【Duel Masters Grand Prix 2】個人戦/クオーターファイナル鮭クレープ　vs　KODY

鮭くれーぷ（ドロマーヘブンズ/青白黒）

KODY（白刃鬼/赤緑青白）

Game1

先攻は鮭くれーぷ。《魔天降臨》セットからのスタート。３ターン目に《エナジー・ライト》を唱え、手札を整えていく。対するKODYは３ターン目まで何もプレイなし。マナゾーンにも刃鬼やダイハードなどコストが重いカードが並び、手札は芳しくないように見える。

しかし、４ターン目でいよいよ行動を開始。手札の差を埋める《パクリオ》を召喚。

鮭くれーぷのゲームプランを偵察する。見てみれば《龍覇セイントローズ》《龍覇エバーローズ》《ヘブンズ・ゲート》《音感の精霊龍エメラルーダ》と、鮭くれーぷも立ち上がりが遅い手札となっている。KODYはすかさずエメラルーダを指定、シールドに送る。

続く鮭くれーぷの５ターン目、プレイできるカードがない状態で手札に迎えたのは、《コアクアンのおつかい》。すかさずプレイし、手札に加わったのは《音感の精霊龍エメラルーダ》２枚と《奇跡の精霊ミルザム》。脅威でしかない《ヘブンズ・ゲート》を予感させつつ、ターンを渡す。

しかし、KODYもここまで勝ち上がってきた強者の一人。例え手札が万全でなくとも、策は残している、そう言わんばかりに出てきたのは2枚目の《パクリオ》。一瞬で盤面を完成させるミルザム+エメラルーダコンボを阻止すべく、ミルザムをシールドに埋める。《ヘブンズ・ゲート》を敢えて受ける。そう決めてターンを返す。

鮭くれーぷの第６ターン。満を持して唱えられた《ヘブンズ・ゲート》から出てきたのは・・・なんとミルザムとエメラルーダ。鮭くれーぷはなんと立て続けのトップデックで回答を引いていたのだ。そして先ほどシールドに送られたミルザムに対して置かれるシールドの束、それをエメラルーダで回収し、トリガーで《ヘブンズ・ゲート》を唱え、《龍覇エバーローズ》が現われ…

次のターン、《天命王エバーラスト》率いる６体の光の軍団がKODYを襲う。

KODY、シールドから《ドンドン吸い込むナウ》をめくるも、間に合わず。

まずは鮭くれーぷ、力強い１勝を上げる。

鮭くれーぷ1-0 KODY

Game2

２ゲーム目はKODYが先攻。今回も手札の巡りが本調子ではないようで、3ターン目のフェアリー・ライフからスタート。しかし、《龍覇Ｍ･Ａ･Ｓ》からの《龍波動空母エビデゴラス》着地でいよいよ主導権を握る。対する鮭くれーぷはここまでアクションなし。その間に、KODYはド《ドンドン吸い込むナウ》を使ってＭＡＳを回収、再び出す事でエビデゴラスの重ね出しを狙う。

そして、いよいよ動き出した鮭くれーぷ。《ヘブンズ・ゲート》から出てきたのは、《奇跡の精霊ミルザム》２体。スーパー・シールドプラスにより、１枚の楯が膨張する。

KODYは先ほど手札に戻したＭＡＳを召喚、２枚目のエビデゴラスを招来し、着々と有利な盤面を作りに向かうが、次の鮭くれーぷのターン、出てきたのは《音感の精霊龍エメラルーダ》。１１枚の束となったシールドが手札に加えられ、さらにそこから《ヘブンズ・ゲート》が唱えられ、２体の《龍覇エバーローズ》が降臨、装備した《不滅槍パーフェクト》が龍解し、《天命王エバーラスト》へと姿を変える。対するKODY、自身のデッキの切札となる《勝利の「頂」カイザー刃鬼》にはまだマナが足りず、打つ手がない。

ここで鮭くれーぷの準決勝進出が決定した。

鮭くれーぷ2-0 KODY

かつて【ヘブンズ・ゲート】と【刃鬼】には圧倒的な相性差があった。しかし、ドラゴン・サーガの参入により、その相性差は完全に覆された。今環境の「光文明」の強さは半端じゃない。

カバレージライター：@K.BLUE