《デュエマの鬼!キクチ師範代》、《光器パーフェクト・マドンナ》、《霧隠蒼頭龍バイケン》、《悠久のフォーエバー・プリンセス》、《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》、《獅子超龍ライオネル》等・・・
いまやデュエル・マスターズをプレイする上で必ず理解できていないといけないポイントがこれらのカードに共通するテキスト「~するかわりに…」、いわゆる「置換効果」と呼ばれるものです。 ここでは、置換効果がまずどのような効果であるかを考えてみましょう。
●置換効果ってどんな効果?
置換効果、置換効果って言われてもまずどんな効果なのかわかりませんよね。
置き換え効果とも呼ばれるこれらのカードを持つ効果に共通するテキストは前述のように、
「~するかわりに…する」と書いてあるテキストのことです。
《光器 パーフェクト・マドンナ》
「■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きければ、離れるかわりにとどまる。」
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
「■相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。」
《悠久のフォーエバー・プリンセンス》
「■このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれる時、かわりにこのクリーチャーと自分の墓地を山札に加えてシャッフルする。」
さてこの置換効果でまず気をつけたいポイントがこちら。
【置換した行為は実際に行ってはいない】
ということ。
例えば例の《光器 パーフェクト・マドンナ》でいくならば、このカードを《デーモン・ハンド》で破壊したとします。
しかしながら実際には「破壊され墓地に置かれる」行為そのものが「場を離れない」という行動に置き換わってしまっているので
実際には墓地を経由して場に戻ってる、なんてことではありません。
これは《悠久のフォーエバー・プリンセンス》もそうですね。
墓地に置かれるとき墓地に置くかわりに墓地とこのカードを山札に戻してシャッフルします。
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》でいくならば
バトルゾーンに出るはずだったクリーチャーはそもそもバトルゾーンに出ていないのです。
よって「■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時~」という効果を持つクリーチャーを場に出そうとして墓地においても
その効果は処理されることはありません。
また、置換されている処理は実際に行っていないということは上記のどのカードも破壊されたときに《封魔妖スーパー・クズトレイン》ではドローができないのです。
次回からはもう少し、詳しい裁定の具体例を出していきましょう。
置換効果なんて常識常識なんて思っているプレイヤーの方も、もしかしたら思わぬ落とし穴があるかもしれません。