人口と権利数から見る店舗予選(全国大会2017)

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メルキスです。
最近は変種ルール館の方でDMEDHをはじめとした変種ルールの記事を書いているため、本館だとお久しぶりですね。
明日から全国大会2017の後半の店舗予選が始まります。
今年の権利戦の集計はどうなっているのでしょうか?

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■全体の権利数

各県の権利数を、8月を前半、10月を後半として、それぞれの合計を去年のものと比較します。
※GP上位者、DMPポイントランキング上位者枠は除外

都道府県 2016合計 2017前半 2017後半 2017合計 前年比
北海道 74 41 42 83 +9
青森県 48 30 29 59 +11
岩手県 43 28 27 55 +12
宮城県 49 36 26 62 +13
秋田県 26 17 19 36 +10
山形県 32 16 18 34 +2
福島県 38 29 27 56 +18
茨城県 60 39 37 76 +16
栃木県 30 16 13 29 -1
群馬県 38 25 21 46 +8
埼玉県 100 59 49 108 +8
千葉県 129 66 66 132 +3
東京都 180 131 113 244 +64
神奈川県 79 64 57 121 +42
新潟県 49 32 31 63 +14
富山県 26 14 11 25 -1
石川県 31 17 15 32 +1
福井県 26 15 18 33 +7
山梨県 21 12 12 24 +3
長野県 53 27 27 54 +1
岐阜県 46 30 32 62 +16
静岡県 62 34 33 67 +5
愛知県 190 118 116 234 +44
三重県 29 25 23 48 +19
滋賀県 17 14 10 24 +7
京都府 65 45 43 88 +23
大阪府 213 136 126 262 +49
兵庫県 115 92 77 169 +54
奈良県 24 16 13 29 +5
和歌山県 25 14 13 27 +2
鳥取県 12 8 8 16 +4
島根県 15 11 8 19 +4
岡山県  56 38 33 71 +15
広島県 63 37 38 75 +12
山口県 47 25 25 50 +3
徳島県 42 22 19 41 -1
香川県 28 14 14 28 0
愛媛県 35 22 19 41 +6
高知県 10 5 4 9 -1
福岡県 79 46 45 91 +12
佐賀県 4 5 5 10 +6
長崎県 28 11 9 20 -8
熊本県 25 11 10 21 -4
大分県 36 16 13 29 -7
宮崎県 27 15 13 28 +1
鹿児島県 12 6 7 13 +1
沖縄県     19 8 9 17 -2
合計 2456 1538 1423 2961 +505

権利数は去年に引き続き約500席と大幅に増加しています。
5年間の推移を見てみましょう。

Rev期と比べると2年間で権利数が1.5倍以上の急激な増加が起きていることがわかります。

■各県の権利比

次に(県の人口÷その県で開催される店舗予選の数)で、店舗予選の競争率を求めてみます。
老若男女全ての県民が予選に参加するという前提に基づくため、競争率の数字自体には意味を持ちませんが、これを他の県と比較することでどの県の競争率が一番低いのかを求めることが出来ます。
倍率は都市部のような低年齢層(≒プレイヤー人口)が多い地域ほど上がり、予選の日程や時間の被りなど様々な要素で変化しますが、ある程度権利の取りやすさの参考にすることができます。

順位 都道府県 2017権利数 人口 競争率 1位の競争率との倍率 前回順位との比較
1 徳島県 41 750210 18297.80488 1 1-
2 青森県 59 1293619 21925.74576 1.198271919 2-
3 岩手県 55 1268083 23056.05455 1.260044836 3-
4 福井県 33 782232 23704 1.295455939 5↑
5 岡山県  71 1915401 26977.47887 1.474356025 7↑
6 山口県 50 1393904 27878.08 1.523575106 4↓
7 秋田県 36 1009705 28047.36111 1.532826549 12↑
8 京都府 88 2605731 29610.57955 1.618258569 17↑
9 愛知県 234 7507691 32084.14957 1.753442546 13↑
10 岐阜県 62 2022785 32625.56452 1.783031611 21↑
11 兵庫県 169 5520575 32666.12426 1.785248257 27↑
12 山形県 34 1113029 32736.14706 1.789075098 9↓
13 愛媛県 41 1374881 33533.68293 1.832661521 14↑
14 大阪府 262 8837812 33732.10687 1.843505661 20↑
15 福島県 56 1900106 33930.46429 1.854346164 31↑
16 山梨県 24 829884 34578.5 1.8897622 16-
17 香川県 28 972156 34719.85714 1.897487561 8↓
18 和歌山県 27 953924 35330.51852 1.930861038 11↓
19 鳥取県 16 569579 35598.6875 1.945516839 26↑
20 石川県 32 1150818 35963.0625 1.965430429 10↓
21 新潟県 63 2285856 36283.42857 1.982938872 24↑
22 島根県 19 689817 36306.15789 1.984181061 23↑
23 宮城県 62 2329431 37571.46774 2.05333197 25↑
24 三重県 48 1807611 37658.5625 2.058091818 35↑
25 広島県 75 2838494 37846.58667 2.068367595 22↓
26 茨城県 76 2907262 38253.44737 2.090603087 29↑
27 長野県 54 2087997 38666.61111 2.113183049 15↓
28 宮崎県 28 1095959 39141.39286 2.13913052 18↓
29 大分県 29 1159634 39987.37931 2.185364833 6↓
30 富山県 25 1061393 42455.72 2.32026302 19↓
31 群馬県 46 1966381 42747.41304 2.336204442 32↑
32 奈良県 29 1356950 46791.37931 2.557212716 33↑
33 千葉県 132 6240408 47275.81818 2.583687961 28↓
34 静岡県 67 3686945 55029.02985 3.007411557 34-
35 東京都 244 13636222 55886.15574 3.054254656 42↑
36 福岡県 91 5106707 56117.65934 3.066906643 36-
37 滋賀県 24 1413079 58878.29167 3.217778966 44↑
38 北海道 83 5352306 64485.61446 3.524226807 40↑
39 埼玉県 108 7288081 67482.23148 3.687996015 39-
40 栃木県 29 1968425 67876.72414 3.709555577 37↓
41 長崎県 20 1366514 68325.7 3.734092721 30↓
42 神奈川県 121 9145572 75583.23967 4.130727165 45↑
43 高知県 9 720907 80100.77778 4.377616786 41↓
44 佐賀県 10 828388 82838.8 4.527253436 47↑
45 熊本県 21 1774538 84501.80952 4.618139175 38↓
46 沖縄県     17 1439913 84700.76471 4.629012347 43↓
47 鹿児島県 13 1637073 125928.6923 6.882174837 46↓

佐賀県がそれまで長らくいた最下位から脱出しました。
県同士の競争率の格差は狭まっており、これまで権利数が極端に少なかった県のボトムアップがされていることがわかります。

■エリア代表の競争率

最後にエリア代表決定戦の競争率を求めてみます。
今年からエリアの区分が大きく変更されていますが、果たしてどの地域が一番全国に進みやすいのでしょうか?
※GP優勝、準優勝及びDMPポイントランキング枠(おそらく3枠程度?)、ジャッジ大会は除外

ブロック 権利数 出場枠 競争率
北海道 83 1 83
北東北 150 1 150
南東北 152 1 152
北関東 151 1 151
関東 605 5 121
甲信越 141 1 141
北陸 90 1 90
東海 411 3 137
関西 599 5 119.8
中国(1日目) 120 1 120
中国(2日目) 112 1 112
四国 119 1 119
北九州 150 1 150
南九州・沖縄 79 1 79
合計 2961 24 123.375

北海道、北陸、南九州・沖縄ブロックの競争率が低いものの、それ以外のエリア間の競争率のばらつきはかなり抑えられていることがわかります。
競争率の低いブロックはDMPポイントランキングでは不利な条件のブロックでもあるので、意図的にバランス調整された結果なのかも知れません。
エリアを細かく区切ったメリットがわかりやすく表れていると言えます。

■まとめ
県及びエリア間の競争率に対し、格差の是正が試みられていることがわかりました。
前回、DMGP3rdの定員2000に対して権利数2500なのを見て、当時のアクティブな競技人口の指標と見なしましたが、今年の権利数はそこから更に増加しており、この勢いがどこまで続くか興味深いです。
それでは、来年もまたお会いしましょう。


カテゴリ:統計