【デッキ解説】白単ヘブンズ(2015.3.21:第二回横浜GPチーム2位)

wrote by ガリガリ君

横浜GPチーム戦で使用した白単ヘブンズについて記述します。
スコアは11-4(マッチ含む)で2位でした。

『白単ヘブンズ(2015.03.21)』
4×ドラゴンズ・サイン
3×ヘブンズ・ゲート
3×星龍の記憶
4×グローリー・スノー
1×ジャスティス・プラン
4×真・龍覇 ヘブンズロージア
4×音感の精霊龍 エメラルーダ
4×奇跡の精霊 ミルザム
4×提督の精霊龍 ボンソワール
3×護英雄 シール・ド・レイユ
2×蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ
2×聖鐘の翼 ティグヌス
1×栄光の翼 バロンアルデ
1×高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ

2×天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン/天命讃華 ネバーラスト
2×百獣槍 ジャベレオン/百獣聖堂 レオサイユ/頂天聖 レオザワルド
1×不滅槍 パーフェクト/天命王エバーラスト
1×革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1×龍魂城閣 レッドゥル
1×龍魂教会 ホワイティ

 

■基本方針
《真・龍覇 ヘブンズロージア》から《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を出して、ブロッカーを展開しながら《天命讃華 ネバーラスト》への龍解を狙っていきます。ビートダウンに対する受けが強いことが魅力です。
白単色にすることによって、光のブロッカーを多くデッキに採用することが出来ました。デッキの半分以上がブロッカーであるため、容易に《天命讃華 ネバーラスト》へ龍解できます。また、新しく登場した光のドラグナーである《真・龍覇 ヘブンズロージア》の種族にはドラゴンが含まれるので、《ドラゴンズ・サイン》との相性も良いです。

 

■デッキの動かし方

《グローリー・スノー》→《真・龍覇 ヘブンズロージア》or《ドラゴンズ・サイン》→《真・龍覇 ヘブンズロージア》
→《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》→状況に応じたブロッカーを出していく→《天命讃華 ネバーラスト》へ龍解

上記が基本的な動きになります。その他の動き方としては《ヘブンズ・ゲート》→《奇跡の精霊 ミルザム》+《音感の精霊龍エメラルーダ》というプランもあります。
この動きは《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》→《奇跡の精霊ミルザム》→次のターンマナを払って《音感の精霊龍エメラルーダ》をプレイでも可能です。《星龍の記憶》を絡めることでさらに展開することも出来ます。

 

■カード解説

・《ドラゴンズ・サイン》
デッキ内のクリーチャーのうち、およそ半分を踏み倒せるカードです。《真・龍覇ヘブンズロージア》も踏み倒し可能。手札から唱えてもトリガーしても強いカードです。

・《ヘブンズ・ゲート》
デッキ名の由来でもあるこのカードですが、《真・龍覇ヘブンズロージア》を優先したいため、このデッキではあまり手札から唱えません。4枚入れていた場合に手札で腐ってしまう場面が少なからずあり、ブロッカーの枚数を増やしたかったため、今回は3枚に減らしました。

・《星龍の記憶》
《奇跡の精霊 ミルザム》+《音感の精霊龍エメラルーダ》との相性が良いこともありますが、ビートダウン相手にトリガーしたり、序盤に手札から唱えることで1ターン稼ぐことが出来ます。実際、今大会でもこのカードによって勝利した試合が何回もありました。

・《グローリー・スノー》
光のトリガーで2マナ加速が出来る非常に優れた呪文です。大会でよく見かけるデッキは自然のマナ加速入りが殆どで、このカードは腐ることがまずありません。7マナあればミルザム以外のカードを全てプレイ出来るので確実に唱える必要があり、4枚積んでいます。

・《ジャスティス・プラン》
デッキ内のクリーチャーのどれがめくれても手札に加えることが出来ます。《真・龍覇 ヘブンズロージア》を加えることが出来るのが強みなのですが、このカードを複数枚デッキに入れると、その分ヒット率が下がるというジレンマに陥ります。唱えたい場面が少なかったので1枚です。

・《真•龍覇ヘブンズロージア》
このカードの魅力は種族がドラゴンである点で、《ドラゴンズ・サイン》からプレイすることが出来ます。マナ武装効果も強力で、ビートダウンへの耐性をさらに上げることが出来ます。

・《音感の精霊龍 エメラルーダ》
強力なカードです。《奇跡の精霊 ミルザム》とこのカードから大量展開を狙います。ビートダウンに対して盾にトリガーを仕込むことも出来ます。

・《奇跡の精霊 ミルザム》
強力なカードその2。複数回プレイする際は山札の枚数に気をつけてください。

・《提督の精霊龍 ボンソワール》
後続のブロッカーを補充しながら、《天命讃華 ネバーラスト》への龍解を手伝ってくれるカードです。手札破壊に対応している上、自身が攻撃できるクリーチャーである点も優秀です。

・《護英雄 シール・ド・レイユ》
白単における数少ない除去です。《不敗のダイハード・リュウセイ》や《龍覇 イメン=ブーゴ》、《極・龍覇 ヘルボロフ》といったシステムクリーチャーを盾へと除去出来ます。白単の強みであり、準決勝・決勝ともこのカードのおかげで勝つことが出来ました。

・《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》
ビートダウンに対して非常に有効なカードです。光以外の呪文で選ばれないため、殴りにいくときにも活躍します。複数枚プレイしたい場面があまりなかったので2枚です。

・《聖鐘の翼 ティグヌス》
軽量ブロッカーであり、ハンデスに耐性がつきます。赤緑サソリスや黒単に対してプレイしたいです。《グローリー・スノー》のマナでプレイすることも出来ます。《提督の精霊龍 ボンソワール》もいるので2枚です。

・《栄光の翼 バロンアルデ》
5枚目の《グローリー・スノー》としてのカードです。ブロッカーを出しながらマナ加速して5マナへ繋げることが出来ますが、《グローリー・スノー》がある場合は《グローリー・スノー》を優先したかったので1枚です。

・《高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ》
黒単に対して場持ちが良いのと、マジシャンループのラグマールループで場が空になることを防ぐことが出来ます。プレイしたい状況が限られているので1枚です。

超次元は、《龍魂城閣レッドゥル》の枠は《浮遊する賛美歌 ゾディアック/賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア》にしていた時期もありました。パワーが1000増加し、パワー7500のクリーチャーが《永遠のリュウセイ・カイザー》を打ち取れるようになります。龍解後のターン終了時にアンタップする効果も魅力的です。

また、最近よく見るようになってきたカード《調和と繁栄の罠》に対する回答として《覚醒の精霊 ダイヤモンド・エイヴン》があります。
《高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ》と入れ替えるのが良いと思います。

 

■最後に

ヘブンズ・ゲートというデッキタイプは構築の幅が非常に広く、40枚にまとめきるのは難しいと思います。このデッキは、一つの例として参考にしてもらえば嬉しい限りです。

 

■紹介

HN:ガリガリ君

【主な戦績】
DMグランプリ2 in 横浜(チーム戦)  2位
第4回静岡CS(チーム戦)       8位
第4回静岡CS(個人戦)  8位
おやつCS2014 summer festival中部大会 8位

岐阜県で活動しているプレイヤー。昨年、静岡県から岐阜県へ引っ越してきた。
2014年夏のおやつCSを皮切りにコンスタントに入賞する一方で、DRでは小学生の《アクア・ベララー》にデッキトップを操作されて負けるなど忙しい日々を送っている。彼の明日はどっちだ。


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