【イベント統計】CSの実態をデータから探る

昨今、プレイヤーが目に見えて増加しており、出場すること自体が困難となりつつあるチャンピオンシップ。
プレイヤーはどれだけ増えているのか。CSの分布はどうなっているのか。
”参加人数”をとっかかりに、CSの現状を調査しました。

○CS動員数は何人?

毎年各地でCSが開催されており、その数は年々増加傾向にあります。いったい、何人のプレイヤーがCSに参加しているのでしょうか。
各年ごとのCSへの参加者数は、以下の通りになっています。

参加者数合計 CS数 平均参加者数
2014 7216 55 131
2013 5872 55 107
2012 5465 49 112
2011 2418 18 134
2010 587 5 117
2009 120 2 60

 

CS数、CSの参加者数は増加傾向にあることがわかります。特に2010年から2012年にかけて大きく数が増えています。
また、2014年の参加者数合計は前年対比23%増となっており、CS数は増えていませんが、中規模CSから大規模CSへの転換が進んでいることを示しています。

他方、CSごとの平均参加者数は2011年から2013年まで減少傾向にあります。これは、当初はわずかに開催されるだけのプレミアムなイベントだったCSが一般的なものとなり、地方でも中規模のCSが開催されるようになったためでしょう。
実際、以下に示すように、参加者180人以上のCS数は増加傾向を保っています。

開催年 参加者180人以上のCS数
2014 16
2013 9
2012 6
2011 2
2010 1

 

では、2015年はどうなっているのでしょうか。
2015年を含む、各年の1-3月の参加者数を見てみましょう。

1-3月の参加者数合計 1-3月のCS数 1-3月の平均参加者数
2015 2764 12 230
2014 1835 13 141
2013 1286 11 117
2012 1385 12 115
2011 0 0 0
2010 0 0 0
2009 0 0 0

 

ここ4年のCS数にほぼ変化はありませんが、参加者数には大きな違いが見られます。2015年の1-3月の参加者数合計は前年対比50%増、2014年も同じく前年対比50%増です。

○CSの開催地域
CSは地域ごとに開催数が違います。どの地域で最もよくCSが開催されているのでしょうか。
合計で5回以上開催されている地域を以下に示しました。

県名 CS開催数
愛知 28
東京 25
神奈川 16
兵庫 15
静岡 13
埼玉 11
宮城 9
大阪 9
新潟 8
山梨 7
京都 6
岡山 5
広島 5
大分 5

 

トップは愛知、次点で東京です。CS開催数の総計は196ですから、上位2県だけで27%を占めていることになります。
5回以上開催されている地域は合計で14県で、これは47都道府県の30%に相当します。
大阪と宮城の開催数が同じというのは結構意外ですね。

また、合計500人以上の動員数を持つ地域は以下の通り。

県名 CS参加者数
愛知 4696
東京 3125
神奈川 2439
静岡 1921
兵庫 1801
宮城 1439
大阪 1300
埼玉 998
新潟 665
奈良 616
広島 605
大分 584
岡山 512

 

おやつCSを擁する愛知県がダントツで高く、概ね開催数と同じ順位になっています。

○CSの開催月
長期休暇に合わせてラッシュとなるCSですが、実際にどの月でCSが最も多く開催されているのでしょうか。

CS数
1月 18
2月 6
3月 24
4月 8
5月 23
6月 7
7月 9
8月 50
9月 17
10月 7
11月 8
12月 19

 

最も多いのは8月、夏休みの最中です。次いで春休み中の3月、GW中の5月ですね。
短いながらも冬休みがある12月、1月や、一部の学生が夏休み中の9月でもやや多めに開催されています。

各月の合計参加人数は以下の通り。

合計参加人数
1月 3309
2月 809
3月 3152
4月 860
5月 2805
6月 689
7月 1304
8月 6680
9月 1632
10月 938
11月 711
12月 1553

 

最も参加しやすいのは8月、参加しづらいのは6月ということになります。6月は祝日のない月ですから、致し方ないところでしょう。

○まとめ
イベント開催数が最も多い地域は愛知県、時期は8月でした。
CSはここ数年、増加の一途をたどっており、特に今年に入ってからは参加者が殺到して参加が難しくなる事態も頻発しています。
イベント定員も大幅に増えているのですが、参加者の増加がそれを上回る状態が続いています。これが年度末であるが故の一過性のものなのかどうかはまだわかりません。
次回は、CS参加層がどのようになっているかを調査したいと思います。


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