【第8回DM藤枝CC】RevF限定戦上位デッキ紹介

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 RevF限定戦にて開催された、第8回DM藤枝CC
 今回は、第1部と第2部それぞれでTop4入賞を果たした、計8名の選手のデッキをご紹介したいと思います。

 

アツイ選手 - 「白黒赤緑t青バスター」
第8回DM藤枝CC 第1部 優勝 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:b2abc6829d21672e9c4858736880bcf6

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x メンデルスゾーン
2 x 獅子王の遺跡
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
2 x 音精 ラフルル
2 x トップ・オブ・ロマネスク
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
3 x 葉嵐類 ブルトラプス
2 x 悪革の怨草士 デモンカヅラ
3 x 永遠のリュウセイ・カイザー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
2 x 百族の長 プチョヘンザ
3 x 蒼龍の大地

 

 第5回DM藤枝CC王者が2度目の王座に就きました。

 フォーマットは違えど、今回も「バスター」を使用しての優勝。
 RevFでも黒赤緑メインの「バスター」は本命と囁かれるくらいのデッキパワーを誇っておりますが、アツイ選手は敢えて《トップ・オブ・ロマネスク》等の優秀なマナブーストから高コスト域のカードを投げ込める白黒赤緑メインの構築を選ばれました。

 注目すべきは《永遠のリュウセイ・カイザー》の枚数。
 このカラーリングでは採るとしたら2枚が一番多かったですが、アツイ選手は1枚多く3枚採っております。
 これは《裏切りの魔狼月下城》対策は勿論、《百族の長 プチョヘンザ》と《リュウセイ・カイザー》を複数立てることをひとつの目標としているからなのではないでしょうか。黒赤緑型よりもマナブースト力に優れるこのタイプは、まるでビッグマナのような戦い方も可能です。
 最速3ターンで《蒼き団長 ドギラゴン剣》を着地させられる速さはそのままに、ロングゲームとなった際のプランも太くしてあったことが、今回の勝因のひとつであると考えられます。

 


 

エクス選手 - 「黒赤緑バスター」
第8回DM藤枝CC 第1部 準優勝 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:546c3f61d1042113635915724a1044d5

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 爆砕面 ジョニーウォーカー
2 x ダーク・ライフ
4 x 獅子王の遺跡
1 x インフェルノ・サイン
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
3 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
4 x リュウセイ・ジ・アース
4 x 葉嵐類 ブルトラプス
3 x 悪革の怨草士 デモンカヅラ
2 x 永遠のリュウセイ・カイザー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
4 x 蒼龍の大地

 

 黒赤緑型の「バスター」で準優勝。
 この環境の「バスター」では珍しく、メインの色以外を一切タッチすらしないソリッドな構築です。

 強力な呪文トリガーが多数ある環境ですので、どうしても《音精 ラフルル》を採りたくなるのですが、エクス選手はこれをカット。その分、《リュウセイ・ジ・アース》《悪革の怨草士 デモンカヅラ》《葉嵐類 ブルトラプス》《蒼龍の大地》といった削りがちなスロットがしっかり厚く採られております。
 前のめりな構築ゆえ、用意するまでに時間の掛かりそうな《音精 ラフルル》よりも、デッキコンセプトを太くしたことが功を奏したか。

 


 

たと選手 - 「白青ミラダンテXII」
第8回DM藤枝CC 第1部 3位 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:8f1529f29b859a7aa22172a229351624

4 x エナジー・ライト
3 x ファイナル・ストップ
4 x スパーク・チャージャー
4 x ドラゴンズ・サイン
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
2 x 幸弓の精霊龍 ペガサレム
4 x 禁断機関 VV-8
4 x 大聖堂 ベルファーレ
3 x 星光の旋律 ベルファーレ
4 x 音階の精霊龍 コルティオール
4 x 時の法皇 ミラダンテXII

 

 前日の中国・四国エリア代表決定戦にてセンセーショナルなデビューを飾った「ミラダンテXII」が、この藤枝CCの舞台でも上位に食い込んで参りました。
 そのトリガーの厚さと《大聖堂 ベルファーレ》《時の法皇 ミラダンテXII》のロック力が最大の魅力ですが、たと選手もそれらをしっかり採っております。

 たと選手は《ファイナル・ストップ》を3枚採用していますが、この枠が人によってトリガーやメタカードに振ったりする枠になるようです。攻めのカードとも言えるこのカードを3枚採っているあたり、このリストは若干前のめり気味にビルディングされているのかもしれません。
 ちなみにエリア代表決定戦では《永遠のリュウセイ・カイザー》をタッチしているリストも散見されましたが、たと選手は使用せず。上位には《裏切りの魔狼月下城》を採用している構築が少なかったので、ここはたと選手の読み勝ちか。

 


 

サイタ選手 - 「白黒赤緑t青バスター」
第8回DM藤枝CC 第1部 4位 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:73bb09f95839d4f386e8be2507c3437c

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
3 x 裏切りの魔狼月下城
4 x 終末の時計 ザ・クロック
4 x 獅子王の遺跡
2 x 青音の精霊龍 リンガール
3 x 雷鳴の守護者ミスト・リエス
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
2 x トップ・オブ・ロマネスク
2 x 音精 ラフルル
3 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
3 x 永遠のリュウセイ・カイザー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン
4 x 蒼龍の大地

 

 ほぼ5cの「バスター」で4位入賞。
 アツイ選手の構築に近いですが、性質は若干異なります。

 《メンデルス・ゾーン》という初動を切り、《裏切りの魔狼月下城》《雷鳴の守護者ミスト・リエス》《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》を採用しているあたりから、ロングゲームに長けた構築を目指していることがうかがえます。
 また、このカラーリングではあまり採られていない《終末の時計 ザ・クロック》《青音の精霊龍 リンガール》が採られているのも特徴的。序~中盤のワンショット阻止から終盤攻め込む際の保険役までこなしてしまいますから、相手からすればゲームを通して厄介となること間違いないでしょう。

 


 

ハイド選手 - 「白黒赤緑t青バスター」
第8回DM藤枝CC 第2部 優勝 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:24be01d6945cd5861a26cd7af74ad8e4

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
3 x メンデルスゾーン
3 x 謎帥の艦隊
3 x 獅子王の遺跡
2 x 音精 ラフルル
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
3 x トップ・オブ・ロマネスク
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
2 x 悪革の怨草士 デモンカヅラ
2 x 葉嵐類 ブルトラプス
3 x 蒼龍の大地
2 x 百族の長 プチョヘンザ
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

 

 第1部、第2部ともにこのカラーリングの「バスター」が優勝となりました。

 ハイド選手のリストで注目したいのは《謎帥の艦隊》の採用。
 《メンデルスゾーン》を採っていながら、《獅子王の遺跡》《蒼龍の大地》といった呪文を必要以上に削ることなく、更に青い呪文を3枚も採用することに踏み切っております。

 リスキーな選択ではありますが、この呪文にはそれに見合った対価があります。
 多色マナ武装で3体バウンスする強烈なトリガーとして防御力の底上げになっているのは勿論なのですが、このカードは「ビッグマナ」系が狙ってくる《永遠のリュウセイ・カイザー》《百族の長 プチョヘンザ》を複数立てての盤面ロックを1枚で解決してしまうことが出来るのです。しかもたったの3マナ。
 実際に準決勝でヒロリン選手の「ビッグマナ」と相対した際にも、中盤に《百族の長 プチョヘンザ》で盤面に蓋をされているところを、《謎帥の艦隊》《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》からの革命チェンジ《蒼き団長 ドギラゴン剣》であっという間に突破して勝利を収めております。

 相性的に一長一短なカードではありますが、その威力は確かなもの。今回はアイディアと挑戦が勝利です。

 


 

どりあん選手 - 「白黒赤緑t青バスター」
第8回DM藤枝CC 第2部 準優勝 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:8c11bd65696812ac16a02c116cfc1d9f

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x メンデルスゾーン
4 x 獅子王の遺跡
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
2 x 音精 ラフルル
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
2 x リュウセイ・ジ・アース
3 x 葉嵐類 ブルトラプス
2 x 悪革の怨草士 デモンカヅラ
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
2 x 百族の長 プチョヘンザ
4 x 蒼龍の大地

 

 準優勝もこのカラーリング。実に各Top4の8名中、4名がこのタイプでした。

 どりあん選手も《メンデルスゾーン》を採用しながら、それ自体を含む呪文3種を一切削っておりません。
 《メンデルスゾーン》《獅子王の遺跡》で高マナ域へ一気に到達し、手札からでもシールドからでも強い《蒼龍の大地》を叩きつけていきます。

 ちなみにこのリストの単色カードの枚数は7枚、ここでご紹介するデッキの中で一番少ないです。4投された《獅子王の遺跡》の多色マナ武装を成功させる為、ギリギリまで削られていますね。
 これまたリスキーかもしれないチューニングですが、やはりそのリターンも絶大。

 


 

ヒロリン選手 - 「白青赤緑ビッグマナ」
第8回DM藤枝CC 第2部 3位 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:f6c66cee1749404a69c5d7319dd5fd89

2 x オリオティス・ジャッジ
4 x ジオ・ブロンズ・マジック
3 x 獅子王の遺跡
2 x 雷鳴の守護者ミスト・リエス
2 x Dの楽園 サイケデリック・ガーデン
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
2 x 飛散する斧 プロメテウス
2 x トップ・オブ・ロマネスク
1 x 革命のD ビッグバン・フェスライブ
3 x 音階の精霊龍 コルティオール
3 x 永遠のリュウセイ・カイザー
4 x 百族の長 プチョヘンザ
1 x 族長の魂友 ワチャゴナ
3 x ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン
4 x 蒼龍の大地

 

 2種のD2フィールドを採用した「ビッグマナ」が第2部3位入賞。

 やはり目につくのは合計7枚の《永遠のリュウセイ・カイザー》《百族の長 プチョヘンザ》達。4枚の《蒼龍の大地》と併せて、膨大なマナから次から次へと並んでいき制圧。
 《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》《革命のD ビッグバン・フェスライブ》により除去耐性もバッチリですね。

 そしてコントロールのフィニッシャーと言えば、やはり《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》です。
 盤面を掌握したら、これを走らせて安全にゲームを閉めましょう。

 


 

フルス選手 - 「黒赤緑t白青バスター」
第8回DM藤枝CC 第2部 4位 / RevF限定戦(2016.12.04)
DMvaultハッシュ:f3f51225880fdf3c0b25b0ea8bb6a9b1

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
3 x 裏切りの魔狼月下城
4 x ダーク・ライフ
3 x 獅子王の遺跡
4 x 青寂の精霊龍 カーネル
2 x 音精 ラフルル
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
3 x Mの悪魔龍 リンネビーナス
3 x 葉嵐類 ブルトラプス
2 x 悪革の怨草士 デモンカヅラ
2 x 永遠のリュウセイ・カイザー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
2 x 百族の長 プチョヘンザ
3 x 蒼龍の大地

 

 黒赤緑メインに白の多色ドラゴン3種をタッチした「バスター」で第2部4位入賞。

 《裏切りの魔狼月下城》や《百族の長 プチョヘンザ》を採用しており、このタイプの中ではコントロール色が強い構築です。攻め込むタイミングを後ろにずらしているおかげで、《音精 ラフルル》を呼び込む余裕もありそうですね。

 ちなみにこのカラーリングは非常に人気を集めましたが、このリストのようなコントロール寄りの構築は少なく、殆どが攻撃的なものばかりでした。
 似たようなカードの組み合わせでも、考え方によっては全く別物。

 

 

 以上、第1部と第2部それぞれのTop4の皆様とデッキリストのご紹介でした。
 改めまして皆様、ご入賞おめでとうございます!


カテゴリ:デッキ解説(限定)