[第5回DM静岡CS]メタゲーム・ブレイクダウン

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DM静岡チャンピオンシップ主催のThunders#36です。

先日開催しました第5回大会には、第4回大会を大きく上回る大勢の選手に出場して頂くことが出来、運営一同心より感謝しております。
素晴らしいゲームをいくつも繰り広げて頂き、本当にありがとうございました!

さて今回も、そんな第5回大会に集結した猛者達のデッキを集計し、その結果をご紹介していきます。
「今シーズンの集大成となるだろう」という前評判だったこのGW、果たしてどんなフィールドが選手達を待ち受けていたのでしょうか。

 

■メタゲーム・ブレイクダウン

まずは恒例のデッキ集計結果を、1日目の個人戦から。
相変わらず静岡CSのフィールドには、多種多様なアーキタイプ達が放たれておりました。

 

【1日目アーキタイプ集計表】

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この日のTier1は、49名が使用した「準赤単ドラグナーズ」、43名が使用した「イメンブーゴ」でした。どちらも大会前から要注意デッキとして騒がれていたアーキタイプであり、この結果はさほど驚くべきものでもないでしょう。
ちなみにこの2つだけで、全体の38%。3ラウンドに1回以上は当たる計算でした。

これに続くTier2は、37名の「ビッグマナ」と、その他10名以上が使用したアーキタイプ4種。
「ビッグマナ」は「デッドマン系」と「刃鬼系」のデッキを合算した人数で、バラしてみると他のTier2と大体同じ人数になります。
興味深いのが、あの「刃鬼」の総数よりも「ヘブンズゲート」の方が多かった点。時代の移り変わりを感じられずにはいられません。

Tier3では、まさかの「マーシャルクイーン」9名に驚かされました。
そこまで多い数ではないとはいえ、まるで前評判で口にされていなかったこのアーキタイプを9名もの選手が手に取るとは。
決勝ラウンドへ歩みを進めた選手も居ますし、この選択は間違っていなかったのでしょう、素晴らしい。

そしてこの日の決勝ラウンドなのですが・・・やはり生き残るローグデッキ達。
パッと見予選ラウンドと同じ割合でTop32が出揃っているのですが、良く見ると「その他」に分類されたデッキで7名も生き残っているんですね。
しかもTop8に最大勢力である「準赤単ドラグナーズ」が1名も残れなかったというのに、ローグデッキは2名も残るという大健闘。
第4回大会でもそうでしたが、こういうデッキが勝ち上がると会場が湧き上がります。
ローグ達よ、永遠なれ!

 

【2日目アーキタイプ集計表】

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この日のフィールドも、前日と似たような景色が広がっておりました。
いや寧ろ、前日の傾向を更に強くしたようなフィールドと言えるでしょう。

まず1番大きな変化は一目瞭然、「準赤単ドラグナーズ」が爆発的に数を伸ばしました。
ただでさえ一番多かったアーキタイプだというのに、前日の49名から29名も増えて78名。
いくら前日より全体の人数が58名増えたとはいえ、この増え方は普通ではありませんね。

次にこれまた急増した「ウィニー」、特に「黒緑ウィニー」を使用する選手が3倍以上に膨れ上がりました。
これは第4回大会の時にも確認出来ましたね、やはり団体戦では好まれるアーキタイプなのでしょう。

逆に数を減らしてしまったのが「その他」に分類されるローグデッキ達。
団体戦は自分の勝敗がチームメイトにまで大きく影響を与えてしまうが故、そんな戦いにメジャーでないアーキタイプを持ちこむのは難があったか、はたまたチームメイトに止められてしまったか。
何にせよ、ローグ達の数が減ったことで、2日目のフィールドがソリッドなものとなったのは間違いありません。

 

さあそれでは、この2日間を争ったアーキタイプ達ひとつひとつに焦点を当てていきましょう。
ビルダー達の努力の結晶、そのひとつひとつに尊敬を込めながら――

 

■各アーキタイプ解説

【準赤単ドラグナーズ】

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「準赤単ドラグナーズ」と謳ってきましたが、これに属する殆どのデッキは《超戦龍覇 モルトNEXT》をメインウェポンに採っている、所謂「NEXT」というアーキタイプですね。
殆どのデッキが採っている《メンデルス・ゾーン》の2ブーストが決まると、あっという間に《モルトNEXT》が駆け抜けて6打点を叩きつけてきます。
先攻であればノートリガーでも「黒緑ウィニー」を抜き去るこのスピードと威力は、間違いなくこの環境最大の脅威でした。

このグループは《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》を採っているか否かで大きく分けることが出来ます。
採っているタイプは《龍素記号Sr スペル・サイクリカ》を採ったりすることで、その威力を上げる工夫が見られました。
対し採っていないタイプは、ブーストやトリガーを厚く採っていたり、はたまた《二刀龍覇 グレンモルト「王」》のようなサブルートを用意したりと、使い手によって構築のベクトルが分かれていたようです。


「赤緑ジャックポットNEXT」
プレイヤー:おおしま

成績:団体戦優勝

-メインデッキ(40)-
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ

4 x 超戦龍覇 モルトNEXT
3 x 次元龍覇 グレンモルト「覇」
3 x 永遠のリュウセイ・カイザー
1 x 不敗のダイハード・リュウセイ
4 x 熱血龍 バトクロス・バトル
4 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー

4 x フェアリーの火の子祭

2 x 爆砕面 ジョニーウォーカー
4 x 無双竜鬼ミツルギブースト
1 x 龍仙ロマネスク
1 x ボルバルザーク・エクス
2 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス
4 x メンデルスゾーン

-超次元ゾーン(8)-
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド
1 x 覇闘の将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ
1 x 闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT
1 x 恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ
1 x 無敵王剣 ギガハート/最強熱血 オウギンガ


「赤緑NEXT」
プレイヤー:鬼丸覇
成績:個人戦Top32

-メインデッキ(40)-
4 x 超戦龍覇 モルトNEXT
3 x 次元龍覇 グレンモルト「覇」
3 x 熱血龍 メッタギルス
1 x 希望の絆 鬼修羅
3 x 熱血提督 ザーク・タイザー
4 x 熱血龍 バトクロス・バトル
2 x 二刀龍覇 グレンモルト「王」
4 x 英雄奥義 バーニング銀河

4 x エコ・アイニー

3 x メンデルスゾーン
4 x 爆砕面 ジョニーウォーカー
4 x 無双竜鬼ミツルギブースト
1 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス

-超次元ゾーン(8)-
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 最前線 XX 幕府/熱血龍 GENJI 「天」
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 覇闘の将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ
1 x 闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT
1 x 無敵王剣 ギガハート/最強熱血 オウギンガ


 

【イメンブーゴ】

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アーキタイプの総数でこそ「準赤単ドラグナーズ」にトップの座を奪われましたが、実は細かいサブタイプで見ると一番多かったのがこのグループに属する「青緑マジシャンループ」なんです。
1日目は40名、2日目は54名と、実にグループ内の90%以上を占めたこのサブタイプは、両日ともに1番多いデッキタイプでもあったんですね。

何が驚異的と言えば、それぞれの構築に殆どの差がないこと。
個人戦準決勝が48枚ミラーマッチとなり話題を呼びましたが、そもそも殆どの構築が40枚以上同じなのです。
それだけ完成された構築、ということなのでしょうね・・・使用者が多いのも頷けます。

もちろん、派生タイプもいくつかフィールドに現れました。
ミラーマッチを意識しての《龍覇 グレンモルト》採用型は、見事個人戦でTop16進出を果たしております。

一度完成したものを壊すというのは、なかなか勇気の要るものではありますが。
もしかしたら、この完成された構築が、更なる高みまで上り詰める手掛かりを掴めるかもしれませんね。


【青緑マジシャンループ】
プレイヤー:まさ、ハッサムたきもと
成績:個人戦優勝、同3位

-メインデッキ(40)-
1 x 光牙忍ハヤブサマル

4 x 終末の時計 ザ・クロック
4 x パクリオ
3 x 電流戦攻セブ・アルゴル

2 x 爆轟 マッカラン・ファイン

4 x 霞み妖精ジャスミン
3 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 掘師の銀
1 x 鳴動するギガ・ホーン
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 イメン=ブーゴ
4 x トレジャー・マップ
1 x フェアリー・ライフ

2 x 鎧亜戦隊ディス・マジシャン
1 x 無双恐皇ガラムタ
4 x 飛散する斧 プロメテウス

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の踊り子マティーニ/舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ
1 x エイリアン・ファーザー<1曲いかが?>/魅惑のダンシング・エイリアン
1 x サンダー・ティーガー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


「赤緑イメンモルト」
プレイヤー:おこめ
成績:個人戦Top16

-メインデッキ(40)-
1 x 逆転王女プリン

3 x 終末の時計 ザ・クロック

1 x 爆轟 マッカラン・ファイン
1 x お騒がせチューザ
1 x カモン・ピッピー
4 x 龍覇 グレンモルト
3 x 超次元ガイアール・ホール
2 x 不知火グレンマル

4 x 霞み妖精ジャスミン
4 x フェアリー・ライフ
1 x 青銅の鎧
4 x 天真妖精オチャッピィ
3 x 緑銅の鎧
2 x 鳴動するギガ・ホーン
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 イメン=ブーゴ

1 x 鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x 激相撲!ツッパリキシ/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


 

 

【ビッグマナ】

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今大会も安定した人気を誇ったグループです。

その中でも、今回より数を伸ばしたのが「デッドマン」。
パッと見、以前の「キューブ」のようなその構築からは、やはり強力なドラゴン達と重呪文達が投げ込まれてきます。
マウントを取ったらゲームエンドまでまっしぐらな反面、このグループの中ではあまり防御力が高くないのが課題か。
今後の研究に期待が集まります。


「5cデッドマン」
プレイヤー:パシ兄
成績:団体戦3位

-メインデッキ(40)-
1 x 蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ
1 x 偽りの王 ナンバーナイン

3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
2 x ドンドン吸い込むナウ
1 x ホーガン・ブラスター

3 x ガンヴィート・ブラスター

1 x 勝利宣言 鬼丸「覇」
2 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー

4 x 龍覇 ザ=デッドマン
3 x 界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ
2 x 神秘の宝箱
1 x セブンス・タワー
4 x フェアリー・ミラクル
1 x ガチンコ・ルーレット
2 x 天頂計画

1 x 龍仙ロマネスク
4 x 偽りの王 ヴィルヘルム
2 x 反撃のサイレント・スパーク
2 x 超次元ガード・ホール

-超次元ゾーン(8)-
1 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の支配者ディアボロスZ/最凶の覚醒者デビル・ディアボロスZ
1 x 始原塊 ジュダイナ/古代王 ザウルピオ
1 x 侵攻する神秘 ニガ=アブシューム/五邪王 ニガ=ヴェルムート
1 x 恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ


 

そして今回も数こそ居たものの、思うような戦果を上げられなかった「刃鬼」。
このビッグマナの代名詞とも言えたアーキタイプに、打って変わりそうなニューフェイスが出てきましたね。

それは、個人戦で準優勝した「白青緑ビッグマナ」です。
「刃鬼」に劣らぬ防御力と対応力が魅力のこのアーキタイプ、天敵である《邪帝遺跡 ボアロパゴス》対策の《トンギヌスの槍》を無理なく採れるのも良いですね。
今回はあまり使用者が居ませんでしたが、これからのビッグマナの看板を背負って立つ存在へ成長するのでは、と期待が集まります。


「白青緑ビッグマナ」
プレイヤー:紗那
成績:個人戦準優勝

-メインデッキ(40)-
2 x 「祝」の頂 ウェディング
1 x 「修羅」の頂 VAN・ベートーベン
2 x トンギヌスの槍

2 x プロテクション・サークル
2 x アポカリプス・デイ

2 x パクリオ
4 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
4 x ドンドン吸い込むナウ

4 x フェアリー・ライフ
4 x ピクシー・ライフ
1 x セブンス・タワー
3 x 超次元フェアリー・ホール

1 x 超次元ホワイトグリーン・ホール
4 x フェアリー・シャワー
4 x 調和と繁栄の罠

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x アルプスの使徒メリーアン/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
2 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


 

ちなみに今回は勢力も成績も振るわなかったものの、私が個人的に注目しているアーキタイプをひとつ。
DS環境を彷彿とさせるこの構築は、これから「準赤単ドラグナーズ」メタとして環境の一角を担うかもしれません。


「青黒緑ビッグマナ」
プレイヤー:Sabaki
成績:団体戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
2 x 「祝」の頂 ウェディング

3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
4 x ドンドン吸い込むナウ
3 x 龍脈術 水霊の計

4 x 解体人形ジェニー
2 x 壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ
3 x リュウセイ・イン・ザ・ダーク
2 x ガチンコ・ジョーカー

4 x フェアリー・ライフ
4 x ピクシー・ライフ
1 x セブンス・タワー
4 x 超次元フェアリー・ホール

2 x 腐敗無頼トリプルマウス
2 x フェアリー・シャワー

-超次元ゾーン(8)-
2 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


 

 

【ウィニー&スライ】

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このグループもまた、ビッグマナ程ではありませんが安定したユーザー数を維持しています。
もう6年近くグループの代名詞を務める「黒緑ウィニー」をはじめ、相手の命を若いターンで摘み取りに掛かる姿は、まさに死のペースメイカー。


「黒緑ウィニー」
プレイヤー:御寿司
成績:団体戦3位

-メインデッキ(40)-
4 x 孤独の影ロンリー・ウォーカー
4 x 緊縛の影バインド・シャドウ
4 x 闇戦士ザビ・クロー
4 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 死神術士デスマーチ
2 x 死神竜凰ドルゲドス

4 x スナイプ・モスキート
4 x 冒険妖精ポレゴン
1 x ダンディ・ナスオ
3 x ジオ・ナスオ
4 x 密林の総督ハックル・キリンソーヤ

2 x 無頼封魔アニマベルギス


 

今年の3月あたりでは《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を核とした「白系ウィニー」がトーナメントシーンで輝きを放っておりましたが、今大会に至るまでにすっかり鳴りを潜めてしまいました。

その代わりに――それにしては色も戦い方も正反対な気もしますが――トーナメントシーンに現れたのが、「黒単スライ」です。
《闇戦士ザビ・クロー》《死神術士デスマーチ》といった闇文明を代表する軽量アタッカーが縦へ、そして《福腹人形コダマンマ》《暗黒鎧 ディオデスター》で横へ展開。
展開ばかりかと思えば、《夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー》が相手の策略を妨害しながら追い詰めたりと、変幻自在な動きを見せます。
まだ少数とはいえ、油断は禁物です。
今その動きを確認しておかないと、近い将来痛い目を見るかもしれませんよ?


「黒単スライ」
プレイヤー:姫松
成績:個人戦Top8

-メインデッキ(40)-
2 x ねじれる者ボーン・スライム
2 x 緊縛の影バインド・シャドウ
4 x 闇戦士ザビ・クロー
4 x 福腹人形コダマンマ
2 x 一撃奪取 ブラッドレイン
3 x オタカラ・アッタカラ
3 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 暗黒鎧 ディオデスター
2 x 爆弾団 ボンバク・タイガ
4 x 死神術士デスマーチ
2 x 鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー
1 x 死神竜凰ドルゲドス
4 x 夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー
3 x 闇からの復権

-超次元ゾーン(8)-
1 x イオの伝道師ガガ・パックン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x エイリアン・ファーザー<1曲いかが?>/魅惑のダンシング・エイリアン
1 x サンダー・ティーガー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x 激相撲!ツッパリキシ/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


 

 

【ヘブンズゲート】

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カードプールが縛られた限定フォーマットではお馴染みのアーキタイプでしたが、ついに殿堂レギュレーションのメタの一角として戦えるだけの戦力を手にしました。
《音感の精霊龍 エメラルーダ》という最高の相棒を手にした《奇跡の精霊ミルザム》――このコンビが揃ってしまえば、対戦相手はあっという間にS・トリガーの嵐に飲み込まれてしまうことでしょう。

このアーキタイプは白単か、それに青や黒を足しているかで分けることが出来るのですが、今大会では圧倒的に後者が多かったです。
《エナジー・ライト》等の青のドローソース、《魔天降臨》等の黒の妨害は、確かに多種多様なアーキタイプが混在するフィールドで戦うには魅力的でありました。


「白青黒ヘブンズゲート」
プレイヤー:ういんず
成績:団体戦Top16

-メインデッキ(40)-
4 x 音感の精霊龍 エメラルーダ
3 x 真・龍覇 ヘブンズロージア
1 x 高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ
4 x 奇跡の精霊ミルザム
1 x 閃光の神官 ヴェルベット
2 x 封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン
1 x プロテクション・サークル
3 x グローリー・スノー
3 x ドラゴンズ・サイン
3 x ヘブンズ・ゲート

3 x エナジー・ライト
4 x クリスタル・メモリー
2 x 転生スイッチ
3 x 龍脈術 水霊の計

1 x 復活の祈祷師ザビ・ミラ
2 x 魔天降臨

-超次元ゾーン(8)-
3 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン/天命讃華 ネバーラスト
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド


 

 

【サソリス】

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ドラゴンサーガ版「Mロマノフ」なんて呼ばれ方もするこのアーキタイプ。
4ターン目に斧を振り回しながら進化し、とんでもない打点を投げつけるその姿を見れば、あの禁止となった邪神を思い出してしまうのも当然か。

このグループも緑単か、それに赤を足すかで分かれます。
前者の安定した試合運びも素晴らしいですが、後者の暴力っぷりにも思わず目移りしてしまいますね。
どちらの姿があなたのパートナーに相応しいかは、まずはこの暴れん坊を手懐けてから決めるとしましょう。


【緑単サソリス】
プレイヤー:ビートマン
成績:個人戦4位

-メインデッキ(40)-
4 x 幻緑の双月
4 x 成長の面 ナム=アウェイキ
1 x 青銅の鎧
4 x 青銅の面 ナム=ダエッド
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 サソリス
1 x 密林の総督ハックル・キリンソーヤ
2 x 諸肌の桜吹雪
4 x ベル・ザ・エレメンタル
4 x 大神秘イダ
3 x トレジャー・マップ
4 x 超次元フェアリー・ホール
4 x 古龍遺跡エウル=ブッカ

-超次元ゾーン(8)-
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x ハイドラ・ギルザウルス/死海竜ガロウズ・デビルドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


「赤緑サソリス」
プレイヤー:ゆいが
成績:団体戦3位

-メインデッキ(40)-
4 x 龍覇 グレンモルト
4 x 超次元ボルシャック・ホール

3 x 幻緑の双月
4 x 成長の面 ナム=アウェイキ
1 x 青銅の鎧
1 x 正々堂々 ホルモン
4 x 青銅の面 ナム=ダエッド
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 サソリス
2 x 諸肌の桜吹雪
4 x 大神秘イダ
4 x 古龍遺跡エウル=ブッカ

1 x 鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス
3 x 機神勇者スタートダッシュ・バスター

-超次元ゾーン(8)-
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


 

 

【グレンモルト】

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ドラゴンサーガのストーリーで、次々と進化を遂げたグレンモルト。
最近はその進化先達にお株を取られがちですが、まだまだ元祖グレンモルトもメタの一角を張り続けています。

以前は《解体人形ジェニー》や《未知なる弾丸 リュウセイ》といった闇文明のカードが採られた黒赤緑の構築がオーソドックスでしたが、今大会は《フェアリー・ギフト》《超次元シューティング・ホール》といったスピード重視のカードが多く採られた赤緑の構築も目立ちました。
4ターンで7マナまで届いてしまう「準赤単ドラグナーズ」のスピードに対抗する為、こちらもそれを上回るスピードを追及した結果なのでしょう。


「赤緑ギフトステロイド」
プレイヤー:よーき
成績:団体戦準優勝

-メインデッキ(40)-
4 x 凶戦士ブレイズ・クロー
4 x 斬斬人形コダマンマ
4 x 早撃人形マグナム
1 x カモン・ピッピー
4 x 龍覇 グレンモルト
4 x 超次元シューティング・ホール

4 x 冒険妖精ポレゴン
2 x 青銅の鎧
1 x 正々堂々 ホルモン
3 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 次元流の豪力
4 x フェアリー・ギフト

4 x 無頼勇騎タイガ

-超次元ゾーン(8)-
1 x アルプスの使徒メリーアン/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x ブーストグレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 不死身のブーストグレンオー/爆裂ダッシュ!グレンセーバー政
1 x レッド・ABYTHEN・カイザー/シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン
1 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ


 

 

【ハンデス】

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やはりこのグループもまた、一定の人気を保っているようですね。
3~4月のCSで戦果を上げていることを踏まえれば、寧ろ少ないくらいでしょうか。

今回はドロマーよりも、青黒の方が多かったようです。
興味深かったのが、《ファンタズム・クラッチ》を採用した構築が多かった点。
これはこのグループが脅威としている「準赤単ドラグナーズ」の猛攻への対抗策なのでしょう。

また、《魔天降臨》の投入枚数が以前に比べて多くなっています。
殆どの構築が2~3枚採っており、4枚採る構築も存在しました。
それだけ早い段階でプレイしたい、ということなのでしょう。
こういうところからも、このフィールドに求められているスピードの具合が読み取れます。


「青黒ハンデス」
プレイヤー:ぺっぱー
成績:個人戦Top32

-メインデッキ(40)-
2 x セブ・コアクマン
1 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
3 x エナジー・ライト
3 x コアクアンのおつかい

4 x 特攻人形ジェニー
2 x 学校男
3 x 西部人形ザビ・バレル
4 x ゴースト・タッチ
2 x ファンタズム・クラッチ
3 x 超次元リバイヴ・ホール
4 x 超次元ミカド・ホール
4 x 魔狼月下城の咆哮
2 x 魔天降臨
1 x ローズ・キャッスル

2 x 陰謀と計略の手

-超次元ゾーン(8)-
2 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 激天下!シャチホコ・カイザー/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
1 x 時空の封殺ディアスZ/殲滅の覚醒者ディアボロスZ
1 x 超時空ストームG・XX/超覚醒ラスト・ストームXX


 

 

【ヘルボロフ】

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その殆どが黒単であるこのグループは、別名「黒単ドラグナーズ」と呼ばれます。
第4回大会で超次元型だった黒単は、その姿を変えドラグナー型と変貌を遂げました。

《爆霊魔 タイガニトロ》による高速メガハンデスにご注意を。
それを喰らってしまえば、貴方は《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》によって闇のクリーチャーが滅んでは生き返る悪夢のパレードを、貴方自身が滅ぼされるまで延々と見続けなければなりません。

ちなみに、この後記載しているTop32のリストには採られていませんが、このグループでも《魔天降臨》を採る構築がいくつか存在しました。
やはり「ハンデス」同様、スピードが要求されているということの表れなのでしょうか。


「黒単ドラグナーズ」
プレイヤー:とおりま
成績:個人戦Top32

-メインデッキ(40)-
3 x 特攻人形ジェニー
2 x 学校男
4 x 西部人形ザビ・バレル
2 x 解体人形ジェニー
3 x 白骨の守護者ホネンビー
2 x 爆霊魔 タイガニトロ
1 x 龍神ヘヴィ
4 x 龍覇 ニンジャリバン
2 x 希望の親衛隊ファンク
4 x 極・龍覇 ヘルボロフ
2 x リュウセイ・イン・ザ・ダーク
4 x ボーンおどり・チャージャー
1 x インフェルノ・サイン
4 x 魔狼月下城の咆哮
2 x 地獄門デス・ゲート

-超次元ゾーン(8)-
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 魂喰いの魔狼月下城/魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂遺跡 グリーネ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス


 

 

【マーシャルクイーン】

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まさか、「ヘブンズゲート」どころかこのアーキタイプまでメタの一角として勘定する日が来るとは・・・。
正直、私はデッキシートを集計し終えた自分の目を疑いました。

今までその存在を強く知られながらも、使用者が少なくローグとされてきた「マーシャルクイーン」。
今大会、特に個人戦にてTier3と肩を並べるまで使用者を獲得し、遂にメタの一角として名を連ねるに至りました。
妨害が少なく、盾に一直線に飛び込んでくる「準赤単ドラグナーズ」が大きな勢力を誇ったこと自体が、このグループにとっては何よりの追い風だったのかもしれません。

存在した構築の殆どは、もはやこのグループの基本となった《光霊姫アレフティナ》によるエクストラウィン型。
それともうひとつ、「これぞローグ!」という構築が姿を現したので、ここに記しておきましょう。
このグループは、改めて可能性の塊だと感じさせられました。


「青単マーシャルループ」
プレイヤー:END
成績:個人戦Top16

-メインデッキ(40)-
4 x 天雷霊騎サルヴァティ
1 x 光霊姫アレフティナ
1 x 湧水の光陣

4 x コスモ・ポリタン
4 x 電磁麗姫ジェリー
3 x マーシャル・クロウラー
4 x 深海の伝道師 アトランティス
4 x マーシャル・クイーン
1 x ストリーミング・シェイパー
1 x ミスティック・クリエーション
3 x フォーチュン・スロット
4 x 転生スイッチ
4 x 海底鬼面城

2 x 反撃のサイレント・スパーク

-超次元ゾーン(8)-
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 魂喰いの魔狼月下城/魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂遺跡 グリーネ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 極真王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス


「白青マーシャルビート」
プレイヤー:筑前煮
成績:個人戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
4 x 真・龍覇 ヘブンズロージア
4 x 超次元サプライズ・ホール
3 x ドラゴンズ・サイン
3 x マスター・スパーク

4 x コスモ・ポリタン
3 x 終末の時計 ザ・クロック
3 x 電磁麗姫ジェリー
4 x マーシャル・クイーン
4 x 龍脈術 水霊の計
4 x 海底鬼面城

4 x 熱血龍 バトクロス・バトル

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x 時空の踊り子マティーニ/舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ
1 x 時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド


 

 

【墓地ビート】

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《夢幻騎士 ダースレイン》という新たなるアタッカーを獲得し、躍進が期待されたグループでしたが、今大会ではその勢力はあまり伸びませんでした。
とはいえ、見切るのにはまだ早いです。

団体戦にて優勝した「青黒ダースレイン」は、赤のカードを《百万超邪 クロスファイア》のみに留めており、横への展開力を進化させることでフィールドに順応、見事その玉座を手にしました。
以前は《クロスファイア》の他に《暴走龍 5000GT》等の赤いカードを多く採用した構築が基本でしたが、今日からその基本は覆されるかもしれませんね。


「青黒ダースレイン」
プレイヤー:シュートリズム
成績:団体戦優勝

-メインデッキ(40)-
2 x フェイト・カーペンター
2 x 封魔ゴーゴンシャック
3 x 終末の時計 ザ・クロック
3 x アクア・ジェスタールーペ

4 x 闇戦士ザビ・クロー
2 x 福腹人形コダマンマ
4 x オタカラ・アッタカラ
4 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 死神術士デスマーチ
4 x 夢幻騎士 ダースレイン

4 x 百万超邪 クロスファイア

4 x 戦略のD・Hアツト

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の踊り子マティーニ/舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x サンダー・ティーガー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 激相撲!ツッパリキシ/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス


 

 

【その他】

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「ヘブンズゲート」「マーシャル」といった”元”ローグデッキ達が活躍した今大会でしたが、この「その他」に属すこととなったローグデッキ達だって負けておりません。

個人戦では相変わらずローグデッキを持ちこむ選手が全体の10%以上を占め、その変幻自在の姿で大勢力達を脅かし続けました。
そして実った2つの結果――予選1位通過を撃破した「青黒落城」、それと共にTop8進出を決めた「青緑オプティマスループ」には、大いに会場を沸かせて頂きました。

ローグの道を歩む者達に、大いなる希望を与えた2名のビルダー達。
彼らに今一度、盛大な拍手を捧げましょう。


「青黒落城」
プレイヤー:ぬ、
成績:個人戦Top8

-メインデッキ(40)-
2 x シンカイタイフーン
4 x 終末の時計 ザ・クロック
2 x 斬隠蒼頭龍バイケン
1 x スパイラル・ゲート
4 x エマージェンシー・タイフーン
1 x ストリーミング・シェイパー
4 x 龍脈術 落城の計

1 x デュエマの鬼!キクチ師範代
2 x 禁術のカルマ カレイコ
2 x 奈落の葬儀人デス・シュテロン
2 x 血塗られた奈落 スクリーム
4 x 死神術士デスマーチ
2 x 鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー
1 x 死神竜凰ドルゲドス
2 x 地獄門デス・ゲート

4 x 戦略のD・Hアツト
1 x 偽りの名 シャーロック
1 x 世紀末ヘヴィ・デス・メタル


「青緑オプティマスループ」
プレイヤー:南みれぃ
成績:個人戦Top8

-メインデッキ(40)-
1 x トンギヌスの槍

2 x スローリー・チェーン

1 x サイバー・N・ワールド
1 x 術英雄 チュレンテンホウ
2 x セイレーン・コンチェルト
3 x フォーチュン・スロット
4 x ドンドン吸い込むナウ
4 x 海底鬼面城

4 x 薫風妖精コートニー
1 x 陰陽の舞
3 x フェアリー・ギフト
4 x 妖精の裏技ラララ・ライフ
4 x 豊潤フォージュン
1 x モビル・フォレスト

4 x 常勝ディス・オプティマス
1 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス

-超次元ゾーン(8)-
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
2 x 龍波動空母 エビデゴラス/最終龍理 Q.E.D.+


 

 

いかがだったでしょうか。

大勢力からローグまでが群雄割拠する格好となった第5回大会。
「今シーズンの集大成となるだろう」という前評判を嘲笑うかのように、それぞれの勢力が様々な形で爪痕を残していきました。

変容を続けるデュエル・マスターズのフィールドに、いよいよ2015年度のブロック”革命”のカードプールが放たれます。
今大会の爪痕を探る時間も、我々にはもう、あまり残されていないのです。
この化け物が、また姿を変えてしまう前に――

 

それではまた、真夏のフィールドでお会いしましょう!


カテゴリ:メタゲーム・ブレイクダウン