【裁定】事務局に質問してみよう

いつも店内のジャッジやまとめサイトなどで裁定を確認しているプレイヤーの皆さん!

当記事では実際どんな風に事務局に質問すればいいのかを順を追って確認していきたいと思います。

 

「電話するだけなのに、準備がいるのか?」と思いでしょうが、そのとおりです。
事務局へ質問するために電話するだけでも最低限準備をして確認することを推奨します。

例として僕が新弾発売直後にまとめて事務局へ質問をする際には以下のものを準備します。
●通話機器
●PC
●紙
●筆記用具

通話機器は当然ですが、
PCを用意するのは、vaultFAQや公式Q&Aを参考にして、事務局が出した裁定に矛盾がないかを確認するためです。
紙と筆記用具は聞いたことを書いておくだけでなく、後々結局どういう処理をするのか、など自分の考えをまとめておけるので便利です。

特にデッキを構築するにあたってこういう処理が可能なのかどうかを聞きたい時や新弾発売直後で複数のカードの裁定を聞きたい時は筆記用具と紙を用意したほうがいいですね。

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実際に僕が事務局に電話する際のメモがこんな感じです。
まずは聞きたいことを最初からリストアップしておきましょう。

注意したいのは、ここでカードの名前を書く際には自分が判別がつく名前を書けばいいんですが
実際に聞く際にはきちんと、「正式な」カード名称を使うことです。そのためにPCには公式のカードリストなど名前を打てばすぐに正式名称を出せるようなブラウザを開いておくと便利です。

例えば「コッコ2体とザンゲキが場にある状態で、6コスドラゴンはコスト1になるか?」という質問の仕方ですと、コッコという名前と名前につくカードもザンゲキが名前につくカードも複数あります。
確かにニュアンスとして《コッコ・ルピア》と《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》を指してると推測は可能かもしれませんが、事務局の人もカード検索をして、そのカードの与えられた資料を元に裁定を出しているようなのでやはり正確な名前を使うのが無難でしょう。

正確な名前というのはデュエルマスターズで使われている名称ということです。
僕が聞いたある回答者に関して言えば、実際に質問をしてわかったことですが彼はMtGの方に多少造詣があるようで
●文明→色(火文明なら赤、水文明なら青)
●場に出たとき、離れたときの能力→CIP、PIG
●追加ターン→エクストラターン

ぐらいの単語ならば、理解してもらえることがわかりました。

しかし、後日違う回答者に出られたので、上記の単語が理解できるか、聞いてみたところ
「デュエルマスターズで使われている正式名称で言ってもらえると助かります。」といった旨を仰っていたので、やはりデュエルマスターズの質問をしている以、デュエルマスターズで使われている名前で質問をするのがいいでしょうね。

実際に質問をしてみた時に、現在の裁定と食い違っている部分があったらどうすべきでしょうか。
事務局でもやはり、誤った裁定を出してしまうことがあります。主に新弾のカードはそうなってしまうことが少なくはありません。
自分が今聞いた裁定に疑問を持つ場合は反例を出して、必ず確認を取りましょう。

そして、そういった時にまずは「その回答は正式回答ですか?」と聞いてみます。
また「暫定回答です。」と言われたら「現在通話中の回答者の方の回答が事務局の総意ですか?」と聞いておくと完璧です。
暫定回答はえてして意見がぶれがちであり、暫定回答でも複数の裁定がネット上に飛び交ってしまうと自分自身を含めてプレイヤーが混乱しかねません。

さて、暫定回答が返ってきた場合は、当然のことながら「事務局が」独断で判断したということです。
話を聞いてみると、裁定についての会議のようなものが発売日直後などに行われているようで、WotCにも裁定を打診する機会があるようです。

ですので、僕自身は暫定回答が返ってきた場合は「正式回答はいつごろ下りてくるでしょうか?」「この暫定回答の方をWotCの方に打診していただければ幸いです。」などの言葉を付け加えるようにしています。

ただ、暫定の場合はあくまで暫定であるのですが、過去裁定を参照してもどうしても前例のない回答というものがあります。
事務局も言ってしまえばプレイヤーとWotCの板挟みに合っている関係にある以上、そういった場合は無理に問いたださずに、上記のように公式に打診して欲しいとの旨のみを伝え、あとはその場のジャッジに判断を委ねましょう。

なお、デュエルマスターズはプレイヤーの行動に対する明確な処罰といった基準がありません。
そういった質問をしたとしても、大抵の場合は「事務局からの明確な基準は出せません。」「その場のジャッジの判断に任せます。」といった言葉が返ってくるでしょう。
もしあなたがジャッジとして事務局に聞くにしても、「どういった処理で巻き戻せばいいか」といった具合に処罰よりゲームを円滑にするための処理を聞いておくのが無難だと思われます。
ただ、事務局の回答者の方も低年齢層向けのTCGである以上最大限ゲームをロスさせないように配慮しているのかな、と感じます。


 

プレイヤーとして事務局に電話をしたことのある人も少なくはないと思うのですが、不適切な聞き方をしてしまうと回答者の方も誤った回答を出してしまいかねません。

ゲームを正常にプレイする上ではもちろん、自分自身のデッキの構築の視野を広げるためにも、裁定を確認、記憶しておくのは重要なことだと思います。
裁定を見たり、他人に聞いたりしているだけでは自分の知りたかったことを知れるかはわかりませんが、事務局に聞けば100%とは断言できませんが、あなたの探している質問への答えが返ってくるはずです。


カテゴリ:裁定/ルール