[第4回DM静岡CS/ピノキオ杯]決勝 紗那 VS まさ

Writer:@suparku3

第4回静岡CSピノキオ杯 決勝戦
紗那(黒緑アシッド) VS まさ(シューゲイザーグレンモルト)

 

ピノキオ杯。決勝。
主催者Thunders#36は大会開始前、自身のTwitterでこう語った。

「今回はより充実したイベントになり得るべく、団体戦予選終了後に128名の個人戦を設けます。静岡まで来てくださるんだから、精一杯試合して欲しいという気持ちの表れとでも言いましょうか。高いレベルで、競技として、存分にDMを楽しんでいただけるように頑張ります(Twitterリンク)

告白しよう。筆者はCSが始まる前まで不安でしかたなかった。
全ての静岡CSに参加してもらうプレイヤー達に、競技としてのDMの楽しみを見出してもらえるのだろうか?連続開催されるトーナメントに人が集まるのだろうか?と

しかし、どうやら筆者の不安は杞憂であったようだ。

決勝の卓に座りデッキカットを行っている2人のプレイヤーの目は勝利へと貪欲に輝いていた。語らずとも勝利に飢え、競技としてのこの静岡CSを楽しんでいるのが肌で伝わってくる。泣いても笑っても最後の勝負。楽しんだ者勝ち!

紗那は神奈川のプレイヤーで、最近では第5回仙台CS準優勝、第5回仙台CS団体戦best8、第3回静岡CS団体戦best8と、いった素晴らしい成績を残している。

まさも負けてはいない、第5回下町CS準優勝、第3回下町CSbest8と比較的新しいCSでの戦績を残しておりプレイヤーとしての成熟度は十分だろう。

また、驚いたことに両プレイヤー共それぞれ個々の友人プレイヤーからデッキを借り、このピノキオ杯に出場している。それだけ普段から多様なデッキを回し環境理解を行っているのだろうか? また、紗那が神奈川、まさが東京出身ということで、ここ静岡に関東圏の強さをしっかりと見せつけている。

いずれにせよ勝つのは1人だ。決めなくてはならない。自らの記録に新たに「第1回ピノキオ杯優勝」というタイトルを刻むことが出来るのはどちらになるだろう?

紗那(黒緑アシッド/黒緑) VS まさ(シューゲイザーグレンモルト/黒赤緑)


 

GAME

先行は紗那。だが2ターン目にマナブーストカードがないのかマナを伸ばすことができない。それとは対照的なまさ、ブーストを失敗している紗那を尻目に≪ピクシー・ライフ≫、≪解体人形ジェニー≫と綺麗にマナカーブを繋いで見せる。

まさの≪解体人形ジェニー≫が公開した紗那の手札は
≪解体人形ジェニー≫×2≪威牙忍ヤミノザンジ≫≪超次元ミカド・ホール≫
と真っ黒だった。連打されては堪らないとジェニーが1枚破棄される。

紗那は先行の利を活かし≪威牙忍ヤミノザンジ≫をマナゾーンにセットするとカウンターとばかりに≪解体人形ジェニー≫をプレイする。互いの≪解体人形ジェニー≫が交叉し互いの手札を公開情報とする。覗いてみると
≪希望の親衛隊ファンク≫≪天真妖精オチャッピィ≫≪龍覇グレンモルト≫
と十分なもの。少し悩んだ末≪希望の親衛隊ファンク≫を選択することで除去による脅威を取り除いた。

5マナ域を取り除かれたまさ。ドローしたのは≪父なる大地≫。これじゃないとばかりにため息をつきマナゾーンへ見送りつつ、プレイするは≪天真妖精オチャッピィ≫。まだ見ぬ≪神聖麒 シューゲイザー≫で使う選択肢として墓地の≪希望の親衛隊ファンク≫をマナゾーンへと動かした。

返しのターン。≪超次元ミカド・ホール≫を放ち出たばかりのまさの≪天真妖精オチャッピィ≫を溶かす。場に立てるのはなんと≪時空の封殺ディアスZ≫。場に≪解体人形ジェニー≫が残っており≪龍覇グレンモルト≫がまさの公開情報にあるため、まるでアタックを誘っているかのような怪しい動きだ。

デッキトップから引いてきた≪地獄門デス・ゲート≫を少し考えそのままプレイするまさ。≪時空の封殺ディアスZ≫を召喚するプレイを怪しいと思ったのか、はたまた場を増やしたかったのかは定かではないが、先程溶かされてしまった≪天真妖精オチャッピィ≫がその効果によりリアニメイトされマナを耕していく。

すぐに≪時空の封殺ディアスZ≫を破壊されてしまった紗那。どうにか場の主導権を取り戻したいところだがドローが奮わない。≪神聖斬アシッド≫をマナにセットしマナを伸ばすことしかできないのは歯がゆいだろう。

龍覇グレンモルト

一方のまさは順調そのものだ。初手から温めていた≪龍覇グレンモルト≫に≪銀河大剣ガイハート≫を装備しそのまま盾に突っ込ませる。しかし、待っていましたとばかりに紗那の盾からトリガーするのはなんと≪デーモン・ハンド≫。≪龍覇グレンモルト≫が返り討ちにされることでギャラリーから驚きと安堵の入り混じった歓声があがる。

≪神聖斬アシッド≫デッキにとって重要な7マナに到達することが出来た紗那。しかし、おそらく≪龍覇グレンモルト≫に対して構えていたであろう≪天真妖精オチャッピィ≫を召喚しマナを伸ばすのみのアクションに留まる。先程のターンに≪神聖斬アシッド≫をマナに置いたところから考えるに、恐らく彼にはまだ狙いがあるのだろう。

≪デーモン・ハンド≫によって返り討ちにされたものの、未だに流れに乗っているまさ。≪天真妖精オチャッピィ≫をプレイし、続けざまに≪超次元フェアリー・ホール≫≪タイタンの大地ジオ・ザ・マン≫。紗那に突きつけるよう≪神聖麒 シューゲイザー≫を回収しターンを終える。

神聖斬アシッド

満を持して紗那の手札から≪神聖斬アシッド≫が場に顕現する。その1枚から放たれるプレッシャーたるや。紗那の場の≪解体人形ジェニー≫、≪天真妖精オチャッピィ≫の攻撃が続けざまにまさの盾へと飛び込む。まさのSTは・・・なし。
ターン終了時。2体のクリーチャーは≪神聖斬アシッド≫の効果によって出てくる神への供物となる。降臨した神は・・・2体の≪聖霊左神ジャスティス≫だ。

聖霊左神ジャスティス

≪聖霊左神ジャスティス≫の効果。
1枚目・・・≪デーモン・ハンド≫。まさの場の≪タイタンの大地ジオ・ザ・マン≫が破壊される。
2枚目・・・≪超次元フェアリー・ホール≫≪勝利のプリンプリン≫。効果の対象は≪解体人形ジェニー≫だ。
紗那の場に致死打点がわずか1ターンで並び、まさの場のクリーチャーが1体破壊。1体が機能不全となってしまう。まるで形勢逆転という言葉がピタリと当てはまってしまうかのようだった。

まさのターン。≪神聖麒シューゲイザー≫を出し苦し紛れの≪希望の親衛隊ファンク≫で≪勝利のプリンプリン≫を破壊する。しかし、降臨した神々すべてを前にしてまさは、自らの盾へと祈りを捧げることしか出来なかった。

紗那 1-0 まさ


 

関連リンク:[第4回DM静岡CSピノキオ杯/入賞デッキ]


カテゴリ:カバレージ