【観戦記事】準決勝:すぎまつ VS 悪魔神

By Melkiss

207人から始まったこのチャンピオンシップスも、残すところ4人まで絞られた。
そして今まさに、最後の権利者を決める戦いが始まろうとしている。
決勝に進めるのは、一人だけ。

準決勝
すぎまつ(五色キューブラスター/予選18位)VS悪魔神(青緑t赤キリコ3/予選32位)

GAME1

先に動いたのは後攻の悪魔神。《霞み妖精ジャスミン》からの続く3ターン目に《神秘の宝箱》で《甲型龍定式 キリコ3》をセットし、さらに《霞み妖精ジャスミン》と素早くマナを増やしていく。
対するすぎまつも《フェアリー・ミラクル》の2ブーストで順調な動きを見せる

4ターン目、すぎまつが唱えたのは《ホーガン・ブラスター》。ここで出てきたのは《偽りの王ヴィルヘルム》。
マナの《甲型龍定式 キリコ3》を墓地に送られると「マジかよー」と悪魔神。

偽りの王 ヴィルヘルム

《甲型龍定式 キリコ3》自体2枚目がマナゾーンにあったものの、4ターン目にして《偽りの王ヴィルヘルム》が立たれるのはかなり苦しそうだ。
このターンの悪魔神は《正々堂々ホルモン》を出すのみでターンを終える。

チャンスを逃さないと言わんばかりにすぎまつは《龍素記号SRスペルサイクリカ》で再び《ホーガン・ブラスター》を唱える。
山札から出てきたのは《偽りの王モーツァルト》。《正々堂々ホルモン》が破壊される。

致死量の打点を揃えられた上に、ランデスと除去によって中々準備が整わない悪魔神は《龍素記号JJアヴァルスペーラ》をプレイ。
《超次元エナジー・ホール》を手札に加え、ブロッカーを立てて攻撃に備える構えだ。

すぎまつは《蒼狼の始祖アマテラス》をプレイ。《超次元ホワイトグリーン・ホール》を唱え、《転成プログラム》を回収しつつ、《勝利のプリンプリン》で《龍素記号JJアヴァルスペーラ》のブロックを封じる。
ブロッカーを無力化したことで再び打点が揃ったが、すぎまつは畳み掛けるように《転成プログラム》を《勝利のプリンプリン》に撃つ。
《真実の王ヴィオラ・ソナタ》が山札から飛び出し、《龍素記号JJアヴァルスペーラ》を破壊する。

悪魔神のデッキは《甲型龍定式 キリコ3》の効果の性質上シールド・トリガーを入れにくく、唯一のブロッカーを失った悪魔神を守るものは何もなく、すぎまつの攻撃を止めることは敵わなかった。

すぎまつ1-0悪魔神

GAME2

先手は悪魔神。《霞み妖精ジャスミン》、《霞み妖精ジャスミン》、《超次元フェアリー・ホール》からの《魂の大番長 四つ牙》とまたもや連続ブースト。
すぎまつは《ガチンコ・ルーレット》、《フェアリー・ミラクル》からの再び《ガチンコ・ルーレット》とこちらも伸ばす。

ゲームはブースト合戦の様相を見せるかと思いきや、致命的な一撃は静かに、そして突如として放たれる。
悪魔神がドローゴーした次のターン、すぎまつは出し抜けに9マナをタップする。召喚したのは《偽りの王 ナンバーナイン》。

偽りの王 ナンバーナイン

《甲型龍定式 キリコ3》の進化元になる超次元呪文、踏み倒すための《母なる星域》そして《甲型龍定式 キリコ3》から踏み倒す《インビンシブル・フォートレス》。その全てが封じられたのだ。

マナブーストで手札を消耗した悪魔神に《偽りの王 ナンバーナイン》を除去することはできなかった。
すぎまつは《超次元 ホワイトグリーン・ホール》で《転生プログラム》を回収し、そのまま呼び出した《勝利のプリンプリン》に撃つ。《龍仙ロマネスク》が飛び出し、《甲型龍定式 キリコ3》による殴り返しをケアしたのを確認すると、《偽りの王 ナンバーナイン》でクロックを刻んでいく。

万事休すの悪魔神。《甲型龍定式 キリコ3》の生み出す瞬発的な爆発力は、防御力だけでなく呪文ロックへの耐性も引き換えにしていた。
もはや、どうすることもできなかった。

すぎまつ2-0悪魔神


カテゴリ:カバレージ