[第6回DM静岡CS]メタゲーム・ブレイクダウン

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DM静岡チャンピオンシップ主催のThunders#36です。
先日開催しました第6回大会にも大勢の選手にご参加頂くことが出来、運営一同心より感謝しております。
熱いゲームをいくつも繰り広げて頂き、本当にありがとうございました!

さて今回も、そんな第6回大会に集結した猛者達のデッキを集計し、その結果をご紹介していきます。
DMGP1stで幕を開け、いくつものCSを経て迎えた8月22日。果たしてどんなフィールドが選手達を待ち受けていたのでしょうか。

 

■メタゲーム・ブレイクダウン

【アーキタイプ集計結果(1日目)】

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この日一番の人気を集めたのは「ヘルボロフ」でした。
全体での使用者数は29名と約16%を占める割合で、そのほとんどが黒単で構築されています。
Top32に5名、Top8に3名輩出(内2名は優勝と準優勝!)するなど、戦績も文句なし。
前の週に開催されたCSでもこのアーキタイプはいくつもの戦果を上げておりましたので、活躍するのは間違いないだろうという見方が強かったですが、まさかこの日の決勝戦が「黒単ヘルボロフ」ミラーとなるとは。
その実力を改めて証明した日となりましたね。

ただ、「ヘルボロフ」に殆ど劣らぬ人気を集めたアーキタイプが、他に3つもありました。
「赤侵略」「イメン=ブーゴ」「NEXT」の3つです。
特に「イメン=ブーゴ」は第5回大会でもそうであったように、殆ど同じリストの構築がずらりと群れを成しました。
サブタイプで見ても「黒単ヘルボロフ」の24に次ぐ23。
リストに差がない点も考えると、一番人気を博したのはこのアーキタイプだった、という考え方も出来るかもしれませんね。

そして、当初の予想を良い意味で裏切ったのが「ビッグマナ」。
《メガ・マナロック・ドラゴン》のリリースと「イメン=ブーゴ」の復活により、「あまり使用するには適した環境ではないのではないか」という声が多かったこのアーキタイプ。
蓋を開けてみると、タイプは分かれるにしろ、全体で21名の選手がこれを握ることを選択したのです。
《龍覇 M・A・S》や《調和と繁栄の罠》と言った「Tier1に刺さるカードを採りやすい」という長所、そしてその柔軟性の高さを好んだ選手が多かった、ということなのでしょう。
結果としては上位進出率が他のアーキタイプに比べ悪く、”勝ち組”とはなれませんでしたが、それでも根強い人気を証明することは十分に出来たのではないでしょうか。

 

【アーキタイプ集計結果(2日目)】

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黒単が天下を獲ったはずのフィールドでしたが、それは一夜にして焼け野原に。
「赤侵略」が、その名の如く黒単の天下を侵略してしまったのです――その数、実に45名(21.4%)!
特に勢力を伸ばしたのがこのアーキタイプの筆頭「赤単ガトリング」。
前日の18名(約10%)から13名増やし31名(約14.7%)、一気に「黒単ヘルボロフ」「青緑イメン=ブーゴ(ガラムタ)」を抜き去り使用者数トップの座に君臨したのです。
団体戦はその環境最速のアーキタイプが増える傾向が強いですが、今回もその例に漏れませんでしたね。

そしてもうひとつ、こちらも勢力を伸ばしたのが「NEXT」。
前日の24名(約13.2%)から13名増やし37名(約17.6%)と、このアーキタイプも「ヘルボロフ」以上のシェアを獲得しました。
もちろん伸ばしたのは勢力だけではなく、「赤緑NEXT」を2名擁したチームを優勝させる等、Top4の12枠に3名輩出する快挙を達成。
前日にTop8へ1名も輩出することが敵わなかった屈辱をしっかりと晴らしました。

「赤侵略」と「NEXT」という攻撃的なアーキタイプが勢力を伸ばすのは、最早毎回のこととなりました。
「赤単ガトリング」にとっての「ヘブンズ・ゲート」等、万が一勝ち辛いアーキタイプと当ってしまっても、チームメイト次第ではラウンドを勝利することが出来る。
団体戦では、穴を埋めきれない構築でも積極的に使いやすいのがひとつのポイントとなりますね。

 

団体戦と言えば、今回も3名揃って同じアーキタイプを選択したチームが幾つか見受けられました。
「黒単ヘルボロフ」、「イメン=ブーゴ」で揃え、積極的に試合中に相談するチーム。
「赤単ガトリング」「赤単レッドゾーン」で揃え、相談している暇があるのかわからないチーム。

そういえば、「ガチロボ」3名のチームも居ました。
ローグデッキが減る傾向にある団体戦において、敢えてローグデッキ×3で荒波へ飛び込んで行くその度胸・・・ビッグゲームハンターとなる素質を感ぜざるを得ません!

 

■各アーキタイプ解説

【ヘルボロフ】

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今大会の”勝ち組”のアーキタイプでしょう。
個人戦では使用者数No.1&Top2を独占、使用者数No.1の座を明け渡した団体戦でもTop4の12枠に3名輩出する活躍振り。
この環境は、このアーキタイプが核となって回っておりました。

黒単で構築されることが圧倒的に多いのですが、そのリストは選手によって様々なのがこのアーキタイプの恐ろしさのひとつ。
《爆霊魔 タイガニトロ》等のハンデスでテンポを奪い、《極・龍覇 ヘルボロフ》の着地までの時間をコントロールするのがメジャーでしたが、最近は《一撃奪取 ブラッドレイン》等で自身のテンポを上げる構築が出現したのです。
「黒単だから足が遅い」といった固定概念は捨てましょう、さもなくば貴方が動けないでいる間に《ブラッドレイン》や《復讐 ブラックサイコ》が、そして場合によっては《死神術士デスマーチ》だって襲いかかってきますからね。

他にも《百発人形マグナム》や《ファンタズム・クラッチ》を採る構築が増えてきました。
特に前者はその利便性が評価され、使用数が伸びてきています。
踏み倒しメタの代名詞な元祖《マグナム》、相手はもちろん自分の踏み倒し(=リアニメイト)で反応させ、再利用したいcipクリーチャーの破壊やドラグナーのアタックキャンセルに利用したり出来るんですね。
後者も今後の環境次第では使用者が増えることでしょう、ただでさえ守りを固めに設定できるこのアーキタイプにこれが積まれたら、ビートダウン側としてはたまったものではありません。

このように、環境を読んでチューニング出来る柔軟性が人気を博した要因となったのだと思われます。
このアーキタイプと対峙する際は、一体相手が何を読んでデッキを構築したのか、しっかり読むことが求められます。


「黒単ヘルボロフ」
プレイヤー:スイッチ
成績:個人戦優勝

-メインデッキ(40)-
3 x 特攻人形ジェニー
2 x 学校男
2 x 暗黒鎧 ヘルミッション
3 x 西部人形ザビ・バレル
4 x 解体人形ジェニー
3 x 白骨の守護者ホネンビー
2 x 爆霊魔 タイガニトロ
2 x 希望の親衛隊ファンク
4 x 龍覇 ニンジャリバン
2 x 復讐 ブラックサイコ
4 x 凶殺皇 デス・ハンズ
4 x 極・龍覇 ヘルボロフ
1 x インフェルノ・サイン
4 x 魔狼月下城の咆哮

-超次元ゾーン(8)-
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 魂喰いの魔狼月下城/魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂遺跡 グリーネ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 極真王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス


「黒単ヘルボロフ」
プレイヤー:まさ
成績:団体戦4位

-メインデッキ(40)-
4 x 一撃奪取 ブラッドレイン
2 x 西部人形ザビ・バレル
2 x 百発人形マグナム
3 x 解体人形ジェニー
4 x 白骨の守護者ホネンビー
2 x 爆霊魔 タイガニトロ
4 x 龍覇 ニンジャリバン
4 x 極・龍覇 ヘルボロフ
3 x 死神術士デスマーチ
3 x 復讐 ブラックサイコ
4 x ボーンおどり・チャージャー
1 x インフェルノ・サイン
4 x 魔狼月下城の咆哮

-超次元ゾーン(8)-
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 魂喰いの魔狼月下城/魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂遺跡 グリーネ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 極真王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス


 

 

【赤侵略】

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長年環境最速の座を務めてきた「黒緑ウィニー」を、遂にその玉座から引き摺り降ろすアーキタイプが誕生しました。
“侵略すること火の如く”とは良く言ったもので、その破壊力満点の攻撃性能は、相手をあっという間に滅ぼしてしまいます。

特にこのアーキタイプの筆頭である「赤単ガトリング」は、ご存知の通り相手を3ターンで沈めるパターンが2種類も存在し、とても意識せずにはこの環境を戦うことが出来ません。
「黒緑ウィニー」は環境のペースメーカーなんて呼ばれ方もしていましたが、これはペースメーカーなんて可愛いものではありません・・・あまりにも暴力的過ぎます。

ちなみにこの「赤単ガトリング」は、一部の《フレイムランス・トラップ》等が採られたリストを除き、その殆どが下記のリストとメインデッキ40枚が同じでした。
革命編のプールが広がっていくにつれ、これのリストも変化していくのでしょうか?


「赤単ガトリング」
プレイヤー:クロウ
成績:個人戦4位

-メインデッキ(40)-
4 x 凶戦士ブレイズ・クロー
4 x 螺神兵ボロック
4 x 爆冒険 キルホルマン
4 x 斬斬人形コダマンマ
4 x 炎舌実況DJ・ショー
4 x 鬼切丸
4 x 爆炎シューター マッカラン
4 x 音速 ニトロフラグ
4 x デュアルショック・ドラゴン
4 x 音速 ガトリング

-超次元ゾーン(8)-
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 魂喰いの魔狼月下城/魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂遺跡 グリーネ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 極真王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス


 

 

同じグループの「レッドゾーン」系は、「ガトリング」系には及ばないものの、4ターンキル可能な威力を誇り、なおかつ「ガトリング」系に殴り勝てるというのが大きな魅力です。
また、《早撃人形マグナム》や《お騒がせチューザ》等のメタカードを採りやすく、「ガトリング」系よりも柔軟な構築が可能なことにも注目。

ここでは、個人戦でTop8入賞を果たしたイシダ選手の「青赤レッドゾーン」をご紹介します。
赤単で組むよりも安定性、及び受けが強くなっているように感じられるリストとなっています。
「レッドゾーン」の辿りつく終着点はどこなのか、これからが楽しみです。


「青赤レッドゾーン」
プレイヤー:イシダ
成績:個人戦Top8

-メインデッキ(40)-
4 x 終末の時計 ザ・クロック
3 x ドンドン吸い込むナウ
4 x 海底鬼面城

4 x 一撃奪取 トップギア
4 x 轟速 S
1 x 音速 ニトロエアー
4 x 轟速 ザ・レッド
3 x 破壊者 シュトルム
3 x 超音速 ターボ3
1 x 超轟速 SA-W
4 x 轟く侵略 レッドゾーン
2 x 超次元シューティング・ホール

3 x 熱湯グレンニャー

-超次元ゾーン(8)-
1 x アルプスの使徒メリーアン/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x ブーストグレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン


 

 

【NEXT】

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相変わらず様々なパターンを擁するこのグループですが、第5回大会からの3ヶ月半を経て、とりあえず《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》はほぼ確定で投入されるようになりました。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の有無に関わらず、「トップデッキしても強い踏み倒し呪文」として積極的に採用されています。

《悪魔龍 ダークマスターズ》リリース後は《サイクリカ》とこれを両方積んだ、それはそれは凶悪な構築が流行しましたが、現在はそれから《サイクリカ》を抜いてしまった構築が増えたようです。
黒のカードが《ダークマスターズ》だけのものもあれば、最近リリースされた《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》や《魔龍バベルギヌス》といった黒いドラゴンをしっかりと採った構築まであるようですね。


 

「黒赤緑NEXT」
プレイヤー:MAKI
成績:個人戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
1 x 魔龍バベルギヌス
3 x 悪魔龍 ダークマスターズ

3 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x 超戦龍覇 モルトNEXT
3 x 熱血龍 バトクロス・バトル
2 x 熱血提督 ザーク・タイザー
4 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー

4 x フェアリー・ライフ
3 x フェアリーの火の子祭

4 x 無双竜鬼ミツルギブースト
2 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス
3 x ボルメテウス・ブラック・ドラゴン
4 x メンデルスゾーン

-超次元ゾーン(8)-
1 x 熱血剣 グリージーホーン/熱血龍 リトルビッグホーン
1 x 無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ
2 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT
1 x 覇闘の将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ


 

 

また、今回は色を絞り《次元龍覇 グレンモルト「覇」》を採る構築が活躍しました。
NEXT同様《爆熱天守 バトライ閣》や《闘将銀河城 ハートバーン》を設置出来るドラグナーな上、もとよりスピードアタッカーなおかげで《バトライ閣》から出した時に威力抜群。
構築の自由度こそ縛られてしまいますが、それに見合うカードパワーを秘めております。


「赤緑NEXT」
プレイヤー:マスクマン4
成績:団体戦優勝

-メインデッキ(40)-
4 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x 超戦龍覇 モルトNEXT
3 x 次元龍覇 グレンモルト「覇」
2 x 永遠のリュウセイ・カイザー
2 x 不敗のダイハード・リュウセイ
4 x 熱血龍 バトクロス・バトル
3 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー

4 x フェアリー・ライフ
2 x フェアリーの火の子祭

4 x 無双竜鬼ミツルギブースト
4 x 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス
4 x メンデルスゾーン

-超次元ゾーン(8)-
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド
1 x 覇闘の将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ
1 x 闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT
1 x 恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ
1 x 無敵王剣 ギガハート/最強熱血 オウギンガ


 

 

【イメン=ブーゴ】

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《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》を1枚制限とされても生き残り、第一線で戦い続けるループデッキ。

《メガ・マナロック・ドラゴン》のリリースで一時は勢力を失ってしまったアーキタイプでしたが、「ヘブンズ・ゲート」等が勢力を伸ばすのに合わせて環境に復活。
相変わらずその対応能力の高さと、確実に相手を滅ぼすそのスタイルで人気をキープしております。

以前と変わらず、殆どのリストのフィニッシャーは《無双恐皇ガラムタ》なのですが、一部のイストでは《天下統一シャチホコ・カイザー》が《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》と抱き合わせで採られておりました。
《デッドブラッキオ》で、ビートダウンとミラーマッチでの《邪帝斧 ボアロアックス》龍解を妨害できるのが魅力です。


「青緑イメン=ブーゴ」
プレイヤー:あさの
成績:団体戦優勝

-メインデッキ(40)-
1 x 光牙忍ハヤブサマル

2 x 終末の時計 ザ・クロック
4 x パクリオ
3 x 電流戦攻セブ・アルゴル
3 x ドンドン吸い込むナウ

2 x 爆轟 マッカラン・ファイン

1 x ダンディ・ナスオ
4 x 霞み妖精ジャスミン
3 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 掘師の銀
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 イメン=ブーゴ
3 x トレジャー・マップ
2 x フェアリー・ライフ

1 x 鎧亜戦隊ディス・マジシャン
4 x 飛散する斧 プロメテウス
1 x 無双恐皇ガラムタ

-超次元ゾーン(8)-
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス
1 x エイリアン・ファーザー<1曲いかが?>/魅惑のダンシング・エイリアン
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x サンダー・ティーガー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
2 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


「青緑イメン=ブーゴ」
プレイヤー:あくあ
成績:団体戦3位

-メインデッキ(40)-
4 x パクリオ
2 x 電流戦攻セブ・アルゴル
4 x ドンドン吸い込むナウ

1x 希望の親衛隊ファンク

1 x 爆轟 マッカラン・ファイン

4 x 霞み妖精ジャスミン
4 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 掘師の銀
2 x 緑銅の鎧
1 x 鳴動するギガ・ホーン
1 x 次元流の豪力
4 x 龍覇 イメン=ブーゴ
2 x 界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ
3 x トレジャー・マップ
1 x フェアリー・ライフ

1 x 鎧亜戦隊ディス・マジシャン
3 x 飛散する斧 プロメテウス
1 x 天下統一シャチホコ・カイザー

-超次元ゾーン(8)-
2 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x イオの伝道師ガガ・パックン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x エイリアン・ファーザー<1曲いかが?>/魅惑のダンシング・エイリアン
1 x マザー・エイリアン<よろこんで>/魅惑のダンシング・エイリアン


 

 

【ビッグマナ】

「修羅」の頂 VAN・ベートーベン

従来のパフォーマンスこそ発揮できなかったものの、安定した人気をキープしたこのグループ。

今回は白青緑の3色で構築されたデッキが人気でした。
その殆どが《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》等お馴染みのゼニスを採用したタイプでしたが、ゼニスはゼニスでも《「無情」の極 シャングリラ》を採用したり、はたまた《轟く侵略 レッドゾーン》で中盤の攻撃力を高めた構築も散見されました。


「白青緑シャングリラ」
プレイヤー:チョイヤ
成績:団体戦Top8

-メインデッキ(40)-
2 x 「無情」の極 シャングリラ

1 x 光牙忍ハヤブサマル
1 x 黙示護聖ファル・ピエロ
1 x 黙示聖者ファル・レーゼ
1 x 偽りの王 ナンバーナイン
1 x アポカリプス・デイ

4 x パクリオ
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
4 x ドンドン吸い込むナウ

3 x 霞み妖精ジャスミン
1 x 天真妖精オチャッピィ
1 x ピクシー・ライフ
4 x フェアリー・ライフ
2 x 母なる星域
1 x セブンス・タワー
3 x 超次元フェアリー・ホール

4 x フェアリー・シャワー
1 x 超次元ホワイトグリーン・ホール
2 x 調和と繁栄の罠

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
2 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 時空の鬼若コーシロウ/戦鬼の覚醒者ダンジューロウ


 

 

【ヘブンズ・ゲート】

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つい最近まで環境の三つ巴の一角を張っていたこのアーキタイプでしたが、ここに来て若干勢力を減らしました。
「ヘルボロフ」と「イメン=ブーゴ」が勢力を維持しているのが原因のひとつでしょう。

ただそうは言っても、この鉄壁の防御力は半端ではありません。
「赤単ガトリング」や「赤緑NEXT」といった、今回活躍したトップメタが苦しむアーキタイプですので、決してこれを使用することも間違いではなかったのです。
それを証明するかの如く、個人戦では「赤単ガトリング」にしっかり勝利し3位入賞。

このアーキタイプもまた、使い手の好みによってカード配分がガラッと変わります。
ドローソースやチャージャーを採ることで早くコンボを狙う選手も居れば、主要パーツ以外全てトリガーにしてしまう選手だって居るくらいですから!
貴方は、どんな「ヘブンズ・ゲート」が好みですか?


「白青黒ヘブンズ・ゲート」
プレイヤー:凌
成績:団体戦準優勝

-メインデッキ(40)-
3 x 聖鐘の翼 ティグヌス
4 x 音感の精霊龍 エメラルーダ
3 x 真・龍覇 ヘブンズロージア
4 x 奇跡の精霊ミルザム
1 x 封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン
1 x 星龍の記憶
3 x ドラゴンズ・サイン
4 x ヘブンズ・ゲート

3 x エナジー・ライト
3 x クリスタル・メモリー
3 x 龍脈術 水霊の計
2 x ブレイン・チャージャー
2 x 転生スイッチ
2 x 埋没のカルマ オリーブオイル

1 x 復活の祈祷師ザビ・ミラ
1 x 魔天降臨

-超次元ゾーン(8)-
2 x 不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト
1 x 天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン/天命讃華 ネバーラスト
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド
4 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー


 

 

【グレンモルト】

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この手のビートダウンは一時期姿を消していましたが、「NEXT」と「イメン=ブーゴ」が勢力を伸ばしたことによりメタゲームに舞い戻ってきました。

丁度1年前も《超次元ガイアール・ホール》や《未知なる弾丸 リュウセイ》等で相手のマナゾーンを縛っていましたが、今はもっと強烈な武器を手に入れてしまいました。
《メガ・マナロック・ドラゴン》を獲得したことにより、トップメタである「NEXT」「イメン=ブーゴ」「ビッグマナ」に対し有利を取れるようになったのです。
ビートダウンに対しては《龍覇 グレンモルト》を、テンポで勝る相手に対しては《メガ・マナロック・ドラゴン》を、《フェアリー・ギフト》で早期召喚してしまえばゲームは一気に傾きます。

「ヘブンズ・ゲート」が環境に存在する以上、トップメタに君臨するには難しそうではありますが、デッキのポテンシャルはこの環境においても健在です。


「赤緑ギフトドラグナーズ」
プレイヤー:ハザマ
成績:団体戦準優勝

-メインデッキ(40)-
1 x 光牙忍ハヤブサマル

4 x 一撃奪取 トップギア
4 x 若頭の忠剣ハチ公
3 x 早撃人形マグナム
1 x カモン・ピッピー
3 x 龍覇 スコッチ・フィディック
4 x 龍覇 グレンモルト
2 x メガ・マナロック・ドラゴン

4 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 青銅の鎧
1 x 正々堂々 ホルモン
1 x 雪精 ホルデガンス
1 x 次元流の豪力
4 x フェアリー・ギフト
4 x 未来設計図
2 x 父なる大地

-超次元ゾーン(8)-
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 最前線 XX 幕府/熱血龍 GENJI 「天」
1 x 天守閣 龍王武陣 -闘魂モード-/熱血龍 ガイシュカク
1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x ハイドラ・ギルザウルス/死海竜ガロウズ・デビルドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


 

 

【その他】

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今大会も、いわゆるローグデッキ達の勢力は衰えることを知りませんでした。
両日通して10%以上の割合でローグデッキを携えた選手がフィールドに繰り出しており、バッタリ当たってしまった方は彼らの変幻自在な戦略に手を焼いたのではないでしょうか。

残念ながら第4、5回のようにローグデッキ達が戦果を上げることは敵いませんでしたが、それでも彼らは戦場に爪痕を残していきました。
そんな獰猛なデッキリスト達を幾つかご紹介して、アーキタイプ解説の締めとしようと思います。
ビルダー達の思惑と情熱に、思いを馳せながら――


「青赤緑ガチロボ」
プレイヤー:バイソン
成績:個人戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
4 x アクア・サーファー
1 x 斬隠オロチ
2 x 龍覇 M・A・S
4 x ガチャンコ  ガチロボ

3 x ムラマサ・リザード
2 x 紅神龍ジャガルザー
2 x 爆獣ダキテー・ドラグーン
4 x 龍覇 グレンモルト
4 x メガ・マナロック・ドラゴン

4 x 躍喰の超人
4 x 幻影 ミスキュー
4 x フェアリー・ギフト

2 x 無双恐皇ガラムタ

-超次元ゾーン(8)-
2 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
2 x 龍波動空母 エビデゴラス/最終龍理 Q.E.D.+
2 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
2 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン


 

「黒赤緑ロマノフサイン」
プレイヤー:夢現
成績:個人戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
1 x 光牙忍ハヤブサマル

4 x 白骨の守護者ホネンビー
4 x 邪眼教皇ロマノフII世
1 x インフェルノ・サイン

4 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x 超次元ムシャ・ホール

4 x 霞み妖精ジャスミン
4 x 天真妖精オチャッピィ
4 x フェアリー・ギフト
4 x フェアリー・ライフ
1 x マナ・クライシス

1 x 復活と激突の呪印
4 x 煉獄と魔弾の印

-超次元ゾーン(8)-
1 x ブーストグレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x レッド・ABYTHEN・カイザー/シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン
2 x 不死身のブーストグレンオー/爆裂ダッシュ!グレンセーバー政
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ


「青黒緑ジャスティスループ」
プレイヤー:かずー
成績:個人戦予選敗退

-メインデッキ(40)-
4 x 聖霊左神ジャスティス
1 x トンギヌスの槍

1 x スローリー・チェーン

1 x ハイドロ・コミューン
4 x フォース・アゲイン
2 x サイキック・ユー
1 x ホーガン・ブラスター
4 x 龍素知新
1 x 超次元ガロウズ・ホール

1 x デビル・ドレーン
4 x ウェディング・ゲート
1 x ロスト・ソウル

4 x ピクシー・ライフ
4 x 神秘の宝箱
1 x 深緑の魔方陣

2 x 呪術と脈動の刃
3 x 大地と永遠の神門
1 x 英知と追撃の宝剣

-超次元ゾーン(8)-
1 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー
1 x 時空の霊魔シュヴァル/霊魔の覚醒者シューヴェルト
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


 

 

勢力図が目まぐるしく変化していく現環境、そのうちの1ページをご紹介致しました。

個人戦のTier1の使用者数にあまり差が出なかったことが示している通り、この環境は勢力が均衡していたと言えるでしょう。
その中で、選手たちはそれぞれの判断で、思い思いのデッキを携えてフィールドに繰り出しました。

今回”勝ち組”となった「黒単ヘルボロフ」も、決して突出した戦力を誇るわけではありません。
現状を維持すれば、きっと環境変動の荒波に巻き込まれ、一気に”負け組”へと転落してしまうことでしょう。
如何に環境を把握し、如何に環境の1歩、2歩先を読めるかが鍵となる――

 

それでは、また第7回DM静岡CSでお会いしましょう。

 


カテゴリ:メタゲーム・ブレイクダウン