【DMGPレポ/デッキ解説】白タッチ青リブリバリアビート

アカシックレコード読者の皆さんはじめまして。
主に読み物欄の保守を担当している技術班のハヤカゼです。

三年ほどデュエマから離れていた自分ですが、管理人のヤスさんに唆される形でちょっと復帰してみようかなって感じになりまして、DMGPに参加する事になりました。

環境は分からない、所持カードはほぼゼロと酷い体たらくだったので、同じDM:Akashic Recordのヨーカンさん(@yolkan)に組んでもらって本戦で使用したデッキが以下のものになります。

【白青リブリバリアビート】

4 x 白騎士の霊騎ラジューヌ
4 x 瞬封の使徒サグラダ・ファミリア
4 x 黙示賢者ソルハバキ

4 x 超次元サプライズ・ホール
2 x 聖球 シルドアイト
4 x 聖球 リブリバリア
4 x 超次元シャイニー・ホール
2 x 聖霊龍王 ミラクルスター

4 x 超次元ブルーホワイト・ホール

4 x セブ・コアクマン
4 x 終末の時計 ザ・クロック

2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x アルプスの使徒メリーアン/豪遊!セイント・シャン・メリー
2 x イオの伝道師ガガ・パックン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の雷龍チャクラ/雷電の覚醒者グレート・チャクラ
1 x 時空の不滅ギャラクシー/撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー

■予選
黒単 ○
天門 ○
赤黒緑レッドゾーンメタビート(?) ○
黒単  ○
シノビ  ○
白青黒超次元 ○
黒単  ×

■決勝
聖霊左神ジャスティス ○
黒単 ○
五色  ×

結果:ベスト16

■基本プレイング
2コストクリーチャー→《聖球リブリバリア》、《聖球 シルドアイト》又は《超次元サプライズ・ホール》から《時空の英雄アンタッチャブル》展開、戦線が膠着したら《超次元ブルーホワイトホール》又は《聖霊龍王ミラクルスター》で強行突破。

■トップメタに対する立ち回り
【対黒単】
序盤に進化獣や超次元呪文をマナに埋め、ハンデスに対して《黙示賢者ソルハバキ》でマナから回収してリカバリー。
ブロッカーが並び始める前に、最低でも盾を2~3枚削っておき、破壊耐性のあるアンタッチャブル又はリブリバリアで〆。
展開が遅れて盤面を固められてしまった場合は《極魔王殿ウェルカム・ヘル》が龍解するのを待ってミラクルスターで止めながら殴りきることもできます。
【対天門】
初手に《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》があれば出してビートダウン。
無ければ、序盤~中盤にかけてはひたすら展開し、サグラダ・ファミリアを召喚したらブルーホワイトホールのアンブロッカブル付与で一気に仕留めるのがベスト。
【対NEXT】
展開、ビートダウンしながら、ブルーホワイトホールでクロック埋め。
ブルーホワイトホールがなくても、シルドアイトで盾を増やすと、モルトNEXTからのワンショットが決まらないので、有利な展開にできます。
受けが弱いため、総じて有利な対面。しかしグランプリでは対戦することはありませんでした。

■デッキ解説
ヨーカンです。
構築したのでデッキ解説だけ書かせていただきます。
ハヤカゼ君にデッキを貸すことになり、ビートダウンがいいというリクエストだけもらっていました。
個人的に【リブリバリア】が気になっていたので、ハヤカゼ君の同意を得て構築してみることに。

・初動枠
*《白騎士の霊騎ラジューヌ》《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》《黙示賢者ソルハバキ》
この3種に加え《一撃奪取 アクロアイト》も候補でした。
サグラダはこのデッキの強みであり、対ヘブンズのキーカードであるため最優先。
初動安定のため、《白騎士の霊騎ラジューヌ》+《一撃奪取 アクロアイト》8枚体制も考えましたが、《黙示賢者ソルハバキ》がマナ回収から即進化できる点から《黙示賢者ソルハバキ》を優先しました。
《白騎士の霊騎ラジューヌ》>《一撃奪取 アクロアイト》なのは、4コスト帯に進化しかいない点、即進化する際《白騎士の霊騎ラジューヌ》だとコスト軽減ができる点からです。

・進化枠
*《聖球 リブリバリア》
デッキの核。
エスケープにより、強い破壊耐性を持ちます。特に黒単に対して強いカード。

*《聖球 シルドアイト》
擬似リブリバリア。登場時に盾を1枚追加します。
最後まで枠を悩みましたが、リブリバリア同様のペースで殴れること、増えた盾により、【モルトNEXT】にワンショットされることを防げる点より採用。
また《黙示賢者ソルハバキ》が入っていたことにより、マナに進化がある方が強いと思っていたため積極的に進化を採用しています。

*《聖霊龍王 ミラクルスター》
T・ブレイカー(重要)。
守るカードに見せかけて非常にビートダウン向きのカードです。
カードパワーが高く全体的に低いカードパワーを補ってくれ、《黙示賢者ソルハバキ》から進化の流れが非常に強力です。

・超次元呪文
*《超次元サプライズ・ホール》《超次元ブルーホワイト・ホール》《超次元シャイニー・ホール》
どれもビートダウンにおいて非常に強いカードなので、4枚ずつ採用。
《超次元ブルーホワイト・ホール》、《超次元シャイニー・ホール》ともにブロッカーを無効化してくれる点も優秀です。

・水文明
*《セブ・コアクマン》
クリーチャーであり、増えた手札からソルハバキを活かすためのカード。
黒単の多い環境で強く、事故時やトップで引いても強いため採用しました。
《終末の時計 ザ・クロック》
このために青が入っているといっても過言でないカード。
《超次元ブルーホワイト・ホール》とのシナジー。対【モルトNEXT】という点で非常に重要な役割があります。

・超次元ゾーン
対ヘブンズのため《イオの伝道師ガガ・パックン》は2枚。
また、《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》はあまり使う必要がないようなので、《時空の剣士アクア・カトラス》の方が良さそうです。

今回は序盤の動きを決めたところからデッキ構築が始まっており、《黙示賢者ソルハバキ》を中心とした構築(《セブ・コアクマン》・《聖霊龍王 ミラクルスター》等)になっていて、それが有効に働いていたように思えます。
またビートダウンにおいてクリーチャーを出せないターンがあると負けに繋がってしまうため、何かしらクリーチャーが出せるように意識し構築してあります。
トップメタ(【黒単】・【ヘブンズ】・【NEXT】)に対し強いデッキで、環境に合ったデッキタイプでした。
デッキタイプとしては地雷に分類されるのも強みでした。1本勝負のため、初見プレイヤーの不意を突き、勝ちやすくなります。
GP類似の大会形式である静岡CSでは地雷が勝ち上がりやすいというデータがこれを証明していすし、形式が似ているためDMGPをイメージしながら出場経験を活かして構築できたのは良かったです。

長丁場の戦いは体力を消耗するので、その点でもハヤカゼ君をサポートできたのも良かったと思います。糖分は大事ですよ。
勝った経験は、必ず次の勝ちに繋がります! どう自分をケアするのか、それも勝つために必要なことですので、できるだけCSに参加して身に着けておくことをオススメします。
私の近所では近々静岡CSが開催され、予選8回戦という長丁場で戦うことができますので、是非参加してみてはいかがでしょうか?
(ヨーカン終わり)

【エピソード1からの帰還】
自分がデュエマから離れたエピソード1末期は【紅蓮ゾルゲ】全盛期で、離れた後も《勝利宣言 鬼丸「覇」》や【メルゲループ】等のワンショットが暴れている話しか聞かず…。
更にその手のデッキのパーツが規制される度に残してあったデッキが巻き添えで死んでいくのでもうデュエマに触れる事も無いだろうと思っていたわけですが、ふとしたきっかけで戻ってきたらそこにはビートダウンとコントロールがお互いにしのぎを削る楽しかったデュエマの世界がまた広がっていました。
そして、復帰して初めての大会でベスト16と言う結果を残す事が出来たのは、誘ってくれたヤスさんやデッキを組んでくれたヨーカンさん達のお陰です。ありがとうございました。
2015-08-02 16.11.48

 

■おまけ
飲み会も楽しかったです、ありがとうございます!


カテゴリ:デッキ解説(通常)