【第6回DM藤枝CC】メタゲーム・ブレイクダウン

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 新殿堂レギュレーションの施行、そして待望の新エキスパンション「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」が発売。
 目玉である3種のレジェンドレア《禁断機関 VV-8》《ZEROの侵略 ブラックアウト》《時の法皇 ミラダンテXII》をはじめ、殿堂レギュレーションとブロック構築戦の両方で即戦力となるであろうカードが多くリリースされ、選手たちはこれまでと違う新しい舞台へ繰り出すことを余儀なくされました。

 この第6回DM藤枝CCより一足早く開催されたDMGP3rdでは、早速新エキスパンション組が大活躍。リリース間もない舞台での活躍っぷりには驚かされるばかりでした。
 1週間経った藤枝の舞台は、あの神戸での激闘を観て、どう影響を受けたのでしょうか。一緒に振り返ってみましょう。

 

■メタゲーム・ブレイクダウン

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 新勢力が生まれた舞台でも、まずはやはり《蒼き団長 ドギラゴン剣》が覇権を握っております。その数23名(約35.9%)、7月に行われた第5回DM藤枝CCよりも更に多くなったではありませんか。
 勿論その実力も見せかけではなく、今回4-2以上した選手が全体で21名居た中、そのうちこのアーキタイプを使用した選手が7名。実に3人に1人がこのアーキタイプだったわけです。
 流石にTop8進出率こそ前回よりは数字を下げましたが、それでも8名中4名を輩出・・・人気も実力も相変わらず飛び抜けております。

 「バスター」の圧倒的人気も然る事ながら、新精鋭《時の法皇 ミラダンテXII》の躍進も見逃せません。DMGP3rdでセンセーショナルなデビューを果たしたこのアーキタイプが、藤枝CCでも7名(約10.9%)の使用者を従え、見事2番手に着けております。
 勿論ただ使用率が高かった訳ではなく、使用した7名の選手のうち3名(約42.9%)が4-2以上、更にそのうち1名の選手がTop8進出と高いポテンシャルを発揮。今後が期待されるアーキタイプ筆頭なのではないでしょうか。

 そして僅差で3番手に着けたのが「デッドゾーン」。使用者6名(約9.3%)のうち、2名が4-2以上、そしてうち1名がTop8進出。
 以前から第一線で活躍しているアーキタイプですが、今大会では早速《ZEROの侵略 ブラックアウト》が採用された構築が散見されました。今回のエキスパンションは、他にも昔から存在する多くのアーキタイプに好影響を与えているようですね。

 

■各アーキタイプ解説

【バスター】

バスター

 まだまだこの”キャプテン”率いるドラゴン軍団の支配は続きます。

 今回も1番人気を得たのは赤単に黒をタッチした、所謂「カウンター型」の構築。バスターを使用した23名中、実に10名(43.4%)の選手がこれを使用しました。
 《フェアリー・ギフト》と入れ替わるようにリリースされた《スクランブル・チェンジ》により、殿堂施行前に活躍していた黒赤緑型のバスターに引けを取らないスピードを得たこのタイプ。元より評価されていた対応力を据え置きで速さまで手に入れたおかげで、その人気に拍車が掛かったようですね。
 今大会ではその”対応力”の部分に、《ウソと盗みのエンターテイナー》《デュアルショック・ドラゴン》《熱血提督 ザーク・タイザー》を採る構築が多かったようです。特に《ザーク・タイザー》は「黒赤デッド」の流行もあり、殆どの選手が採用していたようですね。・・・余談ですが、決勝戦でのマッドネス合戦は非常に見応えがありました。


punte選手 - 「黒赤バスター(Bドギラゴン)」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: edb5131d8d8e8b165d6b5632019e9526

-メインデッキ(40)-
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x ゴーゴー・ジゴッチ
3 x 革命の鉄拳
3 x スクランブル・チェンジ
3 x ウソと盗みのエンターテイナー
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
3 x デュアルショック・ドラゴン
2 x メガ・マナロック・ドラゴン
3 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x ボルシャック・ドギラゴン
4 x メガ・マグマ・ドラゴン
2 x 熱血提督 ザーク・タイザー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

-超次元ゾーン(8)-
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 光器セイント・アヴェ・マリア/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の指令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ
1 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン


 新殿堂で緑最大の武器《フェアリー・ギフト》を失った黒赤緑型ですが、それでもまだまだ人気は健在。23名中7名(約30.4%)の選手が使用し、1番人気の黒赤(Bドギラゴン型)と同じ人数の成績優秀者、並びにTop8進出者を輩出しております。

 人気の秘訣は、やはり2ターン目から行動を開始できる点でしょう。DMGP3rdでブレイクした「ジョバンニ」対策をはじめ、今の環境では先に行動できるか否かという点が大きな差を生みます。コスト2のマナブーストカードを無理なく投入でき、かつデッキパワーに溢れるこのタイプが人気を集めるのも何ら不思議な事ではありません。

 かと言って、《フェアリー・ギフト》を失ったのは事実。その緑のスロットに何が当て嵌められたのかが気になりますよね。今大会ではテンポを意識し《マナ・クライシス》《ライフプラン・チャージャー》、またカウンター面を意識し《葉嵐類 ブルトラプス》を投入した構築が多く見られました。
 勿論緑には他にも投入する価値のあるカードが数多く存在します。若干構築が固まりつつあったこのタイプですが、また新殿堂を機に可能性が広がりましたね。


シュートリズム選手 - 「黒赤緑バスター」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: 7da8eab3cd352be7a078fa1c036d8d61

-メインデッキ(40)-
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 霞み妖精ジャスミン
4 x フェアリー・ライフ
4 x 解体人形ジェニー
2 x マナ・クライシス
2 x ライフプラン・チャージャー
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
1 x 超次元リバイヴ・ホール
3 x 超次元ムシャ・ホール
3 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x 葉嵐類 ブルトラプス
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

-超次元ゾーン(8)-
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の指令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 超時空ストームG・XX/超覚醒ラスト・ストームXX


 

 

【ミラダンテXII】

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 情報公開から期待が集まっていたこのレジェンドカード、リリースしてからも期待に沿った活躍を見せております。
 今大会では4種のデッキタイプが満遍なく使用され、《革命龍程式 シリンダ》を起点としたタイプとビッグマナに近いタイプが秀でた成績を収めました。

 白青シリンダ型には大きく分けて、序盤から《虹彩奪取 アクロパッド》のようなコスト軽減カードを駆使し、素早く《革命龍程式 シリンダ》へ繋げるタイプと、S・トリガーやメタカードを多く積み、カウンター狙い気味にゲームメイクするタイプの2種類が存在するようです。
 今回上位に上がってきたのは後者でした。《制御の翼 オリオティス》《奇天烈 シャッフ》といった光文明と水文明を代表するメタカードを採用し、防御面でも《終末の時計 ザ・クロック》《閃光の守護者ホーリー》《スーパー・エターナル・スパーク》をガッツリ採用。

 このあとご紹介するレシピでは、新レジェンド《禁断機関 VV-8》も採られております。
 《ミラダンテXII》の召喚ロック能力は「次の相手のターンの終わりまで」ですので、効果が引き継がれたままエクストラターンを迎えることになります。そんな中、《シャッフ》を従えた青い軍団にもう1ターン総攻撃を食らってしまったら・・・。


エナジー・ライト選手 - 「白青ミラダンテXII(シリンダ)」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: 
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-メインデッキ(40)-
3 x 制御の翼 オリオティス
4 x タイム1 ドレミ
2 x 終末の時計 ザ・クロック
3 x トロワ・チャージャー
3 x 奇天烈 シャッフ
2 x 龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ
3 x 革命龍程式 シリンダ
3 x 青寂の精霊龍 カーネル
3 x スーパー・エターナル・スパーク
2 x 斬隠蒼頭龍バイケン
3 x 禁断機関 VV-8
3 x 大聖堂 ベルファーレ
3 x 時の法皇 ミラダンテXⅡ
3 x 閃光の守護者ホーリー


 白青緑タイプは《オリオティス・ジャッジ》と《百族の長 プチョヘンザ》で盤面を返し、《シャッフ》と《ミラダンテXII》で相手をロックしてゲームセットを狙う構築が勝ち上がりました。

 コンセプトが若干上記のカウンタータイプに似ているようにも思えますが、こちらはメタカードの枠を削った代わりにマナブーストで相手より先回り出来るようになっております。
 ビッグマナ系の天敵と言えば《メガ・マナロック・ドラゴン》ですが、この構築はトリガードラゴンからカウンターを仕掛けられるのが大きな魅力。何なら《シャッフ》で「3」と宣言して《スクランブル・チェンジ》を封じながら、超次元呪文を絡めてビートダウンのプランを採ることも可能?


教祖選手 - 「白青緑革命チェンジ」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: 7e79d898a0f58e02a7e6ed020595f958

-メインデッキ(40)-
4 x 霞み妖精ジャスミン
4 x フェアリー・ライフ
2 x オリオティス・ジャッジ
2 x 奇天烈 シャッフ
4 x フェアリー・シャワー
1 x 超次元ホワイトグリーン・ホール
2 x Dの楽園 サイケデリック・ガーデン
1 x 龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ
3 x 超次元フェアリー・ホール
2 x 青寂の精霊龍 カーネル
1 x 斬隠オロチ
1 x 禁断機関 VV-8
2 x 超次元ガロウズ・ホール
2 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
4 x 音階の精霊龍 コルティオール
3 x 百族の長 プチョヘンザ
2 x 時の法皇 ミラダンテXⅡ

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x ウコン・ピッピー/星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック


 

 

【デッドゾーン】

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 DMGP2ndでブレイクしたこのアーキタイプ、新殿堂の影響もありまたもやDMGPの舞台で復活を果たしました。

 従来の構築から根幹は変わっておりません。寧ろDMR-22にて《虹彩奪取 ブラッドギア》《ZEROの侵略 ブラックアウト》といった新しい戦力を手に入れ、着々と性能を高めていっております。

 ただ「バスター」等のワンショットを警戒し、ガードを上げるのが最近の流行の模様。全ての構築に、《時の法皇 ミラダンテXII》にも封じ込まれない優秀なトリガー獣《閃光の守護者ホーリー》が採られておりました。
 人によってはこの防御面を特に重要視しており、《ホーリー》だけでなく光文明の他のトリガーまで採用する選手も。それだけ、選手間で「今の環境がバスターに寄っている」という認識が強いということなのでしょう。


アニマックス選手 - 「黒赤デッドゾーン」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: 599bdb5bd20fed3dcd70635d6ee36171

-メインデッキ(40)-
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
3 x 虹彩奪取 ブラッドギア
4 x 勇愛の天秤
4 x 停滞の影タイム・トリッパー
3 x 解体人形ジェニー
4 x 轟音 ザ・ブラック V
4 x 復讐 ブラックサイコ
2 x 超次元リバイヴ・ホール
4 x Dの禁断 ドキンダムエリア
2 x ジ・エンド・オブ・エックス
2 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
3 x S級不死 デッドゾーン
4 x 閃光の守護者ホーリー

-超次元ゾーン(8)-
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
2 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


 

 

【5c】

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 今シーズンは多色ドラゴンがリリースされまくり。となれば、このアーキタイプが黙っている訳がありません。
 マナブーストと踏み倒し呪文を駆使し、最早当然の如く4枚投入されている《ニコル・ボーラス》をはじめとするドラゴンパーティを叩きつけて圧倒。現状でもかなり浪漫溢れる構築なのに、今シーズンはまだまだ強化の余地があるなんて・・・本当にとんでもないと思うのですが、私だけでしょうか?

 今大会は早速DMR-22より《水晶邪龍 デスティニア》が投入された構築が勝ち上がりました。レインボーとマナブーストがふんだんに入っている構築なので、このカードは明らかに相性良いですね。水+闇というカラーリングも高評価な模様。
 ちなみに今回は人気を集めませんでしたが、当然このドラゴンパーティに《時の法皇 ミラダンテXII》を加えることも可能ですよね。手札を食い荒らした《ニコル・ボーラス》が革命チェンジして《ミラダンテXII》になるとか、最早悪夢でしかない・・・。


谷さん選手 - 「5cジャックポット」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: 135a2fe4161780d298ad88065c52d5b2

-メインデッキ(40)-
2 x フェアリー・ライフ
4 x フェアリー・ミラクル
2 x ドンドン吸い込むナウ
1 x ホーガン・ブラスター
3 x 青寂の精霊龍 カーネル
4 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー
2 x 真・龍覇 ヘブンズロージア
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
1 x 水晶邪龍 デスティニア
1 x メガ・マグマ・ドラゴン
2 x 恐・龍覇 サソリスレイジ
3 x 界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ
4 x ニコル・ボーラス
3 x 百族の長 プチョヘンザ
2 x ボルメテウス・ブラック・ドラゴン
1 x 閃光のメテオライト・リュウセイ
1 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス
1 x 勝利宣言 鬼丸「覇」

-超次元ゾーン(8)-
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 浮遊する賛美歌 ゾディアック/賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド
1 x 侵攻する神秘 ニガ=アブシューム/五邪王 ニガ=ヴェルムート
1 x 恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ


 

 

【レッドゾーン】

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 「黒赤緑バスター」の《フェアリー・ギフト》が抜け、《天真妖精オチャッピィ》擁する「緑単サソリス」が勢いを失いつつある今、「バスター」よりも早くシールドを叩きに行けるこの構築にまたスポットライトが当たりつつあるのかもしれません。

 今回勝ち上がった構築には《禁断の月 ドキンダムーン》が投入されておりました。
 ソニック・コマンドが多い「レッドゾーン」とは相性抜群。これによるリアニメイトは《時の法皇 ミラダンテXII》の召喚ロックに引っかからない為、相手がトリガードラゴンからの《ミラダンテXII》でカウンターしてきたら、逆にそれをカウンター出来てしまうのが注目ポイント。
 現環境は他にもコスト踏み倒しカードがたくさん溢れていますので、このカードが活躍する機会はかなり多そうです。


しぐま選手 - 「黒赤レッドゾーン」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: ad7b54ff56dedd02ecba3e3b29393e4a

-メインデッキ(40)-
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 虹彩奪取 ブラッドギア
1 x 一撃奪取 トップギア
4 x 轟速 ザ・レッド
4 x 轟速 ザ・ゼット
3 x 轟速 ザ・マッハ
1 x 超音速 ターボ3
4 x 熱き侵略 レッドゾーンZ
4 x 轟く侵略 レッドゾーン
3 x 禁断の轟速 レッドゾーンX
4 x 禁断の月 ドキンダムーン
4 x 閃光の守護者ホーリー
3 x 地獄門デス・ゲート

-超次元ゾーン(8)-
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の指令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン


 

 

【その他】

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 今シーズンも非常に多くのアーキタイプに恵まれております。色々なデッキが活躍出来るのが、デュエル・マスターズの大きな長所ですよね。

 さあ今回のDM藤枝CCにも数多くの”ローグ”デッキがエントリーしました。
 その中でも特筆すべきは、当然見事優勝を果たした「青黒落城」なのですが、それは「Top8デッキリスト」の方でご紹介させて頂きましょう。

 今回ご紹介するのは、Team DM静岡CSが誇るデッキビルダー、GAJIRABUTEがチューニングに励んでいる「白青G.O.D.」です。
 その名の通り《極まる侵略 G.O.D.》でコスト9のクリーチャーを盛大に踏み倒すことに全てを捧げているデッキなので、踏み倒しメタがない状態で《G.O.D.》を出されてしまえば殆どゲームセット。”9”の嵐に勝ち星ごと宙の果てまで吹っ飛ばされてしまいます。
 白青という見た目通り、防御面もしっかりしております。うかつにシールドをブレイクし過ぎて《サイバー・ブック》《閃光の守護者ホーリー》って踏んだら目も当てられません・・・次のターンに宇宙旅行確定です。このデッキと対峙したら、それこそ爆発物処理くらいのつもりで挑みましょう。


GAJIRABUTE選手 - 「白青G.O.D.」
第6回DM藤枝CC 成績優秀者(4-2) / 殿堂レギュレーション(2016.09.25)
DMvaultハッシュ: f1ac6741662f73716fcd0e9f7b134fb7

-メインデッキ(40)-
4 x タイム1 ドレミ
4 x コアクアンのおつかい
1 x 魂と記憶の盾
3 x サイバー・ブック
2 x スーパー・エターナル・スパーク
4 x アルカディア・スパーク
2 x 光神龍スペル・デル・フィン
1 x 偽りの王 ナンバーナイン
4 x 閃光の守護者ホーリー
2 x 二極 シヴァイーヌ
4 x 超九極 チュートピア
4 x 超七極 Gio
4 x 極まる侵略 G.O.D.
1 x 大河聖霊エル・ドラード


 

 

 さて解析は以上となりますが、いかがだったでしょう。

 DMR-22発売とDMGP3rd閉幕から間もない大会となりましたので、これでもまだ前の環境を引きずっている部分があるかもしれません。
 特に今大会では、神戸の舞台で華々しい活躍を見せた「ジョバンニ」や「NEX」を使用する選手の数が伸びませんでした。これはもしかしたら、まだ研究やカードの用意が間に合わなかった、というような理由があるのかもしれません。

 では、その十分な研究とカードの準備をする時間があったらどうなるのか、気になりますよね。
 来る10月にもたくさんのCSが開催されます。静岡県下では第3回DM浜名湖CSが開催予定。自分もメタゲーム・ブレイクダウンを執筆するライターとして、皆さんと共に会場へ足を運ぶ予定です。
 10月の舞台もバスターが占拠する荒々しいフィールドなのか、それともミラダンテXIIが全てを支配するのか、はたまたジョバンニが数を伸ばし人々を窒息させるのか。そして、環境に風穴を開ける新鋭の誕生はあるのか。

 期待しております。それでは、次は浜名湖の舞台でお会いしましょう。

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カテゴリ:メタゲーム・ブレイクダウン