【ジャッジレポート】第7回関東チャンピオンシップ

こんにちは!  アカシックレコード:イベントGミキプルです。
第7回関東CSで運営を行った事により、ジャッジレポートの記事を執筆する運びとなりました。 プレイヤーによる大会レポートは馴染み深いですが、ジャッジによるレポートはまだまだ広まっていません。

徐々に記事の内容に関するクオリティを上げていければと思っていますので、暖かく見守って頂けますと幸いです。

 

 

記事タイトルでもある関東CSは2009年10月より始動した、おやつチャンピオンシップに続く黎明期に誕生した歴史あるCSの一つ。
これまで、主催:いわな、MC:うぃんずを始めとするメンバーにより運営を行って参りました。

会場に使用された『足立区勤労福祉会館』は、当時から参加しているプレイヤーからすれば、とても慣れ親しんだ会場です。
今回の主催:みやたは、これまでに何度か関東CSに参加しており、第1回レジェンドCSでも3位に入賞しています。 運営との交流も深く、2014年2月より約2年もの間開催されていなかった事から、関東CSの運営に再起を持ちかけ、意欲を認めたいわなが、若手育成の意味も込めて主催を任せた事で今回再始動となりました。

主催:みやたは、今まで運営経験が無いながら運営に挑戦しましたが、結果として無事に成功。 経験豊富なメンバーを集めた彼の人望が大きく成功に寄与しています。
それでは以下、ジャッジレポートに移ります。

全体参加チーム数:66チーム(198名)
当日キャンセルチーム数:3チーム
当日受付希望チーム数:12チーム
当日参加チーム数:5チーム
サブトーナメント参加者数:103名

【運営陣紹介】
・主催:みやた
運営歴なし

・ジャッジマネージャー:ミキプル
第1、3〜5回川崎CS/ヘッドジャッジ
第1、2回志太CS/ヘッドジャッジ
第2回宇都宮CSin柏/ヘッドジャッジ
おやつCS東北大会/ヘッドジャッジ
おやつCS関東大会/フロアジャッジ
第4、5回宇都宮CS/ヘッドジャッジ
DMGP1st/サブリーダー
DMGP2nd/フロアジャッジ
DMGP3rd/ジャッジリーダー

・ヘッドジャッジ:かをる
第1回ハチ公CS/フロアジャッジ
アカレコCS1st/フロアジャッジ
DMGP2nd/フロアジャッジ

・フロア統括:いわな
第1〜6回関東CS主催
・フロアジャッジ:KAZAMI
第3回プレステージCS/フロアジャッジ
DMGP2nd/フロアジャッジ
DMGP3rd/フロアジャッジ

・フロアジャッジ:ATSUSHI
第3回プレステージCS/ヘッドジャッジ
他運営多数

・スコアキーパー:小松
第2回、3回関東CS運営

・スコアキーパー:ナーガ
運営歴なし

・お手伝い:みっしゅ
運営歴なし

【予選スイスドロー中におけるジャッジ対応案件】 
・デッキ枚数不足
デッキのカードが1枚紛失していた。紛失物と同名カードを運営が用意し、レンタルの形でゲームを続行。 注意を与え、延長時間6分を設けた。
対応:ヘッドジャッジ

・助言行為
バスター(Aチーム)と天門(Bチーム)が対戦中、 Aチーム対戦中の選手に対し、既に対戦が終了しているチームメイトが助言を行った。
チーム内での助言は認めていなかった為、助言行為として警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

・マッチング不備
運営本部までスコアシートを提出して貰う際に、スコアキーパーより口頭で、『結果に誤りはないか』といった確認をしていた。
しかしそもそも選手側が記入を間違えており、かつ運営もスコアシートを目視で確認していなかった事が原因である。 結果、スコアの撤回を行い、別の対戦テーブルとマッチングを入れ替える対応を行った。
対応:主催、フロアジャッジ

・過剰なカードを見た
『ラフルル』を出し、シールドをブレイクすると、相手が誤ってシールドトリガー『フェアリーライフ』を使ってしまい、山札の上を見てしまった。
見てしまったカードを対戦相手にAにトップかボトムを選択してもらう。警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

・過剰なカードを見た
マナゾーンに闇文明のカードが存在しない状況で、『イーヴィルヒート』を召喚、誤って封印を剥がし、デッキトップを見てしまう。 誤って剥がした禁断をシールドに埋め、見えていないシールド1枚を禁断ゾーンに移動。
誤ってみてしまったトップは、対戦相手にトップかボトムかシャッフルを選択して貰い、警告を与えた。
対応:ジャッジマネージャー

・過剰なカードを見た
『ミルザム』の効果で誤って6枚のカードをシールドプラスしてしまい、それを『エメラルーダ』の効果で手札に加えて確認してしまった。 見てしまったカードを、対戦相手が無作為に1枚選び、それを山札に戻しシャッフルをさせ、警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

・過剰なカードを見た
『アクア・ベララー』の効果で、誤って相手の山札2枚のカードを見てしまった。対戦相手に見えた2枚のカードをトップに置くか、ボトムに置くか、シャッフルか選ばせて警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

決勝トーナメント中におけるジャッジ対応案件
・誘発忘れ
場に『勝利のガイアールカイザー』、『勝利のプリンプリン』、『勝利のリュウセイカイザー』が揃った為、唯我独尊の覚醒リンクが強制的に発動する状況だった。
だがお互いに気付かずに『勝利のリュウセイカイザー』でアタックしており、シールドトリガーで『クロック』が登場した段階で間違いに気付く。 状況を合わせる為に覚醒リンクを行い、警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

・過剰なカードを見た
ドローフェイズに入っていないが、勘違いをしてドローしてしまった。 ドローしたカードは手札に加えていなかったので、それを山札に戻しシャッフル、警告を与えた。
対応:ヘッドジャッジ

【今後の改善点】
・事前準備の不足
経験が浅い方達は勿論ですが、運営に慣れている方達こそ、細心の注意を払う事が必要である基礎的な部分に当たるのが事前準備です。
会場・賞品・運営メンバー・備品の確保、CS告知の為のツイッター、 ホームページないしサイト・事前登録フォーム・お釣りの用意など、 多岐に渡る為、時間に余裕を持ち、先を見据えて行動しましょう。

・ゴミの放置多発
会場が使用禁止になる可能性もあるので、非常に迷惑です。 基本的にゴミは各自で持ち帰って頂いてますが、未然に防ぐ為、 運営側からゴミ箱を用意する必要もあるかも知れません。

【主催へショートインタビュー】
「」…ミキプル
『』…みやた

「今回初めて運営に携わったと思うけれど、実際やってみてどうだった?」
『当日の進行具合が、事前に予測していたイメージ以上に大変でした…。』

「運営してみて、良かった点、悪かった点を挙げるとしたら?」
『良かった点は、運営スタッフを多めに集められた事で、不測の事態にも対応出来ました。 悪かった点は、事前の準備不足です。マッチングツールを使わず手動マッチングでしたが、 卓番号を用意していれば、マイクを用いて、もっとスムーズに案内が出来たと思います。』

「次回も関東CSを開催したい?」
『勿論です。チーム戦も開きますが、今までは個人戦のみの開催でしたし、 特に決勝トーナメントにおいては3本先取の形式が、”関東CSと言えば”の 形式だと思っているので、いずれ企画したいと考えています。』

「今後CSの開催が決まっている、及び開催を検討している方達に伝えたい事は?」
『とにかく、事前準備は念入りに、これでもか!といった位に、 しっかり準備をしましょう。僕達のように当日慌てかねないですよ(笑)』

【総括】
今回強く感じた事は、運営からプレイヤーの方達に伝えるべき事は、 しっかり伝える事が出来るように、相応の工夫が必要だと感じました。
『伝えた』『聞いてない』といったコミュニケーションロスの発生は、 運営、プレイヤー、双方にとって不利益になり兼ねないので、 これから運営を行う方々は、事前準備と合わせて重きを置くと、 当日に慌てたり、失敗するリスクを抑える事が出来ます。

繰り返しになりますが、事前準備をキチンと行う事で、 はじめて当日に円滑な進行を目指す事が可能となりますから、 事前準備=双方の満足度に対して、密接に関わると考えて下さい。

今回のジャッジレポートは参考になりましたか?
この記事を見て、運営に挑戦する方達が増えれば何よりです。 また、次回の記事でお会いしましょう。

ミキプル


カテゴリ:CS運営