お久しぶりです。第６回岡山CSおよび第２回福岡CSの際に実況中継をやって感じたことをまとめて書きます。
結論から言うと、実況中継は「生徒役」と「先生役」の２人による進行が面白いです。
ひとりだとほとんど自問自答のような状態になるので間が持ちづらく（ニコニコ動画のゲーム実況のようなスタイルも今後はやってみたいですが、現状はややハードルが高いと感じています）、３人以上居るとしゃべるタイミングや役割分担に被りが生じてしまうのですね。
「生徒役」とは
・盤面で起きたことをそのまま喋る。またそれについての疑問を（なぜそのカードをプレイしたのか、そのカードがどのような役割を持つのか等）をよくわかっていない体で先生役に質問をすることで、先生役の詳細なトークを引き出す役目です。先生のトークに応じて合いの手を入れ、更に次の質問を…という流れを取ることで内容を深めていきます。
この、よくわかっていない体、というのがとても重要になってきます。
人は「知らないことを知る」という事を好む性質があります。
特に興味があることに関しては多くを知ろうとします。
基本的にデュエルマスターズが好きな人が見ている放送ですから、デュエルマスターズについて自分の知識が増える、またそれに繋がるような内容は視聴者にとってとても見ていて気持ちの良いものになります。
その「知らなかった事を知ることが出来た→気持ちいい」という流れを作るために、
解説の席に視聴者の側に立てる生徒役が必要になってくるわけですね。
この役目はゲーム環境を完璧にわかっていてもいなくても務まるように見えるのですが、
盤面について喋る際に最低限カードの名前くらいは把握しておく必要があるため、実際のところは普段からメタ環境をかじっているくらいのハードルはあると思います。
あるいは、環境に対しては疎くても、プレイヤーに対しての知識があると大変好ましいです。
実況にもテキストカバレージにも言えることですが、これらの活動はプレイヤーにスポットライトを当て、いかにかっこよく紹介するかが重要なので…。
２人のうちどちらかが、プレイヤーの事を知っているという状態がベター。
まとめると
①最低限カードの名前くらいは把握している状態で、先生役に対して的確な質問が出来る。
②プレイヤーに対して詳しい。その地域での交友関係が広い、もしくは古参である。
このどちらかを満たしている人が担うべき役割だと思います。
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「先生役」とは
先生役は生徒役からの質問に対して、あるいは盤面を見て気づいたことを拾って、
自分の持つゲームに対する知識を視聴者に対してわかりやすく解説をする役目です。
普段から大会に出るつもりでプレイをしていれば誰にでもできそうに見えるのですが、
正直なところ、実際はある程度人を選ぶと思います。
①放送に人を呼べるだけの知名度・キャラクターがある
②よく通る声を持っている
③きちんとわかりやすく伝えるプレゼン能力がある
④プレイヤーとしての実績があり、ゲームをやりこんでいた時期が長い
⑤中継環境を自分で用意するだけのやる気がある
⑥事前にトーク内容をきちんと準備しておける
僕の考える、面白い放送を届けるために必要な資質です。
自分はどうなんだ？と言われるとまだまだ足りない部分が多いと思っています。
未開拓なジャンルですし、今後色んな人が実況について研究を深めていってほしいです。
今回は⑥事前にトーク内容をきちんと準備しておける の部分、
前日までにどういう事をしたかについて少し記述します。
■参考にした動画
前日までにこのような動画を見て研究しました。
１本目はMTGの動画です。
真木さんが先生役、高橋さんが生徒役になっていますね。
僕は真木さんの喋り方を意識して当日もその特徴（早口にならないようにはっきりとしゃべる、明瞭な発音を心がける）を参考にしています。
２本目はDMGPのタイムシフトです。
今度は真木さんが生徒役に回り、デッドマンさんが先生役になって全体を進行しています。
デッドマンさんの知識量はやはりすごいものがあり、この動画を少しずつ見直すことで知識を再度補填することが出来ました。
■情報を集める
環境デッキについての情報を集め、どんな構成が勝っているかを自分なりにまとめました。
普段大会に出るためにやっていることではあるのですが、改めて面白い実況をするために、という意識があるとより気合が入りますね（？）
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いかがでしたでしょうか。
結局のところ人を楽しませたい、ないし自分がこんな風に紹介されたい、
といった気持ちをいかに内容に反映できるかというところが重要になってくると思います。
あちこちの大会で中継が行われるようになって、より大会に対しての期待が高まり、
強いプレイヤーが面白く紹介されるような日がくることを願って！
では！