【デッキ解説】赤緑ドラグナービートダウン(2015.03.07:第2回めんたいCS:TOP8)

capture_volxx40_card07

 

 

 

 

 

 

 

第2回めんたいCSで使用した赤緑ドラグナービートダウンについて記述します。
スコアは8-3でTOP8でした。

『サソリスモルト(2015.03.07)』

4 x 成長の面 ナム=アウェイキ
2 x 幻緑の双月
1 x シビレアシダケ
1 x 大冒犬ヤッタルワン
4 x 青銅の面 ナム=ダエッド
1 x 青銅の鎧
1 x 正々堂々 ホルモン
1 × 天真妖精オチャッピィ
2 x ベル・ザ・エレメンタル
1 x 次元流の豪力
4 x 大神秘イダ
4 x 古龍遺跡エウル=ブッカ
2 x 超次元ボルシャック・ホール
4 x 龍覇 グレンモルト
4 x 機神勇者スタートダッシュ・バスター
4 x 龍覇 サソリス

2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス
2 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン

B_fBE8nVEAACrW7 (1)

 

 

 

 
********

殿堂レギュレーションが更新され、 《ミステリー・キューブ》《超次元ホワイトグリーン・ホール》の2枚が殿堂入りしました。
それによって「中速ビートダウン」を目指すデッキが勝ちやすくなったと感じています。

■基本方針

最速4ターンでの勝利を目指す中速ビートダウンデッキです。
このデッキは、昨今巷で話題になっていた「緑単サソリスビートダウン」をベースに、自然文明の強力なマナ武装を持つカードと火文明の突破力及び高い打点を両立させるべく作成しました。
2→3→6のマナカーブが組めて、質の高い打点を作れる《龍覇 グレンモルト》はビートダウンを行う上で非常に相性が良く、他の火文明カードも汎用性の高いものを採用しています。
色のバランスを崩さない為に火文明は単色6枚、多色4枚の合計10枚の構成にしましたがこのバランスはとても使いやすかったです。

■デッキの動かし方

アシダケ系統 or 《成長の面 ナム=アウェイキ》(2 or 3マナ)
→青銅系統 or 《ベル・ザ・エレメンタル》(この時点で5マナになっている)
→《次元流の豪力》、《超次元 ボルシャック・ホール》がある場合は経由してもよい(勝利リュウセイが出せるので擬似的な追加ターンが得られている)
→《龍覇 サソリス》 or 《龍覇 グレンモルト》(6マナ)で残りの盾を全て割って本体

というのが基本の流れになります。
プレイ上の成約というかお約束事としては以下のものがあります。

①3マナ貯まるまでは火文明の単色カードはマナに置かない
→《成長の面 ナム=アウェイキ》のマナ武装3を阻害するため(青銅系統がプレイできる場合は少ない赤単色カードが連続でマナに落ちる事以外裏目に出ないのでこの限りではない)

②《機神勇者スタートダッシュ・バスター》は多色カードなので初手セットかアシダケ系統でタップインするデメリットをうまく緩和できるようにプレイする
→6マナに届くその直前でタップインするのは全力で避ける必要があります。最序盤の素引きやアシダケ系統のプレイではなく青銅系統で落ちるのも全く問題無いどころか嬉しいですし、上の事にさえ気をつけていればそれで困ることは直前にトップするケースしか起きません。またこの好ましくないケースは《次元流の豪力》によって一応のケアが可能です。

③《龍覇 グレンモルト》と《龍覇 サソリス》の両方が有効にプレイできる場合は「《龍覇 グレンモルト》からプレイする
→《龍覇 サソリス》」のプレイは一度に4打点生まれるビッグアクションです。
しかし、マナゾーンの数少ない火文明である《機神勇者スタートダッシュ・バスター》を消費してしまいます。また《大神秘イダ》まで出すとなるとターンを渡してしまった際にマナが3しか残らず行動不能になるというリスクがあるのです。よってこれを送り出す場合はそのターン中にゲームを終わらせる必要があります。

もちろんビートダウンデッキを使う以上は日和るべきではありませんし、多少のリスク込みでも《龍覇 サソリス》の方が有効であると判断される場合、ないし《龍覇 サソリス》しかプレイできるカードがないという場合は《龍覇 サソリス》を送り出します。

《龍覇 グレンモルト》の場合は後続の事を気にせずに引き次第どんどん出していきましょう。ドラグナーを複数体出せる試合はそれだけ有利になりやすいのです。

■採用カード

《成長の面 ナム=アウェイキ》
自然文明でデッキを固めるメリットその1です。除去の少ない序盤に送り出して残れば継続的にアドバンテージを伸ばしていけるため、ビートダウンデッキを使うにあたってとても魅力的なカード。先攻時の初動における最強札です。対ビッグマナ、イメン相手の後手の場合は手打ちの《ドンドン吸い込むナウ》をもらうのでアシダケ系統の方が優先される事のほうが多いです。
また、ブロッカーを出された場合は自身のアタックトリガー込みで自然マナが5になると破壊された際にマナゾーンにいくので無駄が少ないです。実質《フェアリー・ミラクル》と同じ動きになります。

《幻緑の双月》
《シビレアシダケ》
《大冒犬ヤッタルワン》
アシダケ系統のみなさん。こちらは手札の消費があるので、手札が1枚多い後手時に使用します。また、《成長の面 ナム=アウェイキ》がプレイできない場合は先手後手関わらず《ベル・ザ・エレメンタル》に進化させてマナを伸ばしながら盾を3枚にする(=《龍覇 グレンモルト》で勝利できる条件に到達する)というルートがあります。

《青銅の面 ナム=ダエッド》
《青銅の鎧》
《正々堂々 ホルモン》
青銅系統のみなさん。《青銅の面 ナム=ダエッド》のマナを増やす効果はマナ武装3という成約があるので《成長の面 ナム=アウェイキ》と同様最序盤に赤単色を置かない必要があります。ガードマンという地味な効果のお陰で《成長の面 ナム=アウェイキ》を1000ラインの戦闘破壊から守ることが出来るので、基本的にはこちらを優先してプレイします。残りの2枚はこちらを出せない場合に出します。

《天真妖精オチャッピィ》
ドラグナーを併用した対ビートダウンの切り返しに対して非常に強力で、後手ゲームを返しやすくなる1枚….なのですが、初動になれず、アシダケ系統との相性が非常に悪く複数握りこんでしまうととんでもない事故要因になってしまうという問題点があります。どのデッキに対しても必要というわけではなく、あくまでビートミラーで機能するといった感じでしょうか。よって1枚だけ積んであります。従来型の《トレジャー・マップ》を4枚積んだデッキならば複数枚採用してもいいと思います。

《ベル・ザ・エレメンタル》
DMR-16極「超戦ガイネクスト×極」で追加されたカードですね。《龍覇 サソリス》から進化させる場合は《大神秘イダ》込でもマナが4残るので攻めに失敗した時のリカバリーが効き、アシダケ系統からつなげる場合は6マナ域に到達するので非常に使い勝手がいいです。このデッキの場合は、色バランスという観点から2枚に留めてあります。

《次元流の豪力》
つよい。

《大神秘イダ》
《龍覇 サソリス》のアクションで追加打点として機能し、切羽詰まってる場合はこれのみでゴリ押す事も一応出来るというサソリスビートの要です。4マナ進化がマナゾーンにない場合はこちらのみ出すということも十分にありえます。

《古龍遺跡エウル=ブッカ》
緑単色のカードでデッキを固めるメリットその2です。純粋なパワーカードであり、シールドトリガーとしても手打ちの除去としてもその能力を発揮します。当初このデッキを考えていた際は別のトリガーが入っていましたが、どれもこのカードの使い勝手に優ることはありませんでした。今回のめんたいCSでもこれが要所でトリガーし、何度か勝利に貢献しています。

《超次元ボルシャック・ホール》
デッキを作っている際に赤単色のカードが追加で2枚欲しいとい思い、探した中で最も汎用性に優れていたのがこれでした。勝利シリーズを全て出せる、というのがこのデッキに於いてとても魅力的です。特に対イメン系統では《電流戦攻セブ・アルゴル》+《シルバー・ヴォルグ》の防御布陣が脅威になりやすいため、これを両方無力化出来る点がとても良かったです。

《龍覇 グレンモルト》
ビートダウン達成の要であり、早期に送り出すメリットが大きい為、このカードを久しぶりに使用しようと決めました。本番でも大活躍でした!

《機神勇者スタートダッシュ・バスター》
混色とマナ武装の両立というやや無茶に思える命題を達成してくれる、今回の構築全体のキーカードです。除去+スピードアタッカーという純粋に強い効果を持っています。《高飛車姫プリン》や普通のブロッカー等でうっかり詰みかねないデッキですし、対グレンモルトに於いても相手の盤面が残ったままだと返しの《龍覇 グレンモルト》でボードが壊滅する危険性があります。それに対して《古龍遺跡エウル=ブッカ》を消費せずに前面の脅威を取り払えるのはビートダウンによる勝利を達成するにあたって大変ありがたいのです。

《龍覇 サソリス》
前回大会に出た際は《龍覇 イメン=ブーゴ》から《邪帝斧 ボアロアックス》を装備してループキルを目指していましたが、今回のデッキでは早期ビートダウンの為に《邪帝斧 ボアロアックス》を使用しました。印象的なのは即時4打点ですが、実は《次元流の豪力》を呼び出す方が強いシーンがあったりします。

超次元ゾーンに関してですが、《邪帝斧 ボアロアックス》の2枚目を使用する事があまりないな、と本番を通して感じたので今ならここをレッドABYTHENカイザーに変えるのがいいと思います。

■おわりに
今回も後一歩のところで4強入りを逃してしまいました。とても悔しいです。
久しぶりに自分好みのデッキが組めたのでそれに関してはとても嬉しいと思っています。
以上です。


カテゴリ:デッキ解説(通常)