人口と権利数から見る店舗予選(2014.デュエマ甲子園)

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明日から公式大会”DM甲子園”のオープンクラス店舗予選が始まります。
事実上の開始は土曜からですが、店舗予選直前ということで、去年の記録と比較しながらDM甲子園を数字で見てみましょう。

全体の権利数

DM甲子園の店舗予選スケジュールは公式サイトにて公開されており、004さんが県別の権利数を集計してくださってので、それをまとめました。
店舗予選は去年の勝-1グランプリから開催期間が見直され日程が短くなっていますが、その去年のデータと合わせて見てみます。

都道府県 2013権利数 2014権利数 前年比
北海道 50 71 +21
青森県 23 27 +4
岩手県 31 38 +7
宮城県 39 39 0
秋田県 22 20 -2
山形県 22 29 +7
福島県 35 35 0
茨城県 25 33 +8
栃木県 8 14 +6
群馬県 29 25 -4
埼玉県 80 84 +4
千葉県 77 68 -9
東京都 132 134 +2
神奈川県 53 56 +3
新潟県 37 25 -12
富山県 24 26 +2
石川県 9 9 0
福井県 17 22 +5
山梨県 24 15 -9
長野県 35 35 0
岐阜県 18 36 +18
静岡県 61 71 +10
愛知県 135 138 +3
三重県 27 27 0
滋賀県 14 9 -5
京都府 33 49 +16
大阪府 145 182 +37
兵庫県 86 90 +4
奈良県 10 13 +3
和歌山県 27 22 -5
鳥取県 12 13 +1
島根県 7 7 0
岡山県 32 38 +6
広島県 61 68 +7
山口県 29 30 +1
徳島県 35 26 -9
香川県 24 15 -9
愛媛県 39 36 -3
高知県 8 10 +2
福岡県 69 41 -28
佐賀県 1 5 +4
長崎県 21 21 0
熊本県 15 15 0
大分県 20 27 +7
宮崎県 22 22 0
鹿児島県 13 14 +1
沖縄県 15 17 +2
合計 1751 1847 +96

権利数の全体はは去年と比べて96枠と5%ほど増えており、店舗予選を突破するのはやや軟化したと言えます。
ただしエリア代表予選の参加人数も増えることになるので、エリア代表になって全国決勝に進むための競争率は高くなりました。

県ごとの権利数の競争率

(県の人口÷その県で開催される店舗予選の数)で、店舗予選の競争率を求めてみました。
老若男女全ての県民が予選に参加するという前提に基づくため、2万倍といった数字が平気で出現します。この数字は単体では意味を持ちませんが、これを他の県と比較することでどの県の競争率が一番低いのかを求めることが出来ます。
まずは去年のデータから見てみましょう。

倍率の順位 都道府県 権利数 人口 競争率 1位の競争率との倍率
1 徳島 35 775,871 22167.74 1.00
2 山梨 24 851,681 35486.71 1.60
3 愛媛 39 1,414,996 36281.95 1.64
4 和歌山 27 987,483 36573.44 1.65
5 香川 24 989,159 41214.96 1.86
6 岩手 31 1,303,351 42043.58 1.90
7 富山 24 1,082,763 45115.13 2.04
8 広島 61 2,849,104 46706.62 2.11
9 福井 17 799,127 47007.47 2.12
10 秋田 22 1,063,168 48325.82 2.18
11 鳥取 12 581,870 48489.17 2.19
12 山口 29 1,431,294 49354.97 2.23
13 宮崎 22 1,126,132 51187.82 2.31
14 山形 22 1,151,863 52357.41 2.36
15 愛知 135 7,425,952 55007.05 2.48
16 福島 35 1,962,333 56066.66 2.53
17 青森 23 1,349,899 58691.26 2.65
18 大分 20 1,185,830 59291.50 2.67
19 宮城 39 2,325,407 59625.82 2.69
20 岡山 32 1,936,575 60517.97 2.73
21 長野 35 2,133,014 60943.26 2.75
22 大阪 145 8,863,324 61126.37 2.76
23 静岡 61 3,736,600 61255.74 2.76
24 新潟 37 2,347,092 63434.92 2.86
25 兵庫 86 5,571,096 64780.19 2.92
26 長崎 21 1,407,904 67043.05 3.02
27 三重 27 1,838,611 68096.70 3.07
28 群馬 29 1,992,432 68704.55 3.10
29 福岡 69 5,085,368 73700.99 3.32
30 京都 33 2,627,313 79615.55 3.59
31 千葉 77 6,195,576 80462.03 3.63
32 埼玉 80 7,208,122 90101.53 4.06
33 高知 8 752,042 94005.25 4.24
34 沖縄 15 1,410,138 94009.20 4.24
35 東京 132 13,216,221 100122.89 4.52
36 島根 7 707,074 101010.57 4.56
37 滋賀 14 1,416,546 101181.86 4.56
38 北海道 50 5,460,668 109213.36 4.93
39 岐阜 18 2,064,940 114718.89 5.18
40 茨城 25 2,945,824 117832.96 5.32
41 熊本 15 1,807,201 120480.07 5.43
42 石川 9 1,162,953 129217.00 5.83
43 鹿児島 13 1,689,397 129953.61 5.86
44 奈良 10 1,389,690 138969.00 6.27
45 神奈川 53 9,072,133 171172.32 7.72
46 栃木 8 1,993,386 249173.25 11.24
47 佐賀 1 843,505 843505.00 38.05

去年の場合、最も競争率が高い佐賀の競争率は最も低い徳島の実に38倍もあり、県によって競争率はかなり変わってくることがわかります。
勿論倍率は都市部のような低年齢層(≒プレイヤー人口)が多い地域ほど上がりますし、予選の日程や時間の被りなど様々な要素で変化しますが、それでも佐賀や栃木で権利を取ることの大変さがわかると思います。

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そして今年。権利戦は、去年と比べてどのように変化しているのでしょうか。

順位 都道府県 権利数 人口 競争率 1位の競争率との倍率 前年の順位
1 徳島 26 769,844 29609.38 1.00 1-
2 岩手 38 1,294,453 34064.55 1.15 6↑
3 福井 22 794,492 36113.27 1.22 9↑
4 愛媛 36 1,405,051 39029.19 1.32 3↓
5 山形 29 1,141,260 39353.79 1.33 14↑
6 富山 26 1,076,158 41390.69 1.40 7↓
7 広島 68 2,840,211 41767.81 1.41 8↓
8 大分 27 1,178,775 43658.33 1.47 18↑
9 鳥取 13 577,642 44434.00 1.50 11↑
10 和歌山 22 979,354 44516.09 1.50 4↓
11 山口 30 1,420,003 47333.43 1.60 12↑
12 大阪 182 8,860,280 48682.86 1.64 22↑
13 青森 27 1,336,155 49487.22 1.67 17↑
14 岡山 38 1,930,446 50801.21 1.72 20↑
15 宮崎 22 1,120,450 50929.55 1.72 13↓
16 静岡 71 3,715,901 52336.63 1.77 23↑
17 秋田 20 1,050,244 52512.20 1.77 10↓
18 京都 49 2,620,210 53473.67 1.81 30↑
19 愛知 138 7,434,996 53876.78 1.82 15↑
20 福島 35 1,946,580 55616.57 1.88 16↓
21 山梨 15 845,956 56397.07 1.90 2↓
22 岐阜 36 2,053,286 57035.72 1.93 39↑
23 宮城 39 2,328,143 59695.97 2.02 19↓
24 長野 35 2,120,076 60573.60 2.05 21↓
25 兵庫 90 5,556,788 61742.09 2.09 25-
26 香川 15 985,387 65692.47 2.22 5↓
27 長崎 21 1,396,461 66498.14 2.25 26↓
28 三重 27 1,829,063 67743.07 2.29 27↓
29 高知 10 745,070 74507.00 2.52 33↑
30 北海道 71 5,430,909 76491.68 2.58 38↑
31 群馬 25 1,984,334 79373.36 2.68 28↓
32 沖縄 17 1,416,587 83328.65 2.81 34↓
33 埼玉 84 7,221,806 85973.88 2.90 32↓
34 茨城 33 2,933,381 88890.33 3.00 40↑
35 千葉 68 6,193,007 91073.63 3.08 31↓
36 新潟 25 2,330,797 93231.88 3.15 24↓
37 東京 134 13,286,735 99154.74 3.35 35↓
38 島根 7 702,237 100319.57 3.39 36↓
39 奈良 13 1,383,549 106426.85 3.59 44↑
40 鹿児島 14 1,679,848 119989.14 4.05 43↑
41 福岡 41 5,090,712 124163.71 4.19 29↓
42 熊本 15 1,891,495 126099.67 4.26 41↓
43 石川 9 1,159,015 128779.44 4.34 42↓
44 栃木 14 1,987,119 141937.07 4.79 46↑
45 滋賀 9 1,416,952 157439.11 5.32 37↓
46 神奈川 56 9,081,742 162173.96 5.48 45↓
47 佐賀 5 839,615 167923.00 5.67 47-

去年と同じく1位は徳島、最下位は佐賀ですが、その2県同士を比較した場合の倍率は5.7倍。去年の38倍に比べて大きく格差が改善されたと言えます。
競争率の高い県の権利数が減って低い県の権利数が増えており、県ごとの格差の是正が試みられたことがわかります。
最も順位が変動したのは22位の岐阜であり、権利数が18枠増えたことにより去年の39位から17位も順位を上げました。

エリア予選の競争率

出場枠 2013権利数 2014権利数 2013競争率 2014競争率
北海道 1 50 71 50 71
東北A 1 76 85 76 85
東北B 1 86 100 86 100
関東 3 428 429 142.7 143
北陸 1 87 82 87 87
中部 2 276 307 138 153.5
関西 2 315 365 157.5 182.5
中国 1 141 156 141 156
四国 1 106 87 106 87
九州A 1 106 94 106 94
九州B 1 55 44 55 44
沖縄 1 15 17 15 17
合計 16 1741 1837 108.8 114.8

エリア予選の競争率は1番低い沖縄に対して関西がその約11倍と、店舗予選の格差とは対照的に去年よりも広がっています。
2番目に低い九州Bの競争率が去年に比べて下がっており、エリア予選を突破するためには、理論上沖縄に続いて狙い目であると言えます。

まとめ

去年に引き続き、数字の上では店舗予選を突破するなら徳島が、エリア予選なら沖縄が一番競争率が低いという結果になりました。
店舗予選の競争率が去年に比べ全体的に均されていたことは数字を並べてみて初めて気づいたことであり、次のためにも記録を残しておこうと思います。
あなたがお住まいの地域はどうでしたか?


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