【主催者インタビュー】まささん(チームHeaven’sDice)

デュエルマスターズ史上初のドラフトCSであるHeaven’sDiceCS 1st 。今回インタビューさせていただいたのは、その主催者であるまさ(20歳)さんです。

デュエルマスターズでは前例のないドラフトのCS。そして同じくCSでは初となる事前入金制の採用。
このイベントを立ち上げた彼は、一体どのような人物なのでしょうか?

 
 


■経歴
*入賞歴*
CS:プレイヤー個人戦績(まさ)

*運営歴*
Heaven’sDiceCS 1st:主催

 
■インタビュー
――本日はよろしくお願いいたします。まず、デュエルマスターズはいつごろからプレイされてるんですか?
「小学…2年生ごろからですね。それからずっとプレイしてます。当時は連ドラなんかを使っていました」

――《紅神龍バルガゲイザー》の時代ですよね
「そうですね、他にも《超竜バジュラ》なんかを使ってました。デュエデミー賞の投票ではもちろんバジュラに入れましたよ(笑)」

――そこからCSへ出るようになったきっかけは?
「勝つのって、面白いなと思ったことが切っ掛けです。
出始めたのは高1の頃なんですけれど、その頃に第3回下町CSでトップ8入賞を果たしたんです。そこから勝ちを突き詰めることが面白くなってきて…初期の浜松CSにも遠征していました」

――結構早い時期から遠征されてるんですね。
「そうですね。そもそもはEMの時の権利予選が切っ掛けで…その頃に権利を求めて遠出するようになったんです」

――EMか…キリコに《魔弾バレット・バイス》や《マナ・クライシス》が入ってたことを思い出します。
「ちょうどキリコが強かった時代でしたね」

――そうして勝利にこだわる中で、ドラフトのCS開催に至った経緯と言うのはどういったものなんでしょうか。
「燃えろドギラゴン!!発売後に友人とプレイしたドラフトがすごい面白かったんですよ。折しもクリエイターズ・レターで”ドラフトのCSにもサポートがつく”と発表されて、公式で推されていることだし…と話が進んでいきました」

――ドギラゴンドラフトを以前やったんですけれど、相手が《悪魔龍 ダークマスターズ》を出してきてからの記憶がないんですよね。
「確かにそういうカードもありますね(笑)
でもドラフトって、実は競技的なゲームなんですよ。やり込んだプレイヤーが勝てるゲームなんです。でも競技的なドラフトのイベントってどこにもありませんでしたし、なら自分たちでやろうと思って今回の開催に至りました」

――マジックの競技ドラフトではカードにスタンプを押すらしいですけれど、そういったことはされるんですか?
「最初はその方式を採用しようと思っていたのですが、公式からカードを加工してはいけないと連絡がありました。ですので、今回はスタンプを押しません」

――実はそういう規則があったと。
「一応、今後の扱いに関しては協議してくださるということだそうです」

――なるほど…ところで、受付は事前入金なんですね。これはGPと同様のシステムなんですか?
「はい、GPと同様にPeatixを使っています。事前にパックを用意しなければいけませんから、人数を把握しておきたいというのもあります」

――マジックのGPでは用意したパックの総重量が1トンに達したという話もありますけれど、今回はどれほど用意されるんですか?
「大よそ4カートン半です。今回は3種のパックを使うんですけれど、最低でもパックごとに1カートンはいるかなと」

――ドラフトは用意するものも多くて大変ですよね。
「そうですね…デッキリストを記入していただくなど時間がシビアでやることも多いですから、運営メンバーとして総勢16人をそろえました。ヘッドジャッジはGP1stでのジャッジ経験があるあくあ(GP1stフロアジャッジ)が担当します」
【認定ジャッジ志望者インタビュー】あくあさん(チームHEAVEN’S DICE)

――安心して参加できる体制なんですね。ところで名前を聞いたときからずっと思っていたんですが、Heaven’s Diceってどんな意味なんですか?
「それはですね…◆斎藤さんから来ているんです」

――◆斎藤さん?
「”さい”って、英語で言えばDiceじゃないですか。”とう”はパッと出てこないんですけれど、色々あってHeaven’sになりました」

――!?!??!?!?!?!??!?!?!?
「今回の運営チームって、元々は◆斎藤さんを中心として集まっているグループということがあって、そういう名前に」

――それでも、まささんが主催なんですね。
「元々ドラフトのCSをやろうって言い出したのは僕なので、主催は僕になりました」

――◆斎藤さんとは長いお付き合いなんですか?
「3年ほど前に◆斎藤さんが高知からこちらへいらっしゃったんですけれど、それ以来の付き合いです。ちょっと今日(第7回静岡CS)は野暮用で高知に戻ってていらしてませんが…そこに近所の大学に通うグループも加わったという感じです。
実は今回の運営チームって、CS向けの調整チームでもあるんですよ」

――組織立ってきちんと調整しているチームって珍しいですよね…僕が知らないだけかもしれませんが。
「そうかもしれません。
中心になっている◆斎藤さんは、プレイがうまくて論理的に考える方です。まとめ役のれあさんはデッキビルダー。僕らがCSに出るとき、多くはれあさんのリストをもとに調整して出場しているんです。
とはいっても今回(第7回静岡CS)のリストは僕原案なんですが…トップ8に3人を送り込むことが出来て満足しています」

――今日は《斬隠蒼頭龍バイケン》入りの【レッドゾーン】でしたっけ。
「《暴走龍 5000GT》が弱いと考えて《斬隠蒼頭龍バイケン》を投入しました。《超音速 ターボ3》の効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》を引き込むことが出来れば、《超音速 ターボ3》と相打ちを狙いに来た《復讐 ブラックサイコ》をバウンスし優位に立てる場合があります。この狙いが当たって、静岡CSの予選ラウンドを8-0で通過することが出来ました」

――以前、静岡CSでまささんとハッサムたきもとさんが48枚同じのパーフェクトミラーを戦ったことがありましたけれど、あの時のリストはれあさんが?
「あの時はそうですね、れあさんのリストです」

――ありがとうございます。ドラフトに話を戻して、実際プレイされてて一番面白いパックは?
「燃えよドギラゴン!!です。バランスのとれた良いパックだと思いますよ。
逆にドキンダムはカードパワーが強すぎます。《爆煽動 バラン》をピックするだけで勝ててしまうこともあって…」

――それでHeaven’sDiceCSでは3種混合のドラフトにしたと。
「そうですね、偏ってしまうと面白くないですから。ドラフト順は、1順目は『燃えろドギラゴン!!』、2順目は『時よ止まれミラダンテ!!』、3順目は『禁断のドキンダムX』となっているので、序盤のピックで失敗してしまっても後半で取り返すことが出来ますよ!」

――ブラックボックスパックドラフトはどうでしたか?
「とても面白いですしちゃんと勝負にもなるんですけれど、競技としてはちょっと…。
実際やってみると赤が強い。《デュエマ・スター タカ》を使ったビートダウンが典型的です。
ビッグマナも組めなくはないんですが、綺麗に作るのは難しいですね」

――ちゃんと研究されてるんですね。
「やっぱり楽しいですし、これから公式が推していってくれればという思いもあるので遊んでいます。今後はGPで推してもらえないかというところを期待しています。自分たちをきっかけに、ドラフトのイベントが広がっていってくれればうれしいですね」

――ご友人とドラフトをされてるということですけれど、普段はどのあたりで遊んでいるんですか?
「立川のあたりです」

――今回のサポート店舗の遊vicさんはどちらのお店なんでしたっけ。
「遊vicさんは中野のお店ですね。EMの権利予選をきっかけに行くようになりました。今回のサポートは、店員さんと知り合いだったということでお願いしています」

――店員さんと知り合いだと話が早いですよね。ホームページのトップイラストなんかも自分たちで?
「はい、知り合いに描ける人がいたのでお願いしました。先ほど調整チームでもあるというお話をしたんですけれど、実はチームパーカー的なものも作ろうと思っていて」

――チームパーカー!この間、マジックのPTに出場する調整チームが紹介されていましたけれど、ああいうのっていいですよね。
「憧れますね。まとまり感が出るといいなって思います」

――チームとしての活動があるということは、やはりCSも2回目、3回目があるんでしょうか。
「もちろんその予定です!ぜひご期待ください。
これからも続けて行ければと考えているので、まず今回の1回目はいろんな方に来ていただければと思ってます。よろしくお願いします!」
参加受付はこちらから!

――ありがとうございました。

 

■インタビューを終えて
僕とまささんが初めてお会いしたのは第5回静岡CSの時。フィーチャー卓に座った彼はハッサムたきもと選手との48枚同一のデッキでミラーを戦い抜き、優勝しました。
その後の第6回静岡CSでも実況卓でメタゲーム分析を披露していただき、ゲームとゲームの間にしゃべることがなくて困っていた僕は大変助かったことをよく覚えています。

そんな彼が今回史上初となるドラフトのCSを主催し、HJはあくあ君が務めるということでインタビューさせていただきました。
残念ながら自分のイベントの前週と言うことで出場は難しいんですが、ドラフトだとデッキを用意しなくていいので助かりますよね。最近忙しくってほとんどプレイできておらず、新殿堂対応のデッキがあるかどうかもわかっていないという体たらくなのですが、ドラフトなら手ぶらで参加できます。

ドラフトのCSは史上初めてということで、何かと大変だとは思いますがHeaven’s DiceCSの成功を願っています。チームパーカーも楽しみです!


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