR-13、DMR-14

1つのレギュラーパックからは、平均して1.2枚の殿堂カードが出ています。
最も殿堂入りカードを多く出したのはDM-04で、4枚ですね。
一方でエピソード1以降のパックにおける平均殿堂カード枚数は0.43枚。1年で約2枚という計算になります。
3枚以上の殿堂カードを出したパックはありません。

全ての殿堂カードの発売から殿堂入りまでにかかった日数の平均は、1136日(3.11年)。殿堂入りからプレミアム殿堂入りまでの平均日数は、425日(1.16年)。
エピソード1以降の殿堂カードが発売から殿堂入りまでにかかった日数の平均は、513日(1.40年)。プレミアム殿堂入りはありません。
もっともエピソードシリーズが始まったのは2011年6月25日ですから、まだ3年程度しかたっていないわけです。平均日数が短いからと言って、デザインが悪くなっているとは言えません。集計期間の問題でしょう。

これらを踏まえると、仕切り直しがあったエピソード1以降でプレイ環境は良くなってきていると言えます。

○殿堂施行の間隔
これまでに新たな殿堂リストが発表されたのは21回。平均間隔は186日(0.51年)です。
最も間隔が短かったのは、《アクア・メルゲ》などが殿堂入りした19回目の発表。前回の発表から99日後のことでした。
反対に最も間隔があいていたのは、初回から2回目と5回目から6回目までの275日です。

1度の発表で殿堂入りする枚数の平均は、3.5枚。ここ2回の発表で計12枚が殿堂入りし、平均を押し上げています。
1度に殿堂入りしたカードの枚数が最も多かったのは、9回目の8枚。《呪紋の化身》や《超竜バジュラ》が殿堂入りしました。

○まとめ
というわけで、カードが殿堂するまでには大体3年ほどかかったようです。最近のものに限って言えば1年半。
カードを買う際の目安になりそうですね。
もっともこれはあくまで平均であり、最近のカードでも《希望の絆 鬼修羅》は発売から1年たたずして殿堂入りが決まっています。

2011年以降の殿堂発表は年2回行われています。今年は既に2回の発表を終えており、例年通りなら次の発表は来年の3月でしょう。
E1以降のカードの発売から殿堂入りまでの平均は1年半ですから、もし殿堂入りカードがあるならばDMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」、またその前後に発売されたDMR-09 「エピソード3 レイジVSゴッド」 、DMR-11 「エピソード3 ウルトラVマスター」、DMX-15 「フルホイルVSパック 仁義無きロワイヤル」のカードが中心になりそうです。


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